ホーム山行記録⇒2003年2002年2001年2000年以前源流釣][温泉山行][花の山行][低山巡り][地域別][百名山
テレマークの分類→【北アルプス信越国境上信国境上越国境尾瀬周辺北信五岳周辺八ヶ岳周辺東海北陸・中央/南アルプス東北

真砂沢〜剣沢〜雷鳥沢

2002-4-29  立山雷鳥平ベース2日目 真砂沢を滑り剣沢を登り返し雷鳥沢を滑る疲れるコース。 with佐藤氏、太田氏、梅村氏
真砂沢を見下ろす雷鳥と鹿島槍 今日も天気は最高である。待望の真砂沢である。今日は先ず登り500m、下り1000m、登り1000m、そて下り500mで40を過ぎた身では辛いコースである。が、行きたかった魅力的なコースである。
 さて、早起きして朝食を入れ、そして出して、出発する。最初に目指すのは、真砂沢の鞍部である。ちょうどテント場からも最も低い鞍部として見えている。比較的傾斜の緩やかな沢谷その鞍部に繋がっている。2500図では2750mのポイントがある辺りである。ここを詰めることにする。一応朝で雪も硬くなっているのでアイゼンとピッケルを持参する。
 先ずは小走谷を詰めて、そのままその目指す谷に入る。ここは小走谷なのかも知れない。谷はまだ陽があたらないため、カチカチでシールがなかなか効かない。だんだん斜度が増すので、アイゼンに切り替えて登っていくことにする。最後の20m程度は雪もきれるが、ほんの僅かな登りで2750mの鞍部にでる。
 鞍部からは、真砂沢源頭の素晴らしい斜面と、鹿島槍から白馬岳につらなる後立山連峰がクッキリと見える。しばし景観を楽しめる場所である。真砂沢への雪庇も亀裂が入っているので、注意して景観を楽しむ。
 そんなのんびりしていると真砂岳方面からゴーゴーと鳴いて雷鳥が一羽とんで来て雪庇の上へ。また一羽がやってきてゴーゴーと鳴きあいながら近づいている。ちょうど今が繁殖時期なのか?真砂沢をどんどん行くカール底から第二段の滑りへちょうど良い景色と雷鳥がうまく納まりそうなので、数枚写真を撮らせて頂いた。・・・全く逃げない鳥である。
 真砂沢の雪面が緩むのを待つため、のんびりとここで休憩をした後、いよいよ源頭のカールに滑り込むことにする。最初はどこも急である。別山よりの小高いピーク横から滑り込むことにする。それでも40度程度だろうか。結構急である。しかし雪面は朝陽をいきよい良く浴びて程よくザラメになっているので、意をけっしてドロップインする。何とも良い雪質で、気持ちよくターンしてカール底に一気に滑り込んでいった。なかなか。
 次から次に皆降りてくる。真っ白なカールであちらこちらにターンしながらに滑り込んできた。実に愉快な滑りができる。これだから山スキーを止められないっつう感じである・
 剣沢との出合までの標高差1000mの下りであるので、ドンドン滑っていく。鹿島槍を見ながらの滑りも、次第に谷底での滑りになってくる。高速ターンで大きく弧を描きながらどんどん標高を下げていくと、真砂沢は次第に狭まり、デブリも多くなってくる。それでも滑りやすい沢である。もう暑くて汗が吹き出る頃に、剣沢の出合に到着した。
 ここでもちろん昨日調達しておいたビールで喉を潤した。この出合に立つ真砂沢小屋は、今は解体されて無い。昨年の夏に、テントを張る場所が悪くて怒られてしまった小屋である。今は跡形も無い。ここからは源次郎T峰が屹立として聳えているのか゜よく解る。一体昨年の夏はどこをどう登ったのか検討もつかない。
真砂沢出合で休憩(後方は剣沢)長次郎雪渓源次郎尾根を背景に剣沢中間部を登る 汗が引いたところで、ちょっと憂鬱な別山乗越までの1000mの登り返しである。八峰のマイナーピークや源次郎T峰を仰ぎ見ながらデブリで荒れた剣沢を登りはじめる。別山沢を過ぎるとデブリも無くなり、綺麗な雪面となって登りやすくなる。さらにひと登りで長次郎雪渓が右手より入ってくる。人が登っているのが見える。ここも滑りたい谷だが、今回はパスする。
 平蔵谷出合は平坦であり、ここで大休止する。ちょうどここから真っ白な剣山頂が見えている。平蔵谷も良い斜面だが、これも次回に取っておく。ここからの剣沢は穏やかな丸みを帯びた白い地形の中を進み、なかなか良い感じである。一歩一歩登るたびに後方は、源次郎尾根が良く見渡せる様になってくるし、右手の剣岳もだんだん形がよくなってくる。この辺りの剣沢は登るだけだけではもったいないのであるが、既に汗もダラダラで遊んで行く余裕も無い。残念である。
剣を見ながら休憩 剣沢天幕場を過ぎると、後方になった剣岳が素晴らしい展望を見せてくれる。こちらももうバテバテなので大休止を取らせて頂くことにする。前剣から下ってくる人も良く見える。既に下方になった剣山荘にも人がたむろしているのが見える。この辺りまで来ると、剣沢でちょっとひと滑りという人たちがたくさんいる。ボーダーも多い。剣の展望は最高なので、贅沢な遊びができる。テントが一張だけはってある。朝夕に剣岳を見ながらの幕営でなかなかよろしい感じである。ここまで雷鳥沢を重い荷物を背負わなければならないので、我々にはちょっと無理かも。
 目指す別山乗越まで150mばかりの標高差だが、なかなか着かない。最後の斜面で何回目立ち止まりつつ到着。それでも予定より結構はやく登り返す事ができた。
 シールをストックで脱水すると結構水が出てくる。シールを陽の光にあてながらしばしの休憩である。もうここからは下りだけなので気が楽だ。剣御前小屋には多くの人がいるようである。
 さて、いよいよ今日最後の雷鳥沢の滑降である。もう何回も滑ったところである。例年通り、少し下ったところから雪がついている。皆、ここから滑降開始しているボーダーに混じって我々も滑り始める。最初は右方面の大きな斜面に入り込み、高度を下げて、次に左手側に尾根を越えてあまり人が多く滑っていない斜面を選んで、どんどん滑っていった。
立山三山を背景に雷鳥沢を滑る 立山三山を横目で見ながら滑る感じである。雷鳥沢は斜度も適当で、ほんの僅かな時間で、雷鳥沢のテント場に滑り込んで終了。振り返る雷鳥沢にはまだ多くの人が、ひらりひらり降りてくる。あっー疲れたっと言う感じ。それにしても今日のコースは良かった。
 昨日同様にお風呂に入り、サッパリした後、柳と府中のメンバーで雪上テーブルで宴会を実施した。昨日仕入れたビールも結構使い、日本酒にウィスキー、それに焼肉、カツオ、サラダ、厚切りハム、ウルメイワシ、イカの丸干し、たまねぎ焼き、等等と豪華絢爛であった。しめくくりはちよっと濃いカレーであった。日がかげるまで宴会してから撤収。後はテントの中で酒をチビチビ頂き就寝した。夜半(22時頃)から雨が降り始めたらしい。(私は明け方それに気づいたのだが。)
 この雨は、その後5月1日の10時ごろまで延々と降り続ける事になる。それも結構大粒の激しい雨だ。翌日、柳と府中のメンバーは大雨に打たれながらテントを撤収し、帰っていった。我々は何もすることなくテントの中で酒でものみながらのんびりと休憩するはめになってしまった。真砂沢のコングコースの後であったので程よい休暇にはなったかんじ。
◆コースタイム
雷鳥平テント場6:30==真砂沢の鞍部8:00/8:40==真砂沢出合9:20/10:00==平蔵谷出合11:0/11:20
==剣沢天幕場上部12:50/13:20==剣御前小屋(別山乗越)13:50/14:20==雷鳥平テント場14:40