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鍋倉山

 鍋倉山はブナの原生林に覆われた山である。スキー場開発、林道開発で関田山脈のブナ原生林は、徐々に減ってきて鍋倉山にその印を残している。大切にしたい森である。鍋倉山のブナは大きな物が多く、特にブナ太郎という名が付けられた巨木もある。
91年4月27日 単独
 ブナ原生林の新聞記事で知った山である。千曲川沿いに続く関田山脈にはいくつかの峠があるが、その一つ関田峠から鍋倉山に行ってみようと思い立ち、車で出発した。戸狩スキー場は既に閉鎖していたが、周囲の山々に雪は残っていた。温井の集落から関田峠への林道を進めると標高800m程度で除雪が終了してあって、そこからの出発となった。林道脇の雪原はまだまだ豊富な積雪であった。
 計画を変更して、ここから直接山頂を目指すこととした。鍋倉山頂より東に張り出す尾根に直接取り付けば、後はそのまま登れば山頂である。この当たりからもブナの大きな木が見えるが、こちらに広がっている斜面には巨木は無い。小さな木が多く、毎年雪で流されて大きくなれないのかもしれない。
 シールをつけて雪原を横断して斜面に取り付く。結構急だが、150mも登れば尾根にたどり着く。ひと登りという程度である。尾根の左手側は大きく広がった沢状の地形で傾斜も緩い。大きなブナが点在している森で、”これが鍋倉のブナか”という感じである。原生林の中を登ると傾斜が緩む。山頂は見えない。そのままブナ林の中を高い所を目指して進んでいくと、突然木々が取り払われた山頂につく。雨量計が設置してある。展望は木々の為にそれ程でも無いが、妙高連山が見える。この山は展望を楽しむのでなく、ブナの原生林を楽しむ山である。
 さて、滑降であるが、登りをそのまま滑るだけである。山頂より東に広がるブナ原生林の中の滑降を楽しむのが面白い。沢状地形から北よりの尾根を乗り越えそのまま北斜面に滑り込み、山行終了。

92年3月11日 単独
 家にいても仕方が無いので、雪が降り続く中出かけることにした。雪なので手軽なコースと言うことで、再度鍋倉山を目指すことにした。温井の集落を過ぎた先で除雪が終了していた。地図で登りのルートを探し出す。林道沿いには行かず、温井からそのまま田茂木池へ真っ直ぐに進むルートを行き、池の先で林道が大きくヘアピンする部分より尾根に取り付いた。昨年登った尾根より一つ南よりの尾根で山頂手前の標高1200m程度で昨年の尾根と合流する。
 シールでどんどん登るが、降雪が激しさを増してくる。標高計が1050mを指す地点でとうとうガスが流れてきて山頂方面は、全く視界が利かない状態となってしまった。やむなく、ここで引き返すことにする。ちょうど近くにたっていたスギの巨木の陰で昼食をとって引き返す。
 登りと同じではつまらないと思い、北よりのある昨年の尾根を下まで滑ってみることにした。ブナの森に滑り込み、北よりの尾根にはい上がり、そのまま尾根を滑っていく。池の上部で林道に滑り込み、後はゆっくりと林道で進む。天気が悪かった一日であった。