仕事疲れでくだびれた体ではあるが、やはり冬は山スキーでる。やはり行くしか無いのです。不眠傾向であるものの久しぶりに浅間山に出かけることにしました。少し前の新幹線から見えた浅間山がひときわ白く見えていたからです。
自宅発は7時45分です。ETCの通勤割引は8時までです。長野インターをギリギリ通過し小諸まで走らせます。その後は浅間サンラインで追分へ、国道で峰の茶屋到着は9:30過ぎとなりました。少し遅めですがイザ参ります。他に車が2台。登山者の様です。

◆峰の茶屋9:53〜東前掛山2455m12:30/50〜2245m南面12:55/13:05〜2060m南面13:10/30〜1800m弥陀ヶ城岩の下13:35/45〜1365m林道(地図上は無い)14:38/50〜追分林道〜峰の茶屋17:41
東前掛山から(上:木曾御岳、下:南面斜面と八ヶ岳)

今日は天気が良いぞ〜、と言うことで準備をして峰の茶屋の出発します。先行者はどうやらスキー無しの登山者2名の様です。彼らのトレースを使い小浅間山の下まで来ます。雪質は表面に軽め雪が5〜10cm程度積もっているもののその下は固めになっています。この先、樹林帯は無く風の吹きさらし地帯になるのでアイゼンは持参していますが、はたしてどうなるでしょう。・・・なんて登ると最初の登山者が降りてきます。まだ雪はアイスバーンでなく靴のまま十分登れます。さらに標高を上げると風も強まり浅間山得意のアイスバーンになったり、雪が積もったりしています。ここで二人目の登山者が降りてきました。風は強いものの今日はそれでも風の弱い方でしょう。噴煙は北から南になびいているので火山性ガスの臭いは感じられませんでした。一応安全。
浅間山南面を見下ろす(弥陀ヶ城岩)

東前掛山直下となるとアイスバーンがきつくなりますが、露石粒をうまくつないでアイゼン無しで何とかたどり着きました。さて、浅間山山頂まで行って東面を滑ろうか、今回で4度目の東面でも、、、と思いましたが、左手側に何と素晴らしい南面斜面が広がりが見え始め。えっ〜!。広大で感動的な斜面が広がっているではありませんか。ここは実は予定外なのですが、早速地図と睨めっこして、おっしゃ〜、何とかなるだろうと適当に判断。但し南面の雪質は要確認でしょう、なので一応観察。確かに20cm程度下には弱層はあるもののそんなに弱いものでは無いみたい、また表面は固めパックで雪崩れは大丈夫でしょう。まぁそうしておこう、と言うことで決定です。確かに追分辺りから見る浅間山南面、その弥陀ヶ城岩の谷筋の白さは気にして場所だったので、行ってみましょう、と気合も入ります。
南面ど真ん中の2245mから見上げる

火山性ガスが多少臭い東前掛山より滑降します。先ずは西よりに進み、露岩が無くなりバーンが広くなったところから真下に滑り込みます。雄叫びが出ます。斜度は東面と同じ程度でまぁまぁです。・・・が、雪質に梃子摺りました。山頂直下付近はアイスバーンとはいかないもののかなり固め、モナカも有ったり、粉パック地帯を探してターンをします。とは言うもののころころと変化する雪質に体が一度飛ばされます。が、絶叫モード滑降は続いちゃいます。
2245m付近で休憩です。上げると大斜面がデカイ。青みががったガスが稜線から飛び出して吹いています。なかなか納得の斜面でかなり満足です。南面はさすがに風と太陽の影響をうけて東面より難しいです。
左上:2060m付近よりの見下ろす弥陀ヶ城岩
これから滑るのはこの断崖の下に続く白い沢筋です。

左下:その沢筋のコース
実はモナカと粉パウダーの二つが存在する雪質で、少し難しかったです。

右:南斜面に残した私のシュプール
2455mの東前掛山から弥陀ヶ城岩入口までの標高差550mがこの斜面のハイライトです。後は弥陀ヶ城岩の下に続く沢筋を滑り込んでいきます。・・・実は登り返して東面で滑り降りようかとも考えたのですが、やはり知らないコースのが魅力です。このまま雪があるかないか不明なのですが、とにかく林道に出ればなんとかなるだろう精神でこの先を進むことにしました。
浅間山東面と弥陀ヶ城岩

1800m付近まで滑り込んで休憩です。振り返ると東面、そして右手には落差100m程度はある様な弥陀ヶ城岩の断崖です。
かなり以前から浅間山南面と弥陀ヶ城岩の谷筋が白くなることを気にしていたのでこれで納得です。南面は天気が続くと露岩も見え始めるのでタイミングが重要かもしれません。数日前のまとまった降雪で一通り露岩が消え、少し前の降雪で粉パックされた、のが今回のタイミングのコンディションだったと思います。
さて、ではこの先は若干不安であはあるのですが、白い沢筋に向かって滑ってみましょう。林道は標高1230m程度で出るはずです。
コース後半、このコースの醍醐味発揮!

南面滑降で気をよくしてその勢いで雪が不足気味の沢筋を滑り込んでいきましたが、いつのまにかに何となく沢筋かな?コース状態へ、さらにまんとうにここ沢筋?、ここ滑って良いのか!怪しいコースへ。藪の中、なんとか疎林のところをつないで滑ります。雪質は最低のモナカ。板が操作しずらいです。1450m程度から東方面にトラバース気味で進みはじめるものの倒木の多さに辟易し、何となく沢筋コースに戻ります。と、1360mで怪しい林道。とりあえず藪から開放されてうれしい。ここが追分林道と勘違いして時間を少々ロス。怪しい林道と気づいて1230mで無事追分林道に出た。疲れた。・・・が、実はこの林道で峰の茶屋までがモナカ割り付きシール歩行となり、この後2時間弱の試練。へとへととなって暗くなった峰の茶屋に。この林道歩行が今回の核心部であつた事は間違いない。
以前の浅間山東面スキーツア 2004年2月28日(二度目)2006年4月9日(三度目)

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浅間山(東前掛山2455m南面 弥陀ヶ城岩 テレマークスキーツアー 


■記録日:2007年1月19日  ■歩行:7時間48分  ■メンバー:単独
■場所:上信国境  ■装備:板/ATOMIC TM22(170cm) ,靴/SCARPA T4