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焼山北面台地

焼山北面台地 焼山北面台地は、登山道が焼山の火山活動で廃道となって久しく冬のみにアプローチが出来るバックカントリーエリアである。また日本海より冬の季節風を受け、台地面の凹凸は完全に整地された白色の超でかい平らなバーンとなる。台地の長大な斜面の向こうに焼山、火打が立ちふさがり、その雄大さは日本随一と言っても申し分無い風景である。苦しいアルバイトの後に、飛びこんでくる雄大なパノラマにしばし呆然とするしかない。焼山北面台地の長い長い滑降の後は秘湯笹倉温泉が涌き出ており、最後まで納得の行く楽しさを提供してくれるコースである。ふところの深い焼山北面台地周辺は魅力的な斜面があちこちに広がる一大山岳スキーツアー地帯でもある。本コースは、苦しい登りと尾根上の滑降、北面台地の一大スロープの滑降、それに随所に広がる魅力的な景色を得ることが出来、素晴らしいのコースである。
 焼山温泉の駐車場がスタート地点となる。4月の初旬であるならここからスキーが使える。早川左岸沿いの林道にそって進むと植林されたスギ林の中を進むようになる。530mで林道が左に大きく曲がるところをそのまま直進しアケビ平に入る。アケビ平は、スギが近年植林され、その幼木がうるさく先が見えない中を通過することになる。平らな面を進めば間違い無く昼闇谷に出る。昼闇谷は750m地点で横断が良い様だ。
 渡りきった先は平らなになっており、その先の急斜面を右沿いに登り尾根に出、そのまま右沿いに進み浅い沢を渡る。鉢山と昼闇山のコルより派生する尾根にとりついたら、後はひたすらコルを目指して登るだけだ。登るにつれてブナも疎林になってゆき、後方の鉾立山の優美な姿が目立つようになってゆく。
 右手から岩峰が近づいてくるとコルも間近かである。コルは平らな広場であり、ブナの木が一本だけ白い広場に主の様に立っている。ここから見る鉢山は急峻な岩峰である。コルからは雨飾山の展望が抜群である。雨飾の北尾根は、魅力的な雪をまとって見えている。
鉢山山頂へは急な稜線を登るのであるが、両側が切れ落ちており無理をせず途中で引き返した。
 昼闇山への尾根をひと登りすると二重山稜の平坦な場所になる。ここを過ぎると昼闇山への最後の急峻な登りとなる。アイゼンが欲しい所だ。右手は海谷渓谷まで一定の急な斜度で落ち込んでおり、緊張しながら一歩一歩慎重に登らなければならない。台地よりのパノラマ
 斜度が弱まると昼闇山頂である。完全に真白な山となっている。ここからの景色は雄大そのものである。雨飾から金山そして焼山、火打がすばらしいパノラマを見せてくれる。やっと、今日初めての滑降となる。昼闇山にシュプールを刻み、東方の高松山へ伸びる稜線を行く。1787mの無名峰を過ぎたところで南に伸びる尾根に入る。この尾根より北面台地には1680m辺りより滑りこむ。早過ぎると崖になっており注意しなくてはならない。降り立った台地は素晴らしいバーンであるが、ここからは下らず、標高を下げずに東進し、深くえぐれたおきな谷を越す。なるべく高い地点で渡る様にしたい。1500m地点では対岸が垂直な雪壁になるほど深いえぐれだ。
 渡りきると焼山から伸びる台地の中央にいることが良く解る。いよいよメインイベントである。ここから1200m辺りまで緩やかな斜面を好きなだけシュプールを刻み気持ち良く滑る。あっという間に終了してしまう。さらに空沢山の断崖を見ながら焼山北面台地1300m付近を滑って行くと、一様の斜面は終り、地形が複雑になる。左寄りに進路を取って台地左岸をアマナ平を見下ろしながら滑ると林道に出る。
 850m付近までは林道にそらずに好きな斜面を行くのが良い。後は林道沿にヘアピンを何度もやり過ごせば早川にかかる橋にでる。ここがスキーの終点である。10分程歩けば汗を流すのに最適な笹倉温泉に出る。
◆コースタイム(9時間程度、休憩を含まず)
焼山温泉==1時間30分==昼闇谷出合==2時間==鉢山のコル==1時間30分==昼闇山==1時間10分==北面台地降立1600m付近==30分==北面台地渡谷1500m付近==1時間==アマナ平==1時間==笹倉温泉==20分==焼山温泉
◆参考情報
・ 25000図…越後大野、湯川内
・メンバー…単独
・その他…アイゼンの携帯が望ましい。1泊2日でゆとりのある山行が望ましい。幕営地は昼闇山頂付近、北面台地が適する。

以上