もともと下川田山塊の今早出川の割石沢を目指していたのだが、例の新潟中越・会津の超大雨でとても入渓はできない、と前日判断し転進したのがこの沢である。南方面に行けば天気は良いだろう、南アルプスとか中央アルプスとか御岳周辺とか、上高地周辺とかいろいろ吟味して、まぁこの沢を行って見ましょうと勝手な判断で某沢Tに決定。予感はまぁまぁ的中し、雨に多少は降られたものの大雨にはならなかった。同じ時期、すぐ近くの福井県でも大雨だったのだが、何とか洪水で身の危険を感じることも無く、無事いろいろ楽しみました。
さて、その某沢Tの山行。某所で朝5時待ち合わせとするが、二度寝してしまい、少々遅れて待ち合わせ場所に到着した。既に東京
組の車は駐車場に1台のみ停まっていた。
入渓は山越えの下降スタイルで入る

時間的と体力的な問題のため、楽チン方法である山越えで入渓する。とは言うものの楽チンとも言えず、藪漕ぎの後、何とか某沢Tの源流部分におりたった。休憩の後、早速現われるのが、滝滝滝である。ここは右岸の岩だなの足場から流木へ足を掛けて降りることができた。
ザイル利用した最初の滝の下降

滝滝滝を越えていくとどう見てもザイルがいりそうな滝が現れる。滑れば滝つぼに落ちて怪我をしそうなのでここで初めてザイルの登場となる。しかし、確保する支点が無い。見上げれば前方上に木が張り出している。投げ縄で木にザイルを通すのだが、これがうまくいかない、20回程度投げ縄してやっと成功。これで支点バッチリ。後は木が抜けないことをお願いして懸垂でくだります。
こちらは滝またぎで降ります。

次の二段の滝。一段目を降りれば何とかなりそう。だが、つるつる石で滑りそう。滑ったらキレイに滝つぼへウォータースライダーできてしまいそうなので、ここもザイル確保で降りる。右と左に棚があるのだが、滝の流れの中の下降なので右左にうまく移動せねばならない。
今回の核心部と思われる滝の下降

しばらく緩い流れの中を下っていくとまたしても滝である。落差は今までで一番ありそうである。シッカリ滝つぼもキレイにできている。当然ザイルで懸垂である。支点を作って順番におりますが、懸垂しながら左手に移動してうまく着地点を目指しています。ここは水しぶきが絶えずかかり、体が冷えてしまうのでさっさと処理したいところです。
私も降ります

同じ場所の懸垂をする私です。一応それなりにホールドがある壁ですが、滑ったら、深い滝つぼにドボンなのです。登りはまだ良いですが、下降はそれなりに注意が必要です。着地点は滝つぼの水中の中です。良いスタンスを確保しないといけまません。
さらにへつりが続きます

次から次へと夏の沢らしいイベントが待っています。結構水中に良い岩だながあったりしますので、あせらずへつるのが得策です。ビッショリ全身水浸しになってキレイサッパリとなりました。
岩魚の三枚下ろし

なんやかんやで沢を下降するととってもよさそうな天幕場に出会いました。今日はここで泊やぁ、と言うことで即テントを張ります。
そして岩魚ちゃんに会いに竿を持って出かけます。さっそく天幕場の前で釣り上げて、これはこれはと言う状態になりましたが、その後意外にもチビ岩魚しか釣れません。それてせも何とか食糧分を確保して引き上げました。そしてテントの中で岩魚料理に精を出します。
明け方まで雨だったが晴れた

昨夜は岩魚づくしをやっている間に睡魔に襲われて就寝。夜半より雨が結構強く降っていたが、明け方には上がった。青空も出できている。早速焚き火である。やっぱ沢は焚き火が付いていないと寂しいのである。・・・しかし岩魚を焼いている時間は無いのでゴミを焼きました。
今回一番の大物

今日は引き返します。ついでに昨日岩魚ちゃんにお世話になったので、上流に岩魚を放流することにしました。もっともっと岩魚ちゃんが増えてくれる願いなのです。
で、テントをたたみ、スーパの袋をもって釣りあがります。昨夜の雨のため水かさが10cmは増えています。・・・水が動いた・・・様で昨日よりも岩魚チャンの食いつきと型が良いです。枝沢が滝となって合流する淵には尺岩魚ちゃんがいました。なかなかの型でした。
喜ぶ二人

なかかなの型の岩魚ちゃんが水の中から現われました。思わず喜んでしまいました。早速放流魚のボスとして確保です。
それにしても美しい滝の淵から上がってきた時はちょっと感動ですね。
放流する最後の一尾を魚止めの淵で確保

放流魚の確保はここまでです。ここからは滝場となるのでスーパーの袋へ最後の確保した一匹をいれます。全部で計8尾です。袋は2つ、4尾づつ入れます。新鮮な空気を一杯つまった水を頻繁に交換しないといけません。なかなか大変です。適度に穴があいている袋の方が水の交換時期がわかって良かったです。
さて、突入です

泡立つ淵に突入し、岩場の手がかりを探します。激しい流れなのでザックは付けず空身です。うまくへつって行かなくてはなりません。でも胸まで程度の深さなので意外とあっさりと滝下に到達し、登ります。
滝上でザイルをしまう

滝上からは緑緑の谷が全望できます。この谷、こじんまりしていてそれでいていろいろ詰まっている感じでとても良いです。また何度も来たい谷です。
さて、まだまだ滝は続きます。重たいスーパー袋をもって滝を登ったりするのは大変ですが明日の岩魚君たちの繁栄のために頑張ります。

ここもザイル確保で登ります

ザイルを出した最後の滝です。我々は中段でトラバースして登りましたが佐藤さんは中央突破で登ってきました。意外にも手がかりがあって登り易かった? みたいです。
放流場所に到着

滝場を越えた上流のとある水溜りに苦労してあげた岩魚ちゃんたちを放流します。全部で7尾、途中1尾は滝場の中で外に飛び出てしまいました。
静かに水の中にいれると最初は静かにしていた岩魚ちゃんたちも1尾、また1尾と流れの中に姿を消していきました。大きくなってたくさんの子供を生んでくれるといいです。また5年後ぐらいに来たいですね。そのときどうなっているか楽しみです。
それでも滝場はまだ続く

いい加減滝はもう無いと思っていたらまだありました。
でも簡単に登れます。中央突破コースで滝中の快適な登りです。
沢を離れて下山です

下山はヤブ中を突破です。低木のヤブもあれば笹ヤブもあればでヤブ天国です。虫が少なかったことが救いでした。それでもブヨには5ヶ所程度かまれ、今は痒いです。まいったまいった。
トライアルMTBが活躍

山岳サイクリングに最近凝っている太田さんが自転車で下ります。右側の沢に落ちれば中々絵になる写真なのですか、残念なことに落ちません。なお、この自転車はシングルギアで車重8kgと言う超軽量仕様とのこと。
締めは温泉で

当然です。もちろんです。最後は温泉です。しかしこのお風呂も上部に落石の危険性が極めて大のため・・・(今にも落ちてきそうなでかい岩がある。)ゆっくりと楽しめはしませんでした。
この間行った時とは地形が変わっていました。落石の様です。

そんなこんなで沢と岩魚、それに温泉を楽しんで解散となりました。

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長野県の某沢T


歩行:いっぱい    メンバー:太田、佐藤、塚田
場所:長野県     記 録 日:2004年7月17日-19日