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栂池〜風吹大池〜北小谷

2002-3-16 栂池〜風吹大池〜紙スキ山牧場〜北小谷テレマークツア with太田
箙山手前よりのパノラマ 白馬乗鞍〜雪倉〜朝日 
25000図だと3枚に渡る長いツアコースである。前回は5月のGWに行った。北小谷への下りは紙スキ山牧場までがスキーが使えたが。今回は? 雪倉岳や朝日岳など北ア北部の山々の展望が素晴らしいコースである。

 前日、大阪からの帰りが長野新幹線の最終になってしまった。太田さんがこのコースを行くと言うメールが入っていたので、長野駅で”私も参加する”と携帯に連絡を取り、朝7時に白馬大池駅集合とした。その白馬大池駅に寝不足のまま集合し、車1台を下山口に置き、1台で栂池スキー場に向かう。紙すき山牧場からの下山は、来馬温泉の先の大平集落となる。林道の除雪終点。大平集落は無人の様である。
 さて栂池のゴンドラで最上部に上がると天気は曇り。気合が入らない天気である。天狗原の祠に到着した後続パーテイ天狗原への斜面を登る、展望が良い。成城大学小屋へ進む林道でなくトレースが沢沿いに付いており、それを進む。林道を行くより格段に早い様である。登るにつけて。曇天が明るくなり、青空が広がってきた。こうなったら寝不足も関係なく、果然ファイトも出てくる。白馬乗鞍の白い斜面が素晴らしい。
 成城大学小屋の手前の沢は年末年始とうって変わり完全の埋まっていた。トレースは尾根沿いでなくそのまま埋まった沢沿いに伸びていく。先行するパーティが何組も見えている。天狗原への斜面となって左の尾根沿いにとりついて登る。既に鹿島槍から白馬までの展望が見渡せる天気になっている。薄い雲が覆うような晴れの天気てせ、風が時より強く吹き。たまに小竜巻の様な吹き方もして顔に当ると冷たい。
 2204mの天狗原の祠には何組かのパーティーを追い越して一番乗りしたみたいである。天狗原は風が激しく、早々にシールを取って滑りの準備をする。天狗原を北に住むと標識がでる。天狗原からの尾根を滑るフスブリ山頂、後ろは雨飾山と焼山、火打山蓮華温泉への標識と北小谷への標識である。風吹大池へは北小谷の緑(エメラルドグリーン)の標識を進めば良い。天気もよいので、とにかく尾根を進めば良い。蓮華温泉へはフリコ沢に滑り込むが、今日はその東の尾根に滑り込んで行く。前夜に雪が少し降った様で、固めの斜面の上に軽く雪が乗っていて、滑りやすい。
 明瞭な尾根なので、まよわず1944mのフスブリ山へ到着する。フスブリ山まで、所々滑りごたえのある斜面があるが、平坦な尾根でシールはもちろんいらない。私の板はステップソールなので多少登りもあるが、まったく気にならない。フスブリ山も登りがあるが、気にせず。
 フスブリ山は広い平坦な山頂である。ここまで来ると、天狗原は尾根の向こうで小さく見えており、かなり来た感じが実感できる。雪倉岳も朝日岳も左手に大きく横たっわっている。完全に真っ白である。また行きたい山なのである。さて、この展望の良いフスブリ山でランチと行きたいのであるが、ここも風が強い。風が無いだろうと思い、少し先の風吹大池まで行くとする。風吹大池へはともに平坦な二重山稜となる。どちらでもどちらでも良いが、登りが無さそうな右手側にコースを取って、少し下って行く。
 風吹大池への1830m台地に立つと、岩菅山と風吹岳を背景にして真っ白な風吹大池が素晴らしい。40m程度の下降で風吹大池湖畔に下りるが、ここのターンは面白い。綺麗なシュプールを2つ刻んだ。東端に小屋が半分雪に埋もれている。ここもやはり風はあるが、大休止でランチとした。天気が良いのでノドも乾く。お茶が美味い。
風吹大池に滑り込むフスブリ山頂をあとにして(白馬乗鞍を背にして) 先が長いので早々に行動再開する。太田氏はここでシールを付けた。私はもちろん付けない。風吹大池を北に進み、岩菅山と台地からの尾根の間を進むと自然と台地からの尾根に合流する。次の目標は箙山(えびらやま)である。大池までの尾根と違い風で尾根がデコボコとしていて歩きづらい。が、すぐに1821mの箙山山頂に到着。最後が少しだけ急なので階段歩行で登った。雪蔵岳や朝日岳の展望もここを最後になるだろうから記念の写真を撮っていく。また風吹大池湖畔に立つ横前倉山の北斜面がここから良く見え、素晴らしいブナ疎林斜面である。斜度も丁度良く、滑ってみたい感じ。(地図で見ると標高差500mで綺麗な裾をもつ尾根である。)
 箙山山頂から北に平坦な部分を過ぎると、150m程度の急下降する斜面である。このコースで一番の大きな斜面で、結構急で、固い部分もある。エッジを効かせてターンをするが、少々転倒。200cmの細目のステップソール板には厳しい雪質であった。下り終えたら平坦広い尾根になる。右手側に大きな雪庇が張り出しているのが解る。
 ここから蒲原山へは左右に広い平坦な尾根を行く。標識を追っていけば間違えることは無いが、ガスの中だと、注意が必要な場所である。右手により過ぎると雪庇から落ちるし、左手は一難揚山への広い尾根が続いている。今日は天候も良いので問題なく、紙すき山牧場への下降点に到着した。風吹大池から箙山を目指す箙山の斜面に悪戦蒲原山から紙すき山牧場へは東に緩やかな斜面が広がるが、コースは右手の尾根沿いである。東斜面より尾根沿いの方が陽があたって、雪がザラメら近くなっていて滑りやすかった。
 この辺りの斜面はブナ林が広がる美しい斜面で、雪の調子も良く、快適である。あまり調子にのっているとやはり転倒したりもするが、滑りとブナ林が素晴らしいところだった。しかし楽しみはそんなに続かない。この尾根には少ピークがあって標識そのピークについている。
 紙すき山牧場はこの尾根にある少ピークを越えると、白い牧場が見渡せる。しかしこの小ピークを越えて牧場に滑り込む最後の斜面は、超重い腐れ雪で始末に終えない。転ぶたび、手足がなかなか抜けない重さてある。斜面を横切ってザッーと雪崩たりもする。今日最初のビーコンを入れたのもここ。
 そんなかんなしてやっとの思いで紙すき山牧場の白い雪原に到着した。汗がドッーと出ていた。残っていた最後のお茶を一気に飲んで、美味い。下り終えた斜面は斜度もあって雪が良ければ快適だったのに、と悔しい思いである。
 この先は、林道沿いに滑れば良いだけのはずである。標識も林道方面に出ており、そちらへ牧場の緩やかな斜面をターンを描いて滑っていく。雪もド腐れ雪から、埋まる事の無い重いだけの雪に変わっており、快適に滑る事ができる。
蒲原山からのブナ林の中の滑り紙すき山牧場の中を滑る 紙すき山牧場は、どうも林道沿いに広がっている様で、下りも白い斜面が繋がっていく。そんな風に下っていくと違う方面から入ってきたスキー下降のトレースが入り込み、後はこのトレースを追って滑っていった。これが素晴らしい尾根の大滑降となって、予定していなかった本日一番のロングダウンヒルとなって感激。後で地図を見て追うと、1004m、809mのポイントを通る尾根であり、そのまま来馬温泉まで繋がっている。800m程度で左手(南)よりに尾根と分かれて斜面に入り込み、林道沿いに滑る。途中ショートカットをして小沢の右岸沿いに滑り、最後は横滑りで抜けると、田圃にでる。もうここは大平集落の田圃である。
 田圃の畦をいくつか乗り越えて滑ってゆくと車の横に滑り込める。完全に車の横まで滑れて大満足な山行であった。が、車と一緒に滑り込んでくる太田氏の写真をとろうとして、板を外して車道に出ようとして一番の激しい転倒。肘から血も出た。なんと最後にこんなことになろうとは。油断大敵である。その写真も一応とれて満足。しかし、この尾根の滑りは最高であった。
  帰路は、もちろん来馬温泉 村営風吹荘(一泊7300円、安い!)に寄る。お風呂300円。風呂にてビールで乾杯。実に美味い。やっぱビールは風呂だ。入浴後、やっぱりビール。おばさんがツマミで出してくれたのは、採れ立て旬の山菜。名前は**セリ。車脇に滑り込む(右端に太田氏)紙すき山からの尾根を滑る春の味がして美味しかった。天候にも恵まれ、景色も、滑りも楽しむことができた結構なロングツアであった。疲れたが楽しかった。太田氏も塚田もそのまま車で帰った。
 前回は、5月GWに行った事もあり、雪が少なかったが、今回は大満足なスキーツアとなった。このコース天気さえ良ければ迷う事の無く、大展望が楽しめるコース。雪さえ一杯あれば、何度行っても良さそうなお気に入りにしたいコースである。
◆コースタイム
栂池スキー場ゴンドラ終点9:30==天狗原斜面下10:23==天狗原祠11:05==フスブリ山12:10==風吹大池12:30/12:45==箙山13:30==紙すき山牧場14:45==大平集落15:30
◆参考情報
来馬温泉 村営風吹荘 0261-85-1144