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神奈山 1909m

2002-3-13 妙高 神奈山(カナサン)テレマークツア 単独
主稜尾根下部からの妙高山どこまでも続く白い斜面 
神奈山は、素晴らしい北斜面がある山である。特に北に伸びる谷は、真っ白でついつい滑りたくなる。しかし、どう考えても雪崩の心配ありそうである。また山頂からの展望は抜群である。結構満足した山行ができた。さて、その神奈山の記録。

 前日はいつもの様に最終電車で家路に着いた。翌朝、寝不足であるが、絶好の天気と信じて出かけた。作日、夕方東京駅付近で仕事の際寄ったブックセンターで購入した25000図「赤倉」にある神奈山が今日の目的地である。神奈山は妙高山の東に位置し、主稜が東西に長い主稜を持つ山である。神奈山は、妙高の山にくるたびに雪の季節は真っ白な壁の様な南面、それと東西に延びる長い主稜尾根が魅力的に見えた山である。
 その神奈山には妙高休暇村の駐車場に車を止め、リフト一本で関温泉スキー場まで上がり、さらにリフト2本で、標高1200mの主稜尾根に着く。既に妙高本山が美しく見える場所である。ここで外人二人組みと洒落っぽい女性二人組み(ひとりはチリチリヘアだった。最近の女子は凄い。)に相次いでシャッターを頼まれて、nice picturesを撮ってあげた。
 神奈山へは先ずは緩やかであるが顕著な尾根を行く。スキーでのトレースが一応ある。樹林越しに妙高山が美しい所である。ここを過ぎると白い斜面が広がる部分にでる。振り返ると既にリフト駅が小さく見える。斜度も増すが、シールが良く効き高度が稼げる。白い斜面はしばらく続くが、斜面は左右から徐々に狭まってゆく。ここを越すと、左手は一気に谷に落ち込む急斜面、右手も白い雪でうまった幕沢源流部分となり、ナイフリッジっぽい部分もある尾根となる。左右に落ちないように、慎重にシールを利かせて登る。幕沢源流部分は真っ白で、美しい景色である頚城の山々と日本海神奈山頂よりの妙高山
。こんなナイフリッジ部分もでる稜線を注意して登っていくと、目の前に急斜面が広がる。ちょうど場所としては幕沢の源頭である。源頭がそのまま急斜面となって谷が消えていく部分は、40度程度の斜面でツボ足にアイゼンを付けて乗り越えることにした。この前の土日と思えるトレースもツボ足になっちていて、キックステップをせず、忠実に足場を探して置いていく。途中から見る幕沢の源頭斜面が素晴らしい。急ではあるが滑ってみたいところである。但し雪崩注意。
 小さな雪屁を越えれば再び緩やかな斜面が広がる尾根となる。展望もよく、今まで見えなかった頚城の山々が見渡せる。ブナの疎林の素晴らしいところである。ここでアイゼンを取り外してシール登行とする。トレースもここからは消えており、どうもここから下った様である。
 左手には妙高本山が迫ってきている。相変わらず左手側は谷に一気に落ち込む急斜面であり、注意しながら登る必要が終始ある。右手側も急ではあるが大きな斜面がひろがっており素晴らしいところである。特に谷筋の斜面は木が一本も無い白い斜面が下まで延々と続いている。・・・・下まで一気すべりで入り込みたい衝動あるが雪崩も怖い。特に今日は気温が上がっている
。・・・。
火打山山頂直下を滑る シール登行を開始して直ぐに、再び急斜面になる。ひとつコブを越した所で、先ほどアイゼンからシール登行に切り替えた場所からは見えない。横着してシール登行のままで行こうとするが、とてもかなわない。さっきの斜面よりさらに急である。ピッケルが欲しいと思うほど。左右の手を雪にさしながら越えた。ちょうど雪が内部で割れかけており、置いた足がスッと穴ぼこになってトドキッとした所もあった。早々に登ってひと安心。ホッー。急斜面を登り終えると山頂まで尾根は広がる。
 再再度シール登行としていくとブナの疎林越しに雪屁が張り出した山頂が見渡せる。一息で山頂に到着する。山頂は東西に長い。雪屁には注意しないといけない。落ちれば一気に谷まで落ちていく。ここからの展望は素晴らしい。なんと言っても妙高本山が目の前に迫っている。でかい山容である。さらに右に三田原山、火打山、黒菱山、さらに鉾ヶ岳、容賀山、大毛無山へと続いている。ほんとうに天気にも恵まれて素晴らしいの一言。火打山から北に続く斜面が気になっていたのでじっくりと観察しておいた。次回のコースの研究である。展望抜群で大満足しつつ、パンをかじり腹ごしらえをする。
 さて、滑りである。山頂からは主稜尾根沿いに先ずは滑る。右左に快適に滑ると、例の45度の斜面にでる。ここは転倒すると止まらない可能性があるので横滑りでやり過ごした。ここを過ぎると後はやばい部分は無い。幕沢源頭の左(北寄り)屋根から大きくずれない様に気にしながら、広々とした北斜面に滑り込む。雪崩が気になるが大丈夫。右寄りのトラバースをしながら北斜面を楽しむ。少し重いが一応パウダーの様である。快適そのものので楽しんでいると、雪がどんどん重くなるのが伝わってくる。ひとターンのたびズシリと重い。そうこうしている内にとうとう転倒して、前面から斜面に突っ込んでしまった。顔が冷たくなってしまった。ブナ疎林の大斜面を滑る
 コースは幕沢の源頭を北よりに延びる尾根沿いの北斜面を取っていって、斜度が緩むあたりで幕沢沿いに戻りる。尾根は1350m程度で平坦地となる。(幕沢沿いに行けば間違える事は無いが、とにかくこの尾根は下降点より下るにつれて扇のように広がるので、あまり幕沢から離れ無い方が良い。)ここで大休止して本格的なランチとした。神奈山と今日のコースが良く見える。
 この1350m平坦地は、そのまま緩やかな尾根が北東に伸びていくが、東にコースを変更し、藤巻山に繋がる幕沢沿いの尾根に入り込まなければならない。この尾根に入り込むと斜面が変わったせいか、ザラメの雪質になって快適状態。ブナ林の中を縫いながらドンドン滑れる。ブナは幼木では無いが、まだ若い木が多い。いずれ立派な森となるんだろう。
 快適に飛ばしたが、標高を下げたからか、ザラメから湿った超重い雪に変化し、グッゥウ〜と力の掛かる滑りとなる。体力を消耗する・・・。休暇村が良く見える様になってきたら幕沢への下降場所を気にしながら滑り、2500図の休暇村の上部の幕沢にある堰堤辺りに伸びる屋根に入り込んだ。尾根は地図からはよく読めない小さな沢がいくつか入り込んでいる。右へ右へとトラバース気味に下降して800m付近で幕沢をスノーブリッジで越した。右岸の5m程度の高台を越えるとスキー場のリフトが見えた。
 帰路、関温泉の登美屋で入浴した。お風呂の窓から対岸が真っ白に見える良い景色の風呂であった。500円。
コースタイム
妙高休暇村9:20==関温泉スキー場リフト終点1200m9:55==幕沢源頭急斜面下10:53==神奈山頂11:50/12:20==1350m平坦地12:45/13:10==妙高休暇村スキー場13:45