今日は数日前の天気予報では曇りか雨だったのですが、なんと晴れるらしい。前日は東京でも埼玉でもかなり強めの雨だったんですが、どうしたことか晴れてくれます。うれしい。この所、平日は快晴、土日は雨と言うパターンでしたがやっと出かけられるのです。さて目的地は長年課題となっていた布引沢です。もちろん鹿島槍ヶ岳も登ってみましょう。・・・と言うことで4時過ぎに自宅発です。もう明るいのですね、この時間は。と言うことGSによったりコンビニに寄ったり、トイレに寄ったりして大谷原へは5時20分に着。釣師の車が二台ほどでどうやら山スキー屋さんはいなかった模様。準備をして即出発です、MTBで先ずは行くのです。
◆大谷原5:33〜西俣出合6:10/20〜布引沢2000m地点8:00/10(アイゼン着)〜布引沢2470m地点(前回引換地点)9:06〜2740m稜線10:30/55〜鹿島槍南峰11:13/15〜2740m稜線11:27/37〜稜線雪屁下(滑降準備)11:40/55〜写真何度も撮りつつ滑降〜1960m地点12:54/13:12〜最終堰堤13:22/27〜西俣出合13:38/43〜大谷原13:57

下:布引沢全景 西俣出合までMTBですが、今年最初のMTBなのですぐ疲れて押して歩きます。そんなことで少々時間がかかって西俣出合到着。ここでMTBを見えない所にデポします。よ〜く晴れていて本日のコースが観察できました。最後の雪屁の乗り越しが核心部の様で、行かないと解らんなぁ、と軽く考えて北俣本谷に入りました。最終堰堤手前で左岸に渡りますが、スノーブリッジが崩壊しかけ始めてます。来週は渡渉となると思われます。北俣本谷から布引沢も既に雪の繋がりはありません。北俣本谷側から雪が消え消えになっている窪地部分を登って広い布引沢に入りました。下部は雪も綺麗で広々として気持ちの良いところです。中間部は小石が散乱していて汚れていました。(布引沢は真っ直ぐ行き、奥の二俣で右手に入り、稜線手前で鎌尾根に上がります。)
標高2000mを過ぎると斜度も増すのでシールからアイゼンと切り替えました。雪質はザラメなんですが、ズボズボとはまる深さです。数日前に降った雪の影響でしょうか・・・。
稜線の雪屁はこんな感じです

2400mを過ぎると前回の布引沢前々回は沢を間違えた)に来た時に引換した二俣となります。右手に進路をとると斜度はさらに増して行きます。頭ぐらいの岩が結構転がって落ちてきますので、要注意です。だんだん斜面は狭まりノドになります。ノド部分は幅20m程度ですが、雪溝も走っていて上からの落石が集中するのと、上に見えている雪屁が崩壊したら確実にこの幅全部埋まりる感じ、とにかく急いでノドを通過し。鎌尾根側斜面沿って登ります。で、きつい斜度をピッケル刺し刺し登ると自然と鎌尾根に合流です。。。。鎌尾根が突き上げる部分の雪屁は高さ3m程度でなんとか登れそう、他は5〜7mの高さはあって完璧に登れません。慎重にアイゼンでステップを切り、ピッケルで確保して乗り越えました。
鹿島槍南峰からの景色(左下は違う)

乗り越えた雪屁ですが、辺りを見渡すと下降地点はやはりこの乗り越えた部分が一番良さそう。なのですが、スキー板はいて3mジャンプは危険過ぎるので下降のための階段を用意のスコップでこしらえて起きました。さて山頂に向かいますが稜線は強風地獄となっています。まぁ前回の小蓮華沢の時と比べれば雲泥の差なので何も持たずに山頂に向かいました。山頂では一応大パノラマ展望なのですが、今日は黄砂で霞がかかってしまっています。いまいちでした。さて引換して再度稜線から下降です。滑り出しの鎌尾根最高点から記念写真も撮っておきました(左下写真)。

ついでに左上写真は鹿島槍北峰と北俣本谷の源頭斜面です。
稜線下約100m地点で振り返り記念写真

布引沢の源頭はそりなりの急斜面でした。とは言え、目茶急ではありません。鹿島北俣本谷と同じぐらいでしょうか。二号とか鑓中央ルンゼの方がきついです。で源頭斜面は100m程度下降すると狭まり布引沢のノドに向かって行きます。この部分からは西寄り稜線の雪屁が気になります。落ちたらまずアウトでしょうね。崩壊しても大丈夫そうな斜面を選んで滑りますが。ノド部分だけは選べません。でも何事も無く通過し一安心。ここを過ぎると斜度は徐々に緩くなり、中間部の小石地帯は鎌尾根側の綺麗な斜面を拾いながら滑り、下部の綺麗な大斜面地帯に突入です。もうここまで来れば緩斜面、振り返れば稜線も遠いです、雪質も快適なザラメになっておりお気軽モードで絶叫滑降が楽しめます。今日は誰もいないし。
なので大休止でランチ。
滑降終了地点(北俣本谷最終堰堤上)で

布引沢の滑降も終了し北俣本谷に入りますが、行きもそうでしたが雪がつながっていません。適当な所から下降し、最後は板を持って草付き斜面を降りて無事北俣本谷です。ここから見る北俣本谷上部は昨年より随分綺麗な雪面の様でした。さて、ドロと小石の混じった雪面となり自然とブレーキがかかる滑りとなりました、が一応最終堰堤上まで滑って終了。板は雪割れした北俣本谷の水で汚れを落としました。ここからは歩きで西俣本谷、さらにMTBでかっ飛び林道ダウンヒル、あっという間に大谷原到着で終了。
今日は北俣本谷より上では誰とも会いませんでした。
静かな山行でした。(しかし何故か布引沢滑降となった時間より稜線から雲が流れ終始曇りでした。
布引沢源頭斜面と鎌尾根の雪屁乗越地点

北俣本谷の最終堰堤から望遠で本日の核心部分を撮ってみました。青字が登り、赤字が滑降コースです。青地矢印の先端が乗り越した雪屁壁です。階段を作るため崩したのが一応解ります。稜線右手にも雪屁弱点がありましたが巨大雪屁の下を通るのはイヤなのでこの鎌尾根先端を崩して乗り越えるのが正解だと思います。滑降はこの雪屁の真下から、ソコソコ急斜面で緊張もしてなかなか良い所でした。

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鹿島槍ヶ岳 布引沢2889m テレマークスキーツアー 


■記録日:2007年5月26日 ■歩行:8時間24分 ■メンバー:単独
■場所:北ア ■装備:板/ATOMIC TM22(170cm) ,靴/SCARPA T4