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浅草岳 1586m

2002-4-13 浅草岳テレマークスキーツア with太田氏
ムジナ沢中で休憩、向こうは守門岳標高1150付近を行く 
やはり、前日は長野新幹線の最終であった。浜松町の安い飲み屋で課の仲間と飲んでいて遅くなってしまった。寝ていては、約束の4時に大白川駅には辿り付かないので、風呂を入って、山行の用意をして1時15分過ぎに出かけた。交通安全週間と言うことで、お巡りさん達が、酔っぱらい運転を取り締まりしていた。私はすでに飲みやめて4時間たっているから大丈夫だろうか・・・。
 4時過ぎに大白川駅に到着、既に太田氏は到着しており寝ているみたいである。私もどうしても眠いので、シュラフに入り込んで仮眠と言うことで寝る。5時半、目が覚めるものの1時間の睡眠は辛い。太田氏の車をこの場所に残して、私の車で、浅草山荘まで行く。 今回は浅草山荘から山頂を経て、入叶津に下山し、只見駅から電車で大白川駅まで戻る計画である。只見駅発4時20分に必ず間に合うように頑張らなくてはならない。
 浅草山荘の駐車場につくと、かなり雪の量が少ない、。周りの斜面は雪が無い部分も多く、かなり心配になってしまった。途中の沢が割れていたらとか、向こうの下りでヤブ漕ぎになったらどうしようかと・・・天気は快晴だし、まぁ行ってみるか、と言うことで出発した。
 浅草山荘のすぐ東の斜面に取り付き、林道らしきところを登っていった。昨夜は氷点下まで下がっていたので雪は固くしまっている。シールが良く利く。途中雪でうまった小沢(五味沢か?)を右岸に渡り、左手から入り込むはずのムジナ沢を目指して登っていった。登るに従い、後ろの守門岳が良く見渡せる様になってくる。特に守門岳の一味の一人、黒姫山が丸い大きな山容を見せていた。
前岳手前の1485m峰と守門岳ムジナ沢源頭を過ぎ、前岳へ 850m地点付近でムジナ沢に入り込む。入り込む斜面は少しだけ急だった。ムジナ沢は浅草岳山頂のすぐ手前の前岳に突き上げる明瞭な沢だある。この沢沿いに登れば間違えなく山頂に着く。それにどうも赤布やら赤ペンキやらあるので、このルートが正解の様である。ムジナ沢は所々割れていて流れを見せている物の、危なっかしい所は無い。流れの中に岩魚はいないか、と首を出してみるものの発見はできず、しかし居そうな感じである。
 沢の中を進んで行くと1100m地点の滝が出現。到底、この滝は越せないので、左岸を高巻いて越えた。ここを越えると今までの狭い沢の中を進んできたのだが、左右の斜面もひろがり一気に広々とした真っ白い沢になる。太田氏は高巻からムジナ沢に降りず、そのまま斜面を進んでいく。ポツポツと生えるブナが美しい所であった。ムジナ沢は1200m付近で二俣となるが左手に進行をとっていく。右手より真っ白い素晴らしい斜面が眺められ、良いなぁと思わず思ってしまう所である。1300m付近で再び二俣となる。左手には、さっきより感動ものの白い斜面が拡がってきており、ムジナ沢はその中に消えていく。右手は直ぐ稜線の様である。(後で確認したら鬼ヶ面山へ続く稜線となる。)
 白い斜面はまことに素晴らしい感じ。登りは、その斜面の左手(西寄り)の尾根に取り付く。ぐんぐんと登ると、後ろに鬼ヶ面山への主稜と、燧ヶ岳等の尾瀬付近の山々、越後駒ヶ岳
等が見渡せて、しばし感動。そうこうして登っていき前岳に続く尾根にでる。と、今までとはうって違って風が強く、寒い。早速カッパ(ヤッケ替わりに10年以上これのみ)を着込む。すると熟年夫婦と思われる長靴登山ペアが通り過ぎていった。やっぱり浅草岳は長靴が正統かもしれない。妙に似合っている。
前岳手前の尾根で、同行の太田氏鬼ヶ面山と越後駒周辺の山々 この尾根に出た所からは大展望で、守門岳はもちろん、飯豊の山々や、燧、平ヶ岳も越後駒ヶ岳などの名山が見渡せて実に良い。記念写真も撮ってしまった。じっとしていると寒いので真っ白い前岳に向かって登っていく。前岳で初めて浅草岳山頂が見える。結構まだ向こうである。山頂には雪が無い。また田之倉湖も湖面を下げているのが見える。それに何と言っても鬼ヶ面山の断崖はすざまじい景色で、ちょっと目に見入る景色でる。
 南側についた雪の斜面で浅草岳山頂に到着。さっきの長靴ペアが我々の到着と同時に下山開始で来た道を引き返していった。山頂からの展望はさっき同様すこぶる良い。展望を楽しみながらビールで乾杯した。まだまだ奥利根の山々も白い。北方面にも立派な山々が見渡せているが飯豊以外何が何やら不明であった。白い山々の反面、下に見える只見の町には白い物は無く、完全に春と言う感じ様。
 さて、下りのコースを地図と睨めっこして目星をつけてから、滑降を開始する。最初は北に大きくひろがる白い斜面を、かっ飛ばして行く。ザラメの緩い斜面は、テレマークスキーにとって最も楽しい。どんどんスピードが出てくる。ウッピョーと言っているうちに、真っ白な木の無い斜面から、疎林になるが、斜面は相変わらず緩いちょうどいい斜面である。地図上の1246m地点から右手の尾根に入り込み1170m付近の平坦地でランチとビールを頂く。見返す山頂は、左右に白い斜面を張り出した大きな山頂である。しかし、浅草岳はテレマークに持ってこいの山である。
安沢源流に滑り込む安沢源頭の滑降私 ここからは安沢の源流に滑降する。北側の斜度のある斜面のため、雪質はザラメで丁度良い。源流部に入り込む部分雪が何ヶ所か切れている物の、急斜面を楽しくドロップして行く。安沢源流は右に左に湾曲しながら滑っていくと、流れが出はじめる。786m地点付近で今にも崩れそうなスノーブリッジを渡り左岸の台地にでる。ここは沼の平の東端付近で、青々とした沼の横を過ぎて行く。猿崖と思われる崖を背景に綺麗な沼である。岩魚はいるかどうか・・・。
 しかし、今日は天気が最高で温度もどんどん上がっているみたいである。もぅ暑くて仕方が無いぐらい。雪もドンドン重くなってきている。日焼け止めクリームの重ね塗りをシッカリして行く。
 沼を越えていくと右手に安沢から小本沢と名前を変えた沢の流れが見えている。右岸に渡って尾根にとりつくのがコースでる。スノーブリッジがしっかりかかっている部分で右岸に渡り。そのまま台地まで約50mの登りである。スキー先端にいつも取り付けてある細引きリングをザックに付いたカラビナで引っ張って行く。途中汗だらけとなる。
 ここは夏道でもあり、このまま右へ右へと進むと、入叶津への林道にでるのだが、この尾根をそのまま進んでも良さそうなのである。また林道が直ぐしたまで入り込んでいる。考えた末、林道に向かって滑降を続ける。小本沢にあまり近づかないで滑っていくと、直に林道に出てしまった。元々私の地図には無い林道であるが、太田氏の地図にはちゃんと載っていた。
 林道を行くと大きな沼が一つあり、その横を抜けいく。なかなかスピードの出ない林道である。途中一ヶ所、雪が5m程度切れていたので、ジャリ道上をおそるおそる渡った。その先は重くなった雪が一応付いていた。いい加減に入叶津へ続く林道と合流しないかと、思っているとやっと95番電柱地点で合流する。後ろには、もう浅草岳と思える山容は何も見えない。
沼の平只見駅、16:20発小出行 今日はかなり暑かった分だけハードであったが、4時に只見駅と言うこともあり、休憩もしないで入叶津への林道を進む。一応雪が残っている林道で、あまり滑らないまでも歩きよりは楽である。左手には轟々と叶津川が流れている。デブリが林道を塞いでいるのを越すと、雪崩よけのシェードとなるので、ここでスキーは終了。手で持っていくと先に行った太田氏が誰かの車の荷物車にスキーを入れていた。只見駅まで送ってくれる親切な人に遭遇しラッキーであった。ここでツアの終了。空を見たら天気も悪くなっていた。
 只見駅前で、ビールとラーメン、それにちょっと歩いて只見村営温泉保養センター(250円)で汗を流した。4時20分発の小出行きに乗り、雨の降る大白川駅で下車も浅草山荘まで太田氏の車で戻り、夕食の炭火焼き肉を湯沢で目を染みながら頂いた後、家路に帰りついた。
コースタイム
浅草山荘6:45==1000mムジナ沢8:15/30==浅草岳山頂10:15/40==1170m平坦地11:05/35==入叶津手前の雪終了点13:00==只見駅13:50