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蓮華岳南西斜面 と 赤石沢 2799m テレマークスキーツアー


■記録日:2008年6月7日 ■歩行:7時間1分 ■メンバー:単独
■場所:北ア ■装備:板/ATOMIC TM22(170cm) ,靴/SCARPA T4 

そろそろシーズン終了間近でしょうか。東京では梅雨したらしいし、北アの雪もドンドンなくなっている。この土曜日は午前中天気が良い、と言うのでなんとしても出かけないといれませんね。・・・が、自宅では土日で田植え。今日は代掻きと苗の準備をしないといけないので午後早々には戻らないといけない。まぁ針の木付近なら半日で相当楽しめるでしょうから先週に続き針の木雪渓から入るコースに行く。
今回は気になっている滑降コースを2本消化するプラン。蓮華岳の南西面の斜面、これは針の木谷の本谷源頭だと思います。それと針の木雪渓で戻ってもつまらないのでまだ滑ったことの無い赤石沢を。大沢左俣でも良いのですが、もう雪が少なすぎるかなぁと言うことでパスし赤石沢にした。と、言ってもこちらも状況は?
◆扇沢5:17〜大沢出合下の堰堤6:00/08(シール装着)〜針ノ木峠7:50〜蓮華岳山頂8:42/9:10〜南西斜面滑降〜2460mの二俣9:15/35〜2750m稜線10:27/35〜赤石沢滑降〜赤石沢2305m地点10:45/58〜針の木雪渓出合(1830m)11:08/30〜扇沢12:18
針の木雪渓の雪解けが進む

扇沢駐車場にまだ私同様にシツコク今シーズン継続している山スキー屋さんがチラホラ。で、早速出発もおそらく3組目か。針の木雪渓は先週と同じく最終堰堤を越した先からシールだが、かなり雪解けが進み、流れが出ていた。先行の方たちはマヤクボを上がりますが私は峠へ。峠に天幕一張り。穂高・槍、水晶か赤牛が綺麗だ。針の木谷への斜面も先週と同様に雪を残して広がっていた。休憩もせず板をザックにつけて蓮華岳へ。蓮華へは天幕の登山者が先行していたが途中で追い越して今日も山頂一番のりになるみたい。と、これから滑る予定の南西に広がる斜面を登る山スキーヤー一人。どうやら山頂手前の稜線から滑り降りた様だ。
蓮華岳山頂直下から南西斜面に滑り込む

蓮華の山頂は久しぶりである。前回は確か秋。その後は大沢滑り目的だったので手前の稜線で失礼していた。この山頂からの景色もなかなか良い。北葛岳にも白い斜面が広がっており良い感じ。さて、南西斜面の前に少し欲張って南東斜面1本どうかなぁと、見学したがまぁ滑れるがあまり魅力的に見えなかったのでパスと、予定通り南西斜面の二俣となって見えている辺りまで滑るとする。標高差350m程度です。雪が残る一番高い部分に入るとさっきの先行してこの斜面を滑った方が到着していた。やはりこの斜面、気になる方は気になる様です。時期が早ければ峠よりの針の木谷の出合まで滑って峠へ登り返す、と言うルートが取れると思います。
南西斜面の2460m二俣の底から振り返る

少し固め系でしたが快適に一気に二俣底まで滑ってきました。この先はハイマツで谷が見えていませんが、右手より回り込めばまだ行けそうな感じですが、ここで終了としておきます。振り返るとハイマツ谷にできた白い斜面が広がってます。写真では稜線から二本の雪渓となっていますが、滑ったのは右手というか上側の方。登り返したのは左手側の方です。実は写真に写っていませんが2750m稜線に行くにはさらに左手側の雪渓のが良さそうです。・・・ここで大休止して行動食(いつもコンビニのパン3つ、340円程度)でエネルギー補充です。さて、登り返します。これがシンドイ。
赤石沢の上部大斜面からルンゼに入った付近より

蓮華岳手前の稜線に出た。大沢右俣に滑り込める所だった。今日は赤石沢なので2750mピークの先まで戻ってここから赤石沢源頭に滑り込むとする。ちょうど剣へ向かって滑っていく感じだ。赤石沢源頭は大沢右俣同様に直ぐ急斜面となって落ち込んで行く。私は蓮華岳よりの谷筋から漏斗状になる部分に入り込んだ。峠側からの谷筋でもどちらのコースも同じ様にハイマツの間を抜ってこの漏斗に入り込む。漏斗を過ぎると始めて赤石沢が見下ろす事ができた(右の写真)。剣から鹿島までの山々の下に落ち込んでいく赤石沢が足元にあり、まぁ良い景色。しばし写真を取りまくった。
赤石沢を見下ろす

上と同じ場所で記念写真。写真の感じではそんなに斜度がありそうにも見えませんが、そうなのです。ここは漏斗状の部分を過ぎた所なのでこの先は比較的斜度が落ち着いてきています。漏斗部分は場所にもよりますが40度程度でしょうか。ここは30〜35度程度じゃないかな・・・。赤石沢は相変わらず針の木雪渓までの全てが見下ろせません。この先、どんなんになっているか、むもし登り返しなんてことがあつたらイヤだなぁと思いつつさらに滑り込んで行きます。
赤石沢の中間部より振り返る

ガシガシと赤石沢を滑り込みます。と、やはり年のせいか疲れます。見上げると源頭から漏斗になる部分のハイマツが切れ切れになっている所も確認。なるほどと思いつつ、空を見ると青空からうす曇状態となった模様。下方は、で観察するとこの先は落石がかなり落ちています、落石地帯ではユックリできませんからここで少々休むことにします。
・・・では滑降再開です、いよいよ核心部?か。 谷は落石地帯を過ぎた所で右手に大きく曲がる様です。
針の木雪渓より赤石沢全景を見る

その落石は左岸より落ちてきます。赤石沢の名前の由来なのか赤っぽい岩が多いです。中には冷蔵庫程度の大きさのもチラほら。そんなん見ているとガラガラと結構大きいものもくるくる回転し落ちてきます。危ない状態なのでサッサと通過します。右手に大きく回りこむ部分も落石多く、おまけにシュルンドもあって滑り場所が限られます。で、通過。すると一転してよい斜面となり、後はお気軽に針の木雪渓までです。

残っていた行動食をジックリ頂いてノンビリしました。針の木雪渓から赤石沢を見上げました。源頭と右手に曲がってからの下部は見えていますが、中間部が写真では見えていません。中間部に落石地帯等の悪場があるのでした。さて、本日はこれで終了、堰堤前でスキー板を取り、雪渓の水で洗い落とします。ここからはザックに板をつけて扇沢まで。