2月1日は高気圧が移動性となり日本付近を間違えなく覆うので、これは絶対快晴であると信じて、山行を予定した。いろいろ候補はあったが大渚山とした。この山、冬はいつ来ても曇天か山頂はガスで見極めたことの無い山なので今回は間違えなしで山頂から雨飾山の展望が得られるだろう、と言うことでそう決定。さて、白馬に入っても予想どおり、北アも雨飾山方面も快晴である。気分は盛り上がる。
大凪下バス停8:20〜1330m平坦地10:35〜大渚山頂11:38/55〜1258m峰手前12:22/40〜1180m稜線13:20〜840m付近林道13:50/14:00〜送電線下14:45〜集落の舗装路15:34〜姫川温泉バス停16:10〜以降バスの乗り継ぎで大凪下バス停18:32

↑大渚山頂からの雨飾山〜妙高のパノラマ

←大凪下バス停


大凪下バス停の横に車を駐車し、対岸の尾根を登る。雪は固め、ここが登りの核心部みたいな所でもある。急な部分をなんとかこなすと天狗原山と金山が見渡せるようになる。大草連と熱湯をつないでいる林道にでると右側にある尾根を忠実に行けば良い。この辺りからは膝下程度のラッセルとなり、以降山頂までラッセルが続いた。尾根の登りにくいところは西寄りの斜面をうまく使い高度をドンドン上げていく。途中 大草連よりるルートになると思われる白い斜面が見えた。あのルートも良さそうである。

1190m平坦地からの大渚山

1190mになると平坦地が広がり、ここで初めて大渚山の全容が見える。当面は三角形の白い斜面が広がっている。雨飾山もここで初めて姿が見える。さすがに雪をまといカッコいいのである。今日は、山頂に着いた時間で北西斜面を滑り降りて平岩にでるか、そのまま来た道を滑り降りるかを判断しようと思っている。ラッセルに時間をとられつつもまぁまぁのペースである。

1330m平坦地からの雨飾山

1190m平坦地からひと登りで1330mの平坦地に着く。ここは東面を低地をはさんで立つ小高い丘と言う感じのところで、東面が目の前にでっかく広がっている。昨日と思えるボーダーの滑降跡が数本ついていた。北は雨飾山が白い雪原の上に顔を出している。さて、ここで今日始めての休憩である。ラッセルで結構疲れました

大渚山東斜面のぼりからの1330m平坦地と堂津山

休憩をしたら白い東面を登る。コンディションが悪いとここは雪崩も起こる場所なのであるが、今日は大丈夫である。大きく東面を横切りながら登っていく。登るに連れて振り返った方向に堂津山、その横に戸隠山、高妻山が山頂だけ見えていた。この白い斜面で遊びたい気もしたが、平岩に下りるとなるとそんな時間的余裕もなさそうなので汗をかいて登る。斜度はだんだん急になった後に緩くなると山頂も近い。湯峠からの尾根は山頂近くでは雪屁となっているので注意。

大渚山東斜面のぼりからの北アルプス・白馬

山頂への最後のひと踏ん張りは、北ア白馬の展望を見ながらである。ブナの森の向こうには真っ白な白馬連山でなかなかの景色である。

大渚山頂 東端からの山頂稜線と北ア・白馬

山頂到着。初めての天気の良い山頂である。これで冬は三度目。大渚山は東西に広い山頂で、最高点は東端である。ここからは雨飾山から金山、妙高のパノラマが素晴らしい。また、西方面は山頂ごしに北アの山並みが見渡せる。ここでしばらく景色を楽しんでいたら西よりの山頂に向こうから4人連れのパーティが登ってきた。大草連から登ってきた人たちであった。
大渚山頂からの青海黒姫山と明星山

さて、展望の後は滑りである。時間的に平岩コースで行くことにする。車の回収を考えるとなるべく早く平岩駅に着きたい。先ずはシールをつけたまま西端にある避難小屋を目指す。ここでコースを観察するが、尾根を滑り、大峠まで行ってから平岩方面に下りるか、そのまま北西に滑り、湯峠から平岩へつながる林道に滑るかといろいろ迷ったが、1258m峰までは尾根沿いに行くことにした。さぁ滑降開始。先ずはブナの森に滑り込む。と、ここが素晴らしいパウター、さすが北より斜面で雪が軽く積もっている。いい気になってしばらくは尾根の事は忘れて北斜面を楽しんでしまった。ほどほど滑ってから尾根へトラバース。雪はどこまでも軽くて最高だった。
大渚山北西屋根のブナ林

北面のブナの森に積もった雪は、サラサラとしていた。陽が当たらない部分は、最高のパウダーランとなっ
た。結局ここのブナ林が今回の最高の場所なのである。
これから進もうかと悩んだ沓形山方面

1258m峰上部より沓形山(1324M)方面を見る。
この辺りは何故か小さめの針葉樹がまばらに生えている。白井沢の源頭付近にあたるが、植樹されているのだろうか。思わず滑りたくなってしまう白さである。
遠くには青海の黒姫山が見えていた。
北西尾根からの大渚山

1258mへの登り返し場所から振り返る。大渚山がブナの森の上に顔をだしていた。さて、ここから僅かではあるが登りとなるのでシールを付けて1258m峰を越し、
沓形山を越えるかも知れないのでシールのまま1196mポイントに滑り込んでいった。1258m峰からの最初は急な尾根でシールのままではてこずった。
時間を見ると既に13時である。このまま
沓形山まて登ったり下ったりしていては平岩の電車に間に合わない様なので、1180m付近から林道に向けて北斜面を滑り、林道で平岩に目指すことにした。
疲れてたどり着いた大網集落からの雨飾山
(あの山の向こうから来たんだなぁ。)


が、これが結構大変であった。840m付近で林道に合流するまで堰堤が3つ有り、どれも越すのに苦労した。雪が少なめなのか、コンクリート部分が出ており厄介であった。おまけに雪質も重くなりとても快適とは言えない状態であった。
この林道もその重い雪と、斜度がほとんど無い林道のせいで全く滑らずラッセルしながの平岩に進むことになってしまった。しんどい歩きをしてたら698mポイントでトレースがあった。ここからは斜度もましてやっと滑るようになり助かった。
しかし結局予定していた電車には全く間に合わず、何とかバスを乗り継いで大凪下まで帰り着いたのである。

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大渚山1570m〜平岩  北西斜面を滑る


歩行:7時間50分    メンバー:単独
場所:頸城       記 録 日:2004年2月1日