1993/3/14に南峰にテレマークで行っている。その後は天候不良で2000m平坦地までしか行けないツアが続いていた。今回は北峰と下堀沢の滑降を楽しみました。今月号の山渓にも焼岳が出ていたので久しぶりに行く気になったという訳。
 で、今回は前日は吹雪いた(釜トン入口のおじさん談)こともあって20cm程度の新雪があって重いがパウダーも楽しめてラッキー。上の写真は、2000m平坦地からの焼岳(左・・・南峰、中央・・・下堀沢カール、右・・・北峰(の一部))。
釜トンネル下付近駐車6:25〜釜トンネル上6:45〜下堀沢右岸尾根1750m地点7:40〜2000m平坦地8:50〜下堀沢カール〜北峰10:10/10:35〜下堀沢入口(カール地形から沢地形)10:50〜下堀沢出口11:15/40(食事)〜釜トンネル下12:20
釜トンネルは冬の間も工事中であった。もちろん徒歩通れます。でも相変わらず、登り始めると道が凍ってて、ズルっと滑ったりしながら釜トンネル出口に着いた。今日は食欲が無くて、朝飯は抜きにしたのだが、お腹が痛む。最近山に来ると痛むのよね。何故かな? 用を済まして(道路工事用のスコップ貸して頂きました。)出発し、下堀沢右岸のいつもの尾根の急登を開始する。ここが一番しんどい部分である。先行する二人連れを傾斜が落ちた辺りで追いついて、その先は先頭でもくもくラッセルしながら進む。新雪が20cm程度積もっている。標高を上げると穂高が見え始める、さらに登ると乗鞍〜十石山〜安房山の展望が得られる。・・・いろいろ観察し安房山を今後目標とした。・・・結構滑りやすそうな白い斜面が繋がっている。
1961ポイントを右手に越してしばらく進むと、平坦な尾根上となる。このまま進むと中の湯からの尾根と合流してしまうので、ここかーらは右斜面をトラバースして先に見えている2000mの平坦地に進む。この平坦地は気持ちの良い場所で、焼岳の展望はすこぶる良い。左手にはまだ幼木っぽい岳樺の白い林が広がっていた。
休憩もせずにそのまま通過し、下堀沢カールの登りにかかる。
2000m平坦地からは穂高も良く見える。西穂山荘もよく見える。ここから見ると西穂山荘上の斜面は白い大バーンになっていて魅力的である。でもガリガリかも知れない。
この後は、ひたすら下堀沢の底を蒸気が出ている上へ上へと進む。何も無い真っ白な雪だけの斜面で気持ちは最高です。またこの辺りの下堀沢は沢と言うよりはカールで、これまた気持ちが高揚しちゃう感じである。
下堀沢カール源頭と北峰の最高点

北峰最高点からはモクモクと蒸気と硫黄が出ている。風向き注意である。源頭は南峰と北峰の合間で、両側から均等に斜面が擦り寄ってくる。
これぞ源頭という感じである。焼岳にこんな良いところがあるなんて、というのが下堀沢カール。
南峰

源頭の右手の斜面から取り付いて北峰ピーク群のひとつに登る、標高2420m程度。最後の登りは岩が露出しているので板を外すが、地熱のせいか雪の下が空洞だったりして、たまに踏み抜いたりして難儀した。ピークからは360°の絶景の展望。特に穂高、乗鞍が素晴らしい。真っ白けで何だかよく解らないが笠〜樅沢岳も良く見える。霞沢岳も。
なお、南峰はここより30m程度高い。
北峰山頂より北アのパノラマ 左より笠、槍、穂高、右下に上高地
北峰山頂より乗鞍岳パノラマ こう見ると乗鞍はでかい山容である。
北峰の最高地点、おそらく2430m程度。

だが、直下から蒸気がもくもく状態なので私は遠慮して行かなかった。へんなガス吸ってお陀仏になりたくないから・・・。
テレマークの滑降地点はこの最高地点とのコル(写真左下)から。いったん右手側に下ってコルへ出た。こるからの源頭への斜面は、風に吹かれて雪質いまいちだったので、源頭に斜滑降で滑り込んだ。
お待ちかねの滑降開始 下堀沢のカールの部

ちょうど私が最高地点とのコルでスキー板の用意している時に先ほどの二人組みが源頭に着いた時だった。、先行で既に休憩している方にお先に、と言って下堀沢の大カールに踊り込んでいった。・・・しかし重い雪なのです。サラサラパウダーとはいかない。ターンで後ろ足が戻せなかったり、アンギュレーションが耐えきれず素晴らしい斜面に少し穴をあけてしまった。まぁ広いから大丈夫だが。それでも快適快適と言いながらドンドン滑り込んだらすぐ2000m平坦地端についてしまった。

(雪が重いためブーツのゲータがめくれてしまう。何度はめてもめくれるので、そのまま滑っていった。)
下堀沢の部 上部

2000m平坦地から左に下堀沢が繋がっていく。下堀沢は北向きなので、ここら辺りでは結構雪も軽くてルンルン気分滑りができました。傾斜も最初は緩いです。
下堀沢の部 中間

が、下堀沢は中ほどで幅も一気に狭まって落ち込んでいきます。雪も重くてしんどい滑りとなってしまいましたが、何とかひっくり返ることは無しです。テレマークの屈伸運動で脚が辛いのですが、こんなとんな所でノンビリしてたらやバイので、写真だけ撮ってドンドン滑ります。あぁ〜疲れる、息も絶え絶え状態。
下堀沢の部 下部の安全地帯

崖となっている下の通過がヤバイ部分。
下部では堰堤が2つあって、そのまま越えられなかった。上のは右岸から、下のは左岸から越えるのが良いよう。この下堀沢出口で今日始めての食事(朝食?)を摂った。あとは梓川沿いに釜トンまで滑って終わり。

なぉ下堀沢は監視カメラが出口付近についていました。夏の土石流の監視なのだろ。
帰路、釜トンの売店で、塚原卜伝の湯の鍵を受け取り(500円)、洞窟風呂でのんびり、汗を流した。この湯、なかなか良いです。
ちなみに塚原卜伝は以下の通り
戦国時代の剣術家。鹿島神宮の神職の家に生まれ新當流を創始する。その強さは世にいわく「生涯敗れることなし。
〜宮本武蔵とどちらが強いかな?〜

ホーム山行記録⇒2003年2002年2001年2000年以前源流釣][温泉山行][花の山行][低山巡り][地域別][百名山
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焼岳北峰〜下堀沢2420m程度 テレマークスキーツアー
2003年12月31日の下掘沢ツアーは
こちら


歩行:5時間55分     メンバー:単独
場所:北ア        記 録 日:2003年3月5日