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武尊山

 97年3月21〜22日 武尊山テレマークツア 松永氏、塚田
 上州の武尊山は、長年の気になる山であった。谷川岳から南を見ると関東平野を背景に左右に大きく広がった山容が眺められる。ちょっと気になるが、いつも他に優先する山があってなかなか腰の上がらない山であった。とうとう百武彗星が地球に再接近するという報もあり、山で眺めるのも良いなぁ、と言うことで出かけた。同行は松永氏で、まだテレマーク一年生である。
 出発地点は武尊牧場スキー場である。20日の夕刻近くに到着し、近所の温泉に入浴し、道路脇に寝床のテント場を探すものの見つからない。結局、塗川にかかるちいさな橋の上にテントを張って酒を飲んで寝た。
 翌日は、晴れ。一番のリフトに乗って三合平に上がる。雪がどうも重い。シールを付けて出発する。今日は、三合平の先の樹林帯にテントを設営し、荷物をデポ。そして高山平の武尊避難小屋を経由し中ノ岳、そして主峰の武尊山(2158m)を往復し、テントで夜を過ごすと言う計画である。
 三合平から西進し尾根を進む。尾根は広くガス時には注意が必要な場所である。ほぼ平坦な尾根を30分ほど進むと、30mほど尾根は下降する。テントは下降する直前の樹林帯に設営した。いったん下降すると今度は登りとなり、高山平まで緩やかに登っていく。高山平は針葉樹の巨木に囲まれた森である。
 ここで北方から入ってくる尾根と合流し(高山平は平らな広い地形のため合流する地形は視覚的に判断できない。)、あとは一直線に中ノ岳へと明瞭な尾根が続くことになる。針葉樹帯の尾根をひたすら登っていくと、1980m付近で視野は広がり、中ノ岳への急登の壁にぶつかる。ここで休憩をしよう。中ノ岳の急登は手強そうである。松永氏はここでスキーをデポし、山頂に向かうと言う。私はアイゼン歩行に切り替えてスキーを担いで行くことにした。
 一汗かいて中ノ岳山頂に到着する。展望は良い。山頂より武尊山への稜線は、風で雪が飛ばされていて、所々岩が露出している。アイゼンをつけて稜線を歩き出す。左右に結構切れている。小さな登り返しをして30分程度で、気になっていた武尊山の山頂に到着した。こちらの方が展望は良い。剣が峰や前武尊、川場スキー場が良く見える。スキー場の音楽が良く聞こえる。
 さて、いよいよ滑降タイムである。松永氏は来た道を引き返すので、先ほど休憩した中ノ岳の急登手前のスキーデポ地点で待ち合わせした。私は地図で確認し、山頂より北斜面に滑り出し、右手にトラバースして待ち合わせ場所に行くことにした。北斜面は陽があたらないせいか雪質が良い、快適にターンが決まる。あまり下り過ぎたらいけないので右手にトラバースする。一カ所、倒木があり、越すためスキーを脱ぐ部分があったが、待ち合わせ場所に時間をかけずに滑り込んだ。松永氏は20分ほど後に戻ってきた。
 ここからは、登りのトレースをあまり外さないように樹林帯の中をのんびりと滑っていった。途中の高山平で右手に分岐するのでトレースを追いかけて行く方がベター。真っ直ぐ行くと武尊田代に入り込んでしまうので要注意である。
 3時前にはテントに帰り、早めの宴会を開催した。期待していた百武彗星は生憎、天気が曇りがちになってしまったので見まずじまいであった。
 翌日は、小雨。昨夜の曇りがとうとう雨になってしまった。早々に撤収し、スキー場を目指す。まだリフトの動いていないゲレンデを巨大荷物を背負った2人ずれで滑り終えた。雨でまことに重い雪質で、悪戦しながらの滑降であった。