先週降雪のためラッセルにはまり諦めた白沢大源頭斜面〜矢沢経由のコースに再チャレンジ。今日は雪も締まりOKであるが矢沢は果たしてどこまで滑れるかがポイントである。最悪は沢沿いの歩きとなるが、まぁ行ってみないと解らない。気にせず滑って見ましょうモードで出かけました。
さて、出発は先週同様の扇沢からだが、私も東京遠征組もお疲れモードでなかなか早朝の集合はきつい。今週は大阪での酒が体を弱めている様で、積年の肝臓系機能障害を真剣に考えんといかんなぁ、と思いつつの山行となった。
◆扇沢の橋7:23〜1720m三俣8:12〜2235m尾根9:46/10:00〜爺ヶ岳南峰11:13/55〜白沢〜2200m白沢天狗尾根12:10/37〜矢沢〜1370m矢沢下部13:10/25〜1060mスキー終了13:50〜徒歩〜矢沢林道入口14:15
南尾根を目指して三俣より這い上がる

矢沢林道入口にジムニーをデポ、雪は全く無い。扇沢へ移動して出発、先週の降雪は完全に閉まっていて三俣までが半分以下のタイムで来れた。さてここからは急斜面となるのでツボ足で。朝の冷え込みで雪は固くキックステップで登って行く。私はアイゼン無であったが両名アイゼン装着。あった方が楽だった。標高を上げると背景には針ノ木と蓮華岳が綺麗に見えていた。
2250m程度まで上がると斜度が緩むのでシール登行に切れ変えていく。南尾根からに着くと、先行する南尾根からのスキーを担いだ登山者一人、種池からの登山者一人、走行すると山頂から降りてくる二人連れ。今日は天気がよく皆さん満足でしょう。
山頂からの剣

南尾根からは白沢寄りに出で尾根沿いに登ります。右手は白沢の大斜面が山頂からだだっ広く拡がっており、ちょっと感動ものです。前回白沢を滑ったのは、15年以上昔だろうか・・・?。あの時は白沢を2200m程度まで滑ってから再度登り返して扇沢の斜面を滑らせて頂いて登り返しをする、と言う結構元気な山行であった。あの頃と比べてもう体力が無い。
ひと汗かいて爺ヶ岳南峰着。相変わらずここは剣の展望が良い。種池山荘の赤い屋根と剣のゴツゴツした山容が印象的である。
こちらは鹿島槍ヶ岳

ここでランタイムである。風が防げる北側で頂く。鹿島槍も劒もよく見える。劒は三の窓辺りの雪面が荒れているように見える、デブリでしょう。一方小窓はきれいな感じ。大窓コースも検討しているのでよく観察しておこう。さらに鹿島の北俣の様子と布引沢の様子もよく見ておかないといけない。今シーズンは北俣は実力不足だが、是非布引沢は稜線から滑り込みたいのです。昨年は下から上がって2400m以上は上がったのですが、最後は頻繁に発生するデブリが怖くて撤退している。
では山頂から白沢へ滑り込み開始

さていよいよ滑降開始です。南峰山頂かせら白い大斜面の白沢源頭に滑り込みます。白沢は山頂からダイレクトに滑り込めるとこが魅力ですね。おまけに大大大バーンで真っ白けです。
山頂直下は急な部分もありますが、雪質はまぁ良い方なのでOKです。順々に滑り込んでいきます。向こうの針ノ木にも本日は一杯人がいるのでしょう。
山頂直下の白沢

山頂の雪庇真下は急です。途中まで滑り込みましたが、自分で落とす雪が下まで流れていくので引き返して凸部を少し滑ってから急斜面に入り込みます。いやぁ、なかなかの斜面です。
白沢はまだまだ先まで真っ白けな斜面が続いていきますが、2150m辺りから左手にトラバースを開始します。トラバースしたその先にも白い大斜面が広がっていてとっても良いとこでした。さらに左の白沢天狗尾根を目指していくとやがて木の生えた斜面となり、雪庇の張り出したコルに到着です。
矢沢のエントリ場所

このコルで二度目の大休止でする。ビールはここで頂きました。山頂は風が吹いていて寒かったのですが、ここは無風で暑いです。ビールを良く冷やして頂きました。やっぱ、最高っす。
さて、そうこうしていると、我々の後を追ってか?、中峰から滑りこんだ単独の方もコルに到着された。我々は休憩もしたのでいよいよ矢沢滑降に移ります。はたして矢沢はどこまで滑れるだろうか、不安もありつつ雪庇の弱点より滑り込みです。
矢沢へ滑り込む

矢沢は爺方面に岩壁があり、小さなそこからのちいさなデブリがあり多少荒れている感じですが、雪質は柔らかく比較的安定している模様。さて一気に滑り落ちて行きましょう。あまり上部の急斜面に長時間体をさらすのは好ましくないし。
雪庇もあり早めに降りよう

見上げると雪庇もあり(この雪庇はコルの南側のもの)。こんなん崩壊したらヤバイので滑り逃げて行きます。上部斜面も半分を過ぎると雪質は湿質重め系となっていきます。良い斜面を選んで滑るのですが、板が潜ったりして苦労のスキーイングです。
まぁまぁそんなことより早く下の緩斜面に行って落ち着かないと・・・。
矢沢の急斜面を終えて

爺方面の枝沢より落ちてきているデブリが矢沢に雪崩込んできています。右岸沿いに滑って緩斜面の安全地帯にやっと到着です。振り返り、矢沢上部斜面は荒れあれですが、岩峰も多くて景色はなかなかのものです。
さて本格的な休憩はもう少し先にと、雪質も埋まることの無いものとなり断然滑りやすくなって。緩斜面をドンドンと行きました。
矢沢中間部

中間部を過ぎると矢沢は谷幅を徐々に狭めて行きます。両岸の木も目立ち様になっていき、良い景色ともお別れです。小さく屈曲した沢筋です。
最初の堰堤上部で沢割れです。右岸が繋がっていました。が、沢は確実に割れが増えてとうとう三番目の堰堤上部でスキーを脱いで左岸の林道側に渡渉です。石伝いに行け靴を濡らすことはありませんだした。以降林道付近の雪を拾ってなんとかスキーを繋げますが1060m付近で徒歩に変更。でも以外に車をデポした車道までは近かったです。

ホーム]に戻る
爺ヶ岳2669m 白沢〜矢沢の連続滑降 テレマークスキーツアー 


歩行:6時間52分    メンバー:佐藤、太田、塚田
場所:北ア        記録日:2006年4月29日