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霞沢岳2645m八右衛門沢の滑降 テレマークスキーツアー 


■記録日:2013年4月29日 ■5時間52分 ■場所:北ア
■メンバー:単独 ■装備:板:K2 CLASSIC(170cm),靴:スカルパT4

3月初め以来の本格的な山です。本来は槍周辺の予定でしたが、天気が芳しく無いので29日の日帰りです。目指したのは八右衛門沢の滑降付きの霞沢岳。
上高地帝国ホテルで下車すると天気は曇天。晴を期待してましたが、しょうがない。天気が悪くなる傾向なので、なんとか雨にならなければ・・・と思い出発。林道終点で沢に入り最後の堰堤を越えたら完全に雪埋まっていた。ほぼ一直線のそこそこの急な登りなのでツボアイゼンでスタートです。下部は氷点下の朝で締まった雪面。中間部から上は新雪30cm程度あったり、デブリの雪塊、吹き飛ばされた固い雪面のミックスでした。で、約3時間で稜線のコルに到着。2590mかな。・・・何だか天気は良くなっている模様、悪くになると思ってたが・・・
◆上高地帝国ホテル6:50〜稜線コル2590m地点10:03〜霞沢岳10:39/11:08〜稜線コル11:27/40〜八右衛門沢の滑降〜1670m堰堤上(滑降終了)12:03/20〜上高地帝国ホテル12:42

八右衛門沢を登りつめた稜線からの穂高連峰
3時間弱で稜線にたどり着いた。シールでも登れる斜度だと思うが、固い部分もあるのでツボが正解だったと思う。稜線まで来ると常念山脈も見える。ここはほんとうに穂高の展望の山だと思う。当然、焼岳の景色も抜群です。(上の写真は帰路時のもの)
朝は曇天でした、こんな感じの空

ちょうど最終堰堤に上から降りてきた3人パーティの方がいました。上部は固くて快適にアイゼン効かして、一直線に下ったとのこと。確かにここはほぼ一直線。私もツボアイゼンで登り始めます。最初の下部斜面を登ると右手に進路をとります。そうすると左手より岩壁が迫ってくる中間部です。ここが斜度的には一番ある所です。9月に来た時には大岩の乗り越えで細引き利用したのですが、そんな所はこにも無し、さらにローソク岩も雪に埋まっています。そこそこの積雪が谷を埋めています。

で、疲れるなぁなんて思いながらね休憩はなし、稜線にでました。
K2ピーク

同じK2でもこちらのはKasumisawadake2と言うことでしょうか。まぁなかなか凛々しい形ですね。霞沢源頭側は雪屁が張り出していてあまり近づかないように撮影しました。これまで雪屁の踏み抜きは何度かやっているし、ここのは落ちたらヤバソウだし。
霞沢岳、向こうは2553ピーク

稜線から一つピークを越すと霞沢岳が見えます。左手側は霞沢源頭にサクッと落ち込んでいます。右手側はジワジワと落ち込み、中千丈沢につながります。こまで来ると焼岳もシッカリ見えていて迫力の山となります。焼岳の上堀沢とか中堀沢とかが見えていてかなりの難易度の滑りだなぁなんて感心しながら山頂を向かいます。
霞沢源頭、素晴らしい。是非ノンビリしたいところだ

実は前から、この霞沢源頭は気にしている場所のひとつです。ここで天幕泊まりにして、左右のお好みの斜面を頂こう!!ツアを企画しておりました。が、本日入り込みたいなぁなんて思いながらも天気が悪くなると言うことなので、ガマンです。(しかし後々後悔することになる。)
焼岳とシュラカブ

この時期にもまだシュラカブがあった。さすが新雪が降って荒れただけはある。ちと凹凸はピーク時より小さめだがかっこうの写真素材です。焼岳は山頂付近よりの噴煙が弱冠上がっています。久しく焼岳も行っていない様な感じがするので、また近々行きたいですね。特にモチベーションを上げて中堀か上堀を狙いたいですね。・・・しかし最近は年も感じるし、こまりもんだ。
霞沢岳山頂でランチを頂いたら引返します。メインイベントのお楽しみ滑降の時間です

八右衛門沢の滑降開始地点より(向こうは笠岳)
稜線コル(と言ってもコルだは無く、八右衛門沢が稜線に突き上げた所)で滑降の準備です。なんだか天気は回復しています。が、まだあやしい雲が流れたりもしてました。
さて、バックルをしっかり締めて滑り出します。先ずは固めの斜面ですが、エッジが気持ちよく雪面を捉えて快適ターン。左手側は新雪っぽく見えたので、そちらに寄ると確かに軽い新雪です。超快適モード滑り込んでいきます。

八右衛門沢上部と中間部(何と言っても穂高の展望ですね!)
単独なのでもったいない。この景色と滑りが写真に収めることが出来たら結構素晴らしいと思う。が、単独は自分の写真は記念写真しか撮れないし・・・。で、この八右衛門沢の上部と中間部の様子です。どう見ても魅力的で滑りやすそうです。
が、上部で快適に滑っていたら新雪下に隠れていたと思われる、デブリの塊にぶつかり板を取られて一度転倒しかけた。新雪のフラットだと信じていただけに油断していた。こんな事もあるのだと、注意しないとね。

中間部から見上げる

中間部からは雪は重くなり、自分の滑降雪片が転げてアンモ雪ともなります。荒れた感じの斜面となってしまいます。(もともとデブリも有りますが)
さて、プチデブリは朝は固くなっていたが今は柔らかいので、プチデブリ地帯を避けつつもたまにはその中でターンをして中間部を抜け出します。しかし重い。
滑降終了点よりの八右衛門沢

下部にシュプールを刻んで行くと最終堰堤上の平坦地となりここが終了点です。行きに3人が居た地点ですね。下部は湿った重い雪で、スキートップが上がらずシンドイ。ここから見上げると八右衛門沢の全部は見えません。ちょうど岩峰のどんづまった地点ぐらいで右手に入りこんでいるので見えないのです。
さて、ここからは板を脱いで帝国ホテルので徒歩20分程度。少し先でおばさんとおじさんがフキノトウを採っていた。