随分と以前より、槍沢と飛騨沢は行きたいところであった。日帰りでツアする人たちもいるが体力の無い私としてはも日帰りに無理だし両方の沢はまして無理。そうかと言ってテント泊では快適な滑りができない。・・・と、言うことで一大決心をして小屋泊まり山行となった。初日は結構な距離で新穂高〜槍沢ロッジまでである。登り1800,下り1200mである。飛騨乗越に着く頃にはバテバテ状態であった。
新穂高温泉無料駐車時5:40〜穂高平6:28〜チビ谷8:50/9:08〜南沢出合10:05〜飛騨沢2315m地点12:05/12:20〜飛騨沢2600m地点13:30/13:50〜飛騨沢2900m地点15:10〜飛騨乗越15:50/16:25〜大槍ロッジ16:30〜槍沢2130m地点17:05〜槍沢ロッジ17:40
滝谷出合

新穂高温泉の無料駐車場からMTBにまたがり林道を行く。登りではほとんど自転車を押してゆく。穂高平小屋はまだ閉まっている感じだった。しばらくはMTBが使えるが、だんだんと雪が残るようになり、柳谷向こうのカーブミラー柱に自転車をデポした。ここからはスキーかと思いきや、所々雪が切れてしまう。白出沢は全く雪が無かった。この先の登山道も雪が無い部分が多く、板を担ぐ。結局スキー板を安心して使えたのは滝谷手前からであった。
槍平小屋のテント場と穂高

槍平小屋につく頃には水筒が随分消費してしまっていた。どこかに水は出てないかと思いきや小屋の屋根よりツツーと水がしたたっている。早速これで水筒満タンにさせて頂いた。小屋の裏には数張りのテントがあった。水分も補給したので飛騨乗越までの長いの登りに出発した。小屋を振り返ると穂高が綺麗だった。
飛騨沢つめる(しんどい)

飛騨沢は右に大きく曲がり大斜面へと繋がる。明日の滑降が楽しみな超大斜面である。、、、しかし上に小さく見えているに小屋には中々近づかない。まだまだあんなに遠いと思うと気がめいり、スピードが上がらない。
昨日行った抜戸岳が背後に

槍平で一緒だった後続の人たちも飛騨沢に入ってきた。良く見ると先ほど一番後ろにいた人が先頭でバンバン登っている。しばらくすると私たちも追い抜かれた。短パンの外人さんである。何とも速いペースで足が動きまくっている。基礎体力の差であろうか? 途中から岩稜帯に入りダイレクトに槍のテント場に上がっていってしまった。うーん、すごい。
テレマーカーと鷲羽と水晶

やっと2850mぐらいまで高度を上げて一休みしていると、飛騨乗越からテレマーカが滑り降りてきた。ちょうど水晶を背景にして滑ってくれたので一枚撮らせて頂きました。ここから見ると鷲羽の東面も登り返しにはなるがとても良さそうな斜面が広がっている。
やっと飛騨乗越に到着、やっと槍が見えた

予想以上にペースが落ちた飛騨乗越に到着。ここで約3000mの標高である。太田さんは私から遅れること30分で到着。ここまで槍の姿は見えないのであるので、やっとの対面である。ここまで遠かった〜。
ここで槍沢ロッジにいるはずの佐藤さん
と交信が成功し、今日の宿泊の予約をお願いした。夕飯無しと言うのは何とか回避できた。
4時半、固くなった槍沢に飛騨乗越から滑り込む

既に東斜面の槍沢にはほとんど陽が当たっていない。飛騨乗越直下の斜面も固く、おまけに少し急なので少々ビビリながら槍沢への滑降ほ開始した。エッジは一応利くが転倒するとカール底まで止りそうも無かった、慎重に滑った。
陽が当たる場所だとシュプールが残った

殺生ヒュッテ上の斜面辺りはまだ陽が指していたので、雪も柔らかろう、と思い目指していった。案の定、まだザラメっぽくここならターンし易い。しかしこの日差しも1分も経たないうちにどんどん日陰部分が多くなっていく。太田さんが降りてくることには大分と日陰が伸びてきてしまったいた。
疲れ切っている太田さん

さすがに飛騨沢は大きく長く高く疲れる。飛騨乗越で休憩もそこそこの太田さんはお疲れ気味。息を整えないとこの先の槍沢ロッジまでもたない。
夕闇迫る中、沈む太陽と競争で滑る

空の色がだんだんと赤みを増してくる。槍沢を登っている人も僅かである。暗くなったらイヤなのでとにかくバンバンと滑り込んで行く。左岸側の斜面は、遅くまで太陽にあたっていたせいか、雪は固くはなっていたなかったが、ちょうどザラメがまたくっついてどんどん氷化していった。
ここまで来れば後は緩やかな斜面を槍沢ロッジまでだ

大曲まだ来れば後は槍沢ロッジまでわずかである。17時40分 槍沢ロッジに到着。佐藤さんの出迎えをうけた。直ぐに夕食とのことで食堂でビールで乾杯。大変美味しかった。久しぶりに12時間山行となってしまい、40を越える体には厳しい一日だったが、槍沢を滑れたのは満足。

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槍沢3000m(新穂高〜飛騨乗越〜槍沢ロッジ)テレマークスキーツアー


歩行:12時間   メンバー:太田、塚田
場所:北ア     記 録 日:2004年5月1日
5月2日の飛騨沢(槍沢ロッジ〜槍沢〜飛騨沢〜新穂高温泉)はこちら