栂海新道は今年の課題のひとつなのである。7月に吹上ノコルから黒岩山、9月の北ノ又谷源流遡行時に犬ヶ岳より黒岩山までと、ブツ切れ状態となっているのです。そこで今回は残りの日本海から犬ヶ岳(正確には栂海小屋まで)歩いて来ました。やっぱこの紅葉の時期を選んだのは正解でしょう。
が、単独だと車の回収などいろいろとコース計画が難題です。いろいろ考察の末に、MTB利用による山行としました。先ずは坂田峠まで行き、ここで車をデポ、本日の小屋泊まり装備も車の中に置いて、軽装で親不知までのダウンヒルです。・・・天気は曇り。いまいち気乗りしない天気の中を行きます。国道8号線に出ると やはりここが核心部です。断崖際の道路には歩道はもちろん無く、路肩が気持ちあったり 全く無かったりします。大型トレーラ等に煽られて慌てていまいます。怖いところです。さて、その後は以下。

10/21 坂田峠6:43〜MTB〜親不知観光ホテル7:23/43〜日本海7:50/52〜入道山8:50/58〜尻高山9:40/43〜坂田峠10:04/25〜白鳥山12:20(白鳥小屋泊)
10/22 白鳥山6:30〜下駒ヶ岳7:02〜菊石山7:24〜黄蓮乗越7:34〜栂海小屋8:37/51〜黄蓮乗越9:36〜菊石山9:47/50〜白鳥山10:46/11:12〜坂田峠12:18 その後に親不知でMTBを回収。
◆21日は曇りとガス、展望は無かった。
先ずは日本海からスタートです。波に足を取られそうになりながら出発です。国道を渡ると栂海新道のカンバン。単調な登りをしていくとスギの植林帯から広葉樹林帯となり、入道山。そそくさと過ぎ、尻高山、そして呆気なく坂田峠着です。意外と近い。ここで小屋泊まり装備に持ち替えて出発です。大量の酒とおつまみで重いです。急登が続いてシキ割の水場、山頂直下の水場でも大丈夫と判断してそのまま登ります。展望は無いものの紅葉はまぁまぁ綺麗です。で、山姥平を過ぎると立派な小屋の立つ山頂です。ガスで全く展望なし。小屋は誰もいません。早速2階の特別室を確保して直下の水場へ。が、登山道から外れて、これが道かよ、と思いつつ下ると細く流れる沢筋へ到着。なんとか確保できました。 夕方より大宴会して早々に就寝しました。夜半、小で外にでると星空が素晴らしかった。結局、この日は誰とも会わず。
◆22日は快晴

日の出を小屋上の展望デッキで待つ。6時10分位にやっと日の出です。ちょうど妙高山の右手より出ました。写真は左より焼山・火打、妙高山、右端は乙妻・高妻山。生憎、下界は少しモヤがあり日本海はハッキリとは見えませんでした。
少し陽が昇ると、辺り一面を照らした紅葉がダンダン冴えてきます。ナナカマドのシルエットも撮ってみました。(下の写真)
◆こちらは紅葉と剣岳

展望デッキは360度のパノラマを楽しめます。陽が剣にも射したようで僅かですが、新雪をピンク色に染めています。手前に紅葉ピークの木もあり中々良さそうな景色なのでパチリとしておきました。
さて、準備も万端だし縦走を開始します。目指すは向こうに見えている犬ヶ岳です。なんだかとても遠そうに見えるのです。おまけに途中いくつかのピークもあり、疲れそうな感じです。小屋泊の装備はもちろん白鳥小屋にデポして身軽に行くのです。
◆はるか向こうに犬ヶ岳

白鳥山から一路ひたすら南進します。先ずは急下降です。そしてブナ林の中を進み、登り返します。と、犬ヶ岳が結構向こうに見えています。お隣には初雪山がデーンと聳えています。遠いなぁ、と思いつつ気合を入れてガンガンと歩きます。下駒ヶ岳を過ぎて黄蓮乗越、ここはブナ林が見事です。乗越にはテント場もあり、水場もあるので便利。乗越から少し登ったところで栂海小屋に泊まったパーティと遭遇。昨日より始めて会った人たちだ。
ここから黄蓮山を過ぎて幾つかのピークを過ぎて行くと、目指す栂海小屋が山カエデの赤の向こうに見えています。もう少しで到着、気合を入れて登って、到着!。この小屋も実に良い。しばし休憩です。
◆さて、引き返します

もう御日様は高く上っています。汗もダラダラです。
今度は北進で白鳥山への戻りですので、行きには気づかなかった景色に遭遇します。立派な岳樺があったり・・・。稜線付近は紅葉のピークです。
途中幾つか白鳥山が見渡せます。山頂にポツンと小屋が建つ姿が中々印象的です。また黒姫山もこの稜線からはいつも端正な形で見えているのも中々です。
◆稜線からの初雪山
終始 初雪山が見えていました。ドーンとしている姿は犬ヶ岳より凛々しいです。この初雪山の北面はスキーツアで日帰りが可能なんです。良い山です。

◆白鳥小屋展望デッキよりの黒姫山と日本海
最後の急登を終えて白鳥山に着くと、結構な人たちがランチを楽しんでいました。犬ヶ岳へ向かう途中にすれ違ったパーティの方もいます。(この方たちはこの後に日本海まで、と言っていた。)ここで展望デッキに登り、大展望とお別れし、一気に坂田峠に下山です。
これで課題の一つ 栂海新道も全て歩きました。ここは小屋泊まりの魅力ある山域と思っちょります。

参考として テレマークスキーでの白鳥山はこちら

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日本海0m〜白鳥山1287m〜栂海小屋1570m


歩行: 10時間49 分    メンバー:単独
場所:北ア       記録日:2006年10月21~22日