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伯耆大山 1728m
歩行:                     グレード:★★(稜線縦走はちょっと大変)
場所:島根県                記 録 日:1985年7月**日
プロフィール
山陰を代表する名峰である。日本海から見る大山は、お椀を伏せた様に丸い優しい山の印象だが、東から見ると全く様相を反する山となる。一つの山でこんなに表情を変えるのは珍しい。
鳥取砂丘大山にてコースガイド
 広島への出張が入り、折角だから伯耆大山を登ることにする。1日目は登山口の大山寺までである。羽田より鳥取に飛び、駅前でレンタサイクルをし、先ずは鳥取砂丘へ行く。砂丘を海に向かい5分程度歩き大きな砂山を越えると日本海が拡がった。なかなか素晴らしい風景である。来た価値有り。鳥取城を観光した後、米子へと国鉄に乗り込む。途中倉吉で乗り換えの為時間があり、倉の街を散策する。米子に夕方に到着し、バスで大川寺の宿に入った。目指す大山はあまり見えなかった。
 翌朝は、宿の飯の時間前に出発するので、おにぎりを夜の内に作ってくれた。結構親切な宿。が、早朝まだ暗い中、出発しようとすると玄関が施錠されていて出られない。起こすのも可哀想なので、自分の部屋の窓から外に出る。泥棒の様でちよっと気が引けたが仕方がない。
 阿弥陀堂の参道を通り、弥山への登山道を行く。6合目辺りを過ぎた所で太陽が顔を出して、山麓に大山の影を映しだした。しばし、眺めて感動する。山頂小屋を過ぎるとダイセンキャラボクが群生している。7時頃には弥山に着いた。ここから先は立入禁止となっておりトラヒモが張ってある。おにぎりを食べながら、この先どうするか思案していると、一人やってきてこの先に行くと言う。これ幸いと、自分も行くことにする。おにぎりを食べてゆっくりしてから出発する。大山南壁大山の谷間に咲く花
 弥山からの縦走路は、超ヤセ尾根の稜線で、所々歩くたびに右左に崩壊するのが解る。昨日の宿に昭和初期に撮った縦走路の写真があったが、はるかに崩壊して両側がスパッときれている縦走路になっている。剣ヶ峰手前の「らくだの背」は、両側の崩壊が一番しているところで足を乗せる場所がほとんど無い。仕方なく跨いで越えて行くが、両側しっかりと固まった部分が無く苦労する。「らくだの背」の丁度終わる部分には、引っ張れば抜けそうな灌木が一本あってそれを握って「らくだの背」を抜け出る。 剣ヶ峰からは特徴ある地形の境港方面の日本海が眺められる。
 天狗ヶ峰で分岐をしユートピア小屋に向かう。途中ダイセンオダマキが一株咲いていた。ユートピア小屋付近は稜線歩きの緊張もほぐれる気持ちの良い所である。この辺り、三鈷東谷の源頭は名前は知らないが、虎の尾みたいな紫の花が咲き乱れており大変美しい所である。
 さて、このまま下山するのはもったいないので三鈷峰に登ってみることにする。山頂よりは大山北面が良く見渡せて素晴らしい展望台である。またダイセンキャラボクも弥山よりここの方が群生している。儲かった気持ちで大川寺に下山を開始する。元谷の下山道は岩のゴロゴロする歩きにくい道であった。
 大川寺をついでに見学し、12時頃には宿に戻った。バスで米子に出て、国鉄を乗り継いで尾道までこの日の夕方までに行く。尾道は、大林映画のロケ地である。せっかくだからいろいろなロケ場所を見て歩く。日が暮れてから海沿いの飯屋でビールを一本頂いて、海の魚が豊富なご馳走を頂いた。出張ついでの山の旅であったが、いい思いをいっぱいして翌月曜日からしっかりと働いた。