ホーム]に戻る

小蓮華岳 直登ルンゼ 2769m   テレマークスキーツアー


■記録日:2008年5月17日 ■歩行:5時間37分 ■メンバー:単独
■場所:北ア ■装備:板/ATOMIC TM22(170cm) ,靴/SCARPA T4 

5/4以来の山行です、本来ならこの季節は私にとってハイシーズンなのですが、先週の土日は天気が悪くて自宅停滞でしたから、そんな訳で今シーズン中に滑ってみたいいくつかのコースがあり、その一つの小蓮華岳山頂からダイレクトに滑り込める直登ルンゼをやってみることにしました。
◆猿倉6:28〜白馬沢出合7:20〜右俣2000m地点8:12/27(アイゼン装着)〜2500m地点10:00〜2719m先の稜線10:47/11:00〜小蓮華岳11:15/30〜直登ルンゼ滑降(記念写真4回程度撮りつつ)〜2121インゼル12:05/15〜白馬沢12:20/35〜大雪渓12:40〜猿倉13:05
小蓮華岳 直登ルンゼ

このルンゼ、小蓮華岳の山頂からダイレクトに白馬沢に一直線で落ちるルンゼで標高差は1000mあります。右の写真は2007年長走沢・双子尾根のピークから遠望したものです。写真では左手の小蓮華岳山頂から右に傾きつつ真っ直ぐ落ちているルンゼです。2121インゼルで二俣に分かれて落ちています。ちなみにルンゼの右側の白い広い沢は小蓮華沢です。こちらも良いですよ。
2430m付近からの景色

そんな訳で猿倉に軽トラ・ダイハツハイゼットで到着です。軽トラ内部に゜板もちゃんと入るのです。意外と便利。さて林道少し行くと雪が出て、長走沢も板を履いたまま通過できました。今日は白馬沢右俣を登って小蓮華岳を目指していますが、右俣付近は白馬沢に入ってもガスが沸いており見通しが聞かないっぽい。小蓮華沢はガスも無く、こちらで登ろうかと思っちゃいます、が予定通り行きます。ガスで視界が利かないので2300m付近より右手に寄り過ぎ、一つ東よりの沢に入ってしまいました。が、まぁメンドウだからこのまま登って稜線到着しました。稜線手前でかなりバテバテとなってしまいました。ちなみに本日は2000m付近よりアイゼンツボ足です。
直登ルンゼを見下ろす

2719mの稜線少し先に出ました。ここでアイゼン取り、シールもしまって板をザックにつけて小蓮華山頂まで行きます。稜線に出ても中々ガスが沸いてきてスカッとした天気にはなりません。が、小蓮華岳山頂方面はまだここより青空が出たりして視界は良さそうです。一番厄介なのは直登ルンゼがガスの中であること。この場合は入り込まずに違う場所滑降となってしまいますし。・・・てな事思いながら小蓮華岳山頂です。直登ルンゼは信州側に少し行くと除けます、視界ありOK。小蓮華岳山頂付近は信州側に少し崩れており、危険につき”入り込むな”ロープが張ってありました。
山頂で滑降の準備をして、山頂から滑りだし開始し、少し戻って信州側の入口です。雪質は深いザラメでしょうか。こりゃ自分のターンでスラフ発生させますが、ダラダラしながら流れていく感じのものです。入口が一番急です、が決心して飛び出します。ど真ん中はスラフも強烈かもしれないので最初は様子見と言うことで東よりの斜面にシュプールを刻みます。ここもスラフが流れて行きました。でも快適快適。
2600m付近よりエントリ口付近を見上げる

気合入れて連続ターンで一気に2600m付近です。上の写真ですが、二段目の岩峰群の下辺りで、停止、見上げます。青空でない事が残念ですが、まぁなかなかの斜面に自分のシュプールが刻んであって満足に浸ります。と、言うことで記念写真ですが、斜度がキツイので慎重に板を外してパチリです。この付近は雪面も綺麗で一様にフラット、岩の散らばってませんので雪質次第では超快適滑降ができる場所だと思います。
2600m付近より見下ろす

上と同じ地点より見下ろしました。ここよりは斜度が増しそうです。エントリ口は10m程度きつく、斜度が若干緩み、そしてまた中間部に突入する2500m辺りが再度きつくなる様な印象を持ちました、がまぁ同じ様なもんです。
今日は北アの山頂が見えないのが残念ですが、下には白馬沢の真っ白な平原(その様に見える)が広がっており気持ちの良い風景でした。
2121mインゼルから見上げる直登ルンゼ

2450m付近から落石で岩がちらほらし、縦溝が何列も強烈にあったりして連続ターンが困難になり、斜面を選んであちらこちらとウオサオしてしまいます。縦溝は深さ1m以上もある所もあり場所を選んで横断です。そんな事して間にもスラフが立て溝を勢い良く流れたり、時折落石があります。ヘル持参でよかった。が、本日思ったほどの落石はありませんでした。しかし2121インゼルから゜見上げる現場は落石だらけです。中には冷蔵庫よりデカイのもちらほら。2121インゼルは分岐する部分が安全地帯と想像し大休止を考えていましたが、そんな状況でなく、この下、雪面がましな右手(西より、白馬沢に出合う方)で滑りました。
安全地帯の白馬沢より

綺麗で平坦な白馬沢に到着、一応直登ルンゼ滑降の達成です。板を脱いで歩いたのは約30m程度でしょうか、それ以外は板が痛もうが気にせず滑りました。・・・白馬沢から見上げるとナント青空が出ている、悔しい。もう少しノンピリと行けば良かったかも。
その後、白馬沢の超デカイ緩斜面を大回りの高速ターンで飛びして白馬尻へ。大雪渓には人がチラホラ。林道を鑓温泉登山口まで滑り、以降は歩きで猿倉到着です。
この後自宅でリンゴの適果作業、1本分は完成、まだ3本残っている。梨もネクタリンもあるしもう少し先は田植えも始まる、さらにプルーンの適果もその後にある。しかしこの時期は山スキーと農作業で忙しいなぁ。