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焼山2400m南面の滑降 テレマークスキーツアー


■記録日:2009年4月11日 ■歩行:10時間21分 ■メンバー:単独
■場所:信越国境 ■装備:板/ATOMIC TM22(170cm) ,靴/SCARPA T4 

焼山南面台地は2001年4月に計画したが焼山山頂でガスに巻かれて何故か北面台地に行ってしまって以来、課題となっていたコースです。昨年は金山から裏金山谷を滑ってさらに胴抜切戸まで足を伸ばすことができたので、笹ヶ峰から日帰りも可能だろうと思っていた。笹ヶ峰まで除雪がどうやら済んだらしい、情報をゲットしたので勇躍出かけてみた。が、小雪であることが気になる。
自宅を3時半には出る予定だが。結局5時30分過ぎとなってしまった。笹ヶ峰までは除雪されて道だが、朝の冷え込みで所々凍っている。結局7時の出発、先行者がいる様だ。杉野沢橋までは滑っていくことも可能だが、何故かシールをつけてしまった。失敗その1。天狗原登行と同じく真川を少し行き、1400mの台地に登る。昨年の4月よりは斜面に雪がついている。ここからトラバースして金山谷に向かうのだが、昨年の記憶から真川沿いでも行けるだろうと信じて川沿いに下りる。が今年は小雪で、崖マークを越えた部分でとうとう右岸沿いでは進めなくなり、ひ弱なスノーブリッジで左岸に渡った、がここも少し進んでアウトとなり、もうスノーブリッジも見当たらない。渡渉も考えたが、かなリ水量。この先もどうか解らないので引き返して高幕き開始。やっのことで高巻し尾根を越え、ここからの展望では真川は埋まっていることが解った。埋まっているなら、と言うことで再び真川に下りて進み、やっと無事に金山谷出合に到着した。ここまでが遠かった、かなり疲れた。
◆笹ヶ峰7:00〜杉野沢橋7:40〜1400m台地8:13〜真川右岸(途中高巻)〜金山谷出合9:15〜尾根越え〜裏金山谷出合9:42〜胴抜切戸11:21〜焼山12:45/13:05〜南面台地滑降〜1515m南面台地末端13:53/14:02〜裏金山谷出合14:10〜金山谷出合14:40〜1400m台地上の尾根15:35/45〜杉野沢橋16:19/23〜笹ヶ峰17:21
裏金山谷への尾根越えで現れたカモシカ君

金山谷から裏金山谷までの真川はゴルがあり斜度が増す、昨年は完全に水流が出ていたし、雪は断然少ないので素直に尾根越えをする。尾根には雪屁も出ており、取付き地点は真川へ落ちる尾根末端からとする。ここも急傾斜であり一箇所はツボ足で突破した。ちょうど平坦になる尾根上にカモシカ君がある。まだ雪毛に覆われたフカフカ状態であった。しばらくは睨めっこしていたが、スーっと消えていった。
やっと姿の見えた焼山

金山谷から裏金山谷への尾根を越えると初めて焼山が姿を現す。笹ヶ峰より2時間30分は経過している。笹ヶ峰より焼山へはこのふたつの谷を越えるまでがシンドイ。
ここから見る焼山はやっと出会えた感じでなかなか良い景色です。さてもここで南面の滑降ルートを行く観察しておきます。山頂から雪は岩間でなんとか繋がっているように見えます。・・・しかし気になるのは雪質です。湿った重い雪のため斜度がある斜面ではエッジで切った雪が流れそうです。
焼山山頂より、硫黄噴気口と火打山

このアングルは昨年の秋のもあります。秋より硫黄の噴気が少ないです。さて、戻って。裏金山谷出合を過ぎて真川は完全に埋まっていません。スノーブリッジを渡って左岸沿いに進み、しばらくで雄大な南面台地末端の大きな雪原にでます。ここから先は胴抜切戸まで白く広い谷筋を行きます。この頃からさすがにペースが上がりません。やっとの胴抜、ここから焼山山頂までが長かった、途中、足が攣ったり、水分補給しつつ、這い上がるペースでなんとか山頂へ。いやいやここしばらくでは最も疲れました。
山頂はさすがに大展望です。ここには笹倉からの単独の方がお一人いました。
焼山山頂から金山と雨飾、それに北アの連なり
さて、山頂の展望は申し分ないです。焼山北面台地の連なりも、海谷の山々、昼闇山もむ素敵な白です。が、何と言っても一番目立つのが、この天狗原から金山の白さ、そりに雨飾りの岩峰です。良いですな。
露岩地帯から広々とした斜面に出た。

山頂から滑り出し開始です。南に向かうと直ぐ露岩地帯となります・ルート取りが難しく、途中幅50cm程度しかない部分もあり、何とかく具抜り抜けます。後で気づいたのですが、ひちすら真南に進めば良かったかもしれませんが、広々とした斜面の魅力に負けて西寄りに進み、大きな斜面に入り込みました。ここは地獄谷の右俣源頭か・・・。いずれにしても゜斜面は良いのですが、実は雪は失敗を通り越すほどの超重雪で疲れます。ザラメになれば快適でしょうが、実に疲れる雪。ターンも大きめにして回数を減らして体力温存します。ボコボコと露岩が出る地帯からは左手側にルートを取り、これまた景気の良い谷筋を進み南面台地の末端の1515mに出ました。ここからは振り返る景色も最高っすね。
裏金山谷出合手前から焼山を振り返る

南面台地末端からは斜度が緩い真川沿いを進みます。スノーブリッジを渡った上の小台地から焼山を振り返ると、青空の下、実に良い感じで焼山の広がりのある山容が広がっていました。北面台地も素晴らしいですが、南面台地も素晴らしいですね。
さて、ここからは往路と同じく、疲れる所です。先ずはツボ足で金山谷との間にある尾根へ、尾根で板をつけて雪屁の弱点より金山谷に滑り込みます。ここでシールをつけて1400m台地へ向かいます。途中、少し危うそうな所も通り、かなり疲れて1400m台地上の尾根(1490m付近)へ。ここでシールを取って1400m台地へ、で、真川までの最後の急な下りは一部ツボ足で降りて終了。・・・で、やっぱり杉野沢橋から裏金山谷出合までがこりコースの一番苦労する部分だと思いました。
杉野沢橋では天幕で宴会しているパーティ一組。この時期、確かにこの付近でベースを張り、金山とか天狗原とか焼山を目指すのが楽しいそうだと思います。