さて、約1ヶ月ぶりのテレマーク山行である。3月下旬から伊東温泉へ社内旅行、茨城に家族旅行、そして4月は出向が終わり本社へ異動と、いろいろあって身動きが取れなかった。やっと自分の時間を捻出できるようになったので早速出かけました。前夜、候補として挙げたのは鹿島の布引沢、小蓮華沢、小蓮華・直登ルンゼ(これは困難そう)、赤沢岳、とこの鳴沢岳だった。体力も減っているので一番楽そうなので鳴沢岳になつたわけ。しかし、前々日に降雪があったとの情報もあり、場合によればヤバソウかなと思いつつ入山です。
晴れてます。扇沢駅横からシール可能です。先行者もいます。赤沢出合で私独りだけが右手の赤沢に入りました(下欄の左上写真)。デブリがありますが気になる程ではありません。目指すのは先ず顕著な2038峰です。これを下から右手に回り込むと鳴沢岳南面の大斜面が始めて見えます(下欄の右上写真)。
◆扇沢駅6:55〜赤沢出合7:35〜2038m峰基部8:20〜鳴沢岳南面斜面トップ2490m・鳴沢乗越(仮称)10:10/30〜大斜面で2度撮影会〜2038m峰横11:00/11:18〜赤沢出合11:25〜扇沢駅11:40
稜線へはいくつかルンゼがあり、登れそうだなぁなんて思っていると”ダー”と雪崩れてきました。慌てて逃げました。少し上に上がってまたしても”ダー”と雪崩落ちました。私が登れそうだなぁなんて思っていたルンゼからです。
今日は確かに条件が悪いです。20〜30cm程度の新雪の下は"あられ雪"の層があり簡単にズレてくれる。何度も簡易ピットを掘りながら進みます。場所を変えると意外とシックリしている積雪もあったり、上部は比較的安定しているみたいなので登っていきます。まぁ注意注意、それとあの直登ルンゼはやっぱり止めることにしてとりあえず大斜面のトップまで行くことにします。振り返ると蓮華岳から針ノ木(左下写真)が、かなり登りました。目指す斜面はまたまだ続きます、ちょうど飛行機が青空を切り裂いて飛んで行きました(右下写真)。
大斜面トップです。ここをとりあえず"鳴沢乗越"とでも言いましょう。

標高は2490m、直登ルンゼ入口を右下に見る場所です。針の木乗越に向かう方やマヤクボを登る方たちが見えます。ここは稜線でなく支稜で、鳴沢に落ち込む斜面が反対側にあります(右下写真)。向こうには岩小屋沢岳が見えています(左下写真)。
と、ノンビリしているとまたしても"ダー"と大きな音が聞こえてきました。見るとマヤクボ沢の稜線下から雪崩が・・・。先ほど登っていた方たちを飲み込んだらしく人がいません。針ノ木雪渓出合まで゜落ちていくではありませんか。・・・少し時間が経つと雪崩の末端に人が集まるのが見えます。無事でいれば、、、と思いますが、ここからはどうすることもできません。携帯も圏外。まぁ私もここまで上がってしまったわけなので十分に気をつけないとアカンと自戒しつつ滑降の準備です。
直登ルンゼ入口の下にて

次回は登りたいので直登ルンゼを見学しながら滑ります。雪質は重い。雪崩れることは無さそうです。このルンゼ下付近は積雪40〜50cm、その下にザラメ層みたいでしたが、接合はまぁまぁなので安心できそうでした。
直登ルンゼはほんとうぱ二つあり、鋭峰の右手に上がるのと左手に上がるのがある。山頂へダイレクトは左手側だが、雪屁も張り出していてコチラは登れそうも無い。右手は山頂ダイレクトで無いもののコレなら登れる感じです。稜線に飛び出すらしいのでちょつとアルバイトして山頂とのことです。
2038m峰上部と下部の様子

上が登行し滑降した鳴沢岳南面の大斜面です。左手側の小ルンゼから今日は何度も雪崩れました。この大斜面、斜度もソコソコありますのがデブリは上部に僅かに゜ある程度で綺麗な斜面です。
下が2038峰下1900,付近の台地からです。この台地の両側はデブリとなっていて滑りやすいのはこの台地だったのです。
ここからは赤沢を飛ばして出合へ。出合で登ってきた方に下に滑っていった方が居たかどうかを確認。居たとのことなので、連絡に降りている事が確認できた。しかし雪崩は怖い。注意注意、でも注意しても起こるときは起こるんですから・・・。
マヤクボ沢の雪崩末端(針ノ木雪渓出合)

人が集まっています、付近にいた方たちが集まってきて遭難者を探しているのか、手当てしているのか良く分かりませんが、鳴沢乗越付近からの写真です。

下で聞きましたが雪崩に巻き込まれた方は、大きな怪我はしたものの無事と聞いています。とりあえず良かった。

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鳴沢岳(直登ルンゼは止めた)2490m テレマークスキーツアー 


■記録日:2007年4月15日  ■歩行:4時間45分  ■メンバー:単独
■場所:北ア  ■装備:板/ATOMIC TM22(170cm) ,靴/SCARPA T4