小蓮華山からの滑降コースとして気にしていたのが直登ルンゼとこの小蓮華沢。どちらもソコソコ急なので条件が良い時にでも、と思っておりました。今年はGW前や後に降雪がまとまってあり、20cm程度の深さでザラメのザクザク雪となつてしまっていて締りの悪い残雪となってしまって困ります。表面はザラメで下部はある程度の締まって固まってくれたらいいのですが、、、。なんて思っていてもそうならず、雪はドンドン消えるのでとにかく出かけてみました。計画では小蓮華沢を登って直登ルンゼを滑り降りる、と言うもの。が、今日は風が強すぎて稜線に上がることはできず小蓮華沢をそのまま滑って帰りました。
◆猿倉9:03〜小蓮華沢出合10:23〜2320mで風避けて休憩12:24/40〜稜線の僅か手前2650m地点13:25〜撤退〜2600地点で風が治まるのを待つ13:30/14:00〜写真撮りつつ滑降〜小蓮華直登ルンゼ出合15:02/20〜猿倉15:50
小蓮華沢に入る、上部はガスで気分上がらず

今日の天気は昼前から天気は回復し晴れる、と言っている。遅めに家を出て白馬に向かうと、かなり強い風がビュンピュンと吹いていた。栂池から上がろうともくろんでいたのですが、この風ではロープウェイは??と思い、帰りの車の回収も面倒なので猿倉から登ることにした。その方が時間もかかるので確実に晴れるかな、との見込みも。
で、猿倉。山ヤの車も少ない。上の駐車場は私のほかにもう一台だけで閑散。雪の消えた林道を行き、長走沢を渡った地点よりシール開始。で、白馬沢に入り右手より出合う小蓮華沢に入り込みました。見上げる小蓮華沢は上部はガスの中でした。気分は上がらず。
稜線間近にて、白馬岳が見える

最初はシール登行で行きますが直に限界となり、アイゼンとピッケルで登ります。右手と左手に沢を二分する様に下からは見えますが、ここは左手(西より)に入ります。落石も多く、雪溝も深かったりしています。徐々に斜度は増して行き、ヒーヒー言いながらの登行になってしまいました。風は時折、ゴーと音を立てて吹き荒れ、強い風が落石を誘ったりしてちょっと危ない感じでした。
稜線下100m付近の上部でも右手と左手に斜面は分かれますが、私は緩そうな右手(東より)に進路をとり、そこが稜線だ、分かる所まで上がったのですが、さらに風は吹き荒れてくれてスキー板が宙に舞ったりとしてくれて、こんな風の中では大体滑るの大丈夫?と思ってしまいました。ウーン、これは危険、撤退。
滑降開始、100m程度下って記念写真

稜線付近より少し下った地点で風が治まるのを待ちましたが一向に吹き荒れるばかりなので、とにかく滑り降りるしか無い、と結論し、風に板とストックを持ってかれ無いように注意して装着。風の強弱の合間を縫ってサーっと100mばかり滑り降りました。この地点まで降りると風は段違いに弱まってくれます。ホッと一息です。
さてここでは写真タイムです。見下す小蓮華沢はなかなか急に見えます。楽しそうな滑降ができそうです。
ノド部分を通過して

雪質は前述通りに滑りやすいとは言えません。深すぎるザラメ雪という感じで快適にターンを連続して雄叫びを上げて感動する、と言う訳には行きませんでした。それでも何とか滑り降りてくると雪溝が深いノド通過です。この辺りは雪面に落石が多くて板が何度も石を踏んで悲しい音を出してくれます。前夜の降雪がわずかに積もっていて石を隠してくれているのです。参った。
しかし天気は俄然回復し、見ての通り快晴です、では無くてたまたま雲が流れて快晴の様になっていますが、ガンガンと雲が稜線を流れているのです。
白馬の町に下りると小蓮華が見えていた

で、小蓮華沢滑降も終了し広大な白馬沢に入り込みます。緩斜面のでかい沢を白馬尻に滑降。もう時間も遅いので登山者は全く見当たりません。大雪渓に数組入ってしましたが、皆下山済みの様です。猿倉に着くとここも寂しい限りで人影もまばら。もう山スキーシーズンは終わった感じみたいな雰囲気です。私もソソクサと後片付けをして自宅に帰ります。白馬の町からは今日の小蓮華沢が見えていました。今日はどこまで登っただろうと岩の地形から判断してもあそこら辺だろう、目星をつけました。

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小蓮華沢 2650m テレマークスキーツアー 


■記録日:2007年5月13日  ■歩行:6時間47分
■メンバー:単独        ■場所:北ア 
■装備:板/ATOMIC TM22(170cm) ,靴/SCARPA T4