そろそろ白馬乗鞍周辺以外にもいろいろと行きたいのであるが、さてどこするかと思案してしまう。なんせ寡雪で下部では藪となって苦しめられるツアーコースは厭である。情報によると三田原から笹ヶ峰への滑降は問題ないらしい。・・・が、三田原は通いなれたメジャーなコースで今一歩行く気になれない。なら、黒沢へはまだ滑ったことが無いのでこのコースかな、と思いながら出かけてみた。まぁ三田原周辺もいろんなコース取りができるので積雪コンディションで決めてみようと気軽な気持ち出かけた。
◆杉ノ原SA最上部9:06〜三田原山10:38/47〜黒沢池10:55/11:07〜茶臼山11:37〜高谷池ヒュッテ11:49〜火打山13:10/35〜影火打方面から南面滑降〜1930m南面台地13:45/14:10〜1470m鍋倉谷横断・左岸台地14:52/50〜林道15:18〜京大ヒュッテ前16:13〜杉ノ原SA駐車場17:36
●三田原山の登りの途中からの展望(高妻山〜北ア後立山)
自宅発7:15、途中の吉野屋で並で朝ごはんし、妙高へ裏道を走らす。飯綱町の道ではカリカリの氷った路面となり、四駆3年目スダッドレスではスリップしてお尻をフリフリとなった。少しスピードを出しすぎたか。安全運転モードに切り替えて黒姫SA横を通っていつもの通りの道で杉ノ原SAに着。駐車場は1/3程度埋まっていた。早速SA最上部へ(ゴンドラと高速リフト1500円)。助かることに先行のトレースがある。まだ踏みしまっていないので単独の方が先行している様子。ありがたく利用させて頂き、三田原山の斜面に取り付く。取り付きの斜面では結構雪が流れる、どうやらアイスバーンの上に積雪15cmと言う感じ。今日は注意が必要だなぁ、なんて思いつつ登行です。
三田原のでかい斜面にでると早速北アの大パノラマのお迎えです。天気の良い三田原のこの景色素晴らしいですよね。
上:鹿島と五龍 左下:黒沢池にて 右下:茶臼山にて

遠くに鹿島にはヒマラヤヒダ?(そんなもん遠すぎて見えんだろうが・・・。)みたいな感じで北面とカクネ里上部の白い斜面。魅力的です。今シーズンのカクネ里を是非滑ってみたい。なんて思いつつ、先行のトレースを追います。途中からトレースを外れて三田原稜線にでました。どうやら追い抜いたみたい。ここから妙高南斜面を見てどうやら滑れそうなので今シーズンの課題にしときました。先の三田原山の雪屁は今年は小ぶり。三田原山頂手前で斜面を登ってきた先行だったも後ろに付き、一番乗りで山頂です。さて、よく見ると火打山にはトレースが付いている。・・・と言うことはラッセルありません。そうだったら火打山に行きましょう、と言うことでガンガンと黒沢池に滑り込みました。ここで再度シール装着して茶臼山まで登りです。
●火打山の肩2300m峰への登りよりの北東斜面
茶臼山までの登りは大した標高差では無いのですが、陽射しも強く風も無くシンドイ登りでした。シールに雪が付きヒーヒー言いながら到着。火打山が大きいので記念写真(上の上右)。ここからはとにかくトレースに合流したいので高谷池ヒュッテを目指します。で、トレース合流。こうなったらこちらのもんです。俄然元気がでます。登行が断然楽です。これを追々して火打山を目指して高度を上げます。途中火打肩の2300m峰手前からの眺める雄大な斜面(上の写真)は素晴らしかった。名称があるのか無いの不明ですが、この大斜面にもシュプールを付けて見るのも課題となってしまった。゛てもこの斜面下は地図では結構険悪な谷筋みたいなのでまぁ登り返しで楽しみますかね。
●火打山頂からの焼山と北面台地
てな事を思いつつ山頂へ着。東面の登路は風でカリカリもあったがこの調子なら風の少ない南面はパウダーかなぁなんて思いつつの登行だった。ところでどこを滑ろーかなぁと思案していたが、まぁ火打山からまだ滑ったことの無い南面台地だなぁ、といよいよ決心しての山頂となりました。鍋倉谷の横断部分について事前情報無しなので少々心配ではあるが、寡雪といっても埋まっているでしょう。と安心にした。
この時期は初めての山頂の火打、さすがに展望が良い。何と言っても焼山と北面台地の威容には感激します。こんな風景見ているとついつい滑り込みたくなのりますが、今回は南面です。それにしてもスゴイ風景。絶対ここは日本なんかじゃない風景だと思います。(山頂には写真撮の方がおり、本日は空知尾根に1組、影火打に1組と北面台地に向かわれたとの事でした。高谷池ヒュッテ利用だと便利です。)
右上:火打山頂の記念写真
右下:昼闇山と阿弥陀と烏帽子

火打山頂は風が強く、山頂下で滑降の用意です。雪のコンディションは思いのほか良く、スキーで傷つける弱層は無い模様。先ずはこれからの滑降コースをよ〜く観察し地図と対比します。目指すはあの台地、スゴク目立つ台地です。どうやら火打山からダイレクトに台地には滑り込めず少し滑って影火打へトラバースし、そこから南面台地への大きな斜面に入り込みます。では滑降開始です。
最初は火打南面です、軽々のパウダーで超快適〜! 雄叫び自然と出ます。南面台地の東側の谷筋にはそのまま滑り込めますが、さすがに危険かと思い、広々とした南面台地直結の大斜面コースへ進路をとります。で、ここも超快適すぎるんですよね。全く。と、贅沢でゴージャスな滑降を楽しみました。
火打南面台地(1930m)より滑降コースを振り返る

滑降コースは右手の火打山から入り、その後は写真で見ると真後ろの斜面に入り込みます。上部はそこそこの斜度もあります。下部は緩やか、ここまで快適な雄叫び滑降となりました。誰もいません、静かです。こんな贅沢も幸せですね。
上部ではパウダー、中間部からは少し重たいパウダー、下部では表面がパラパラと割れるモナパウダーと、という感じでした。ここでランチタイムします。・・・一気に滑ってなんか(ノーベル平和賞頂いた方も言っていたが)勿体無い。
●1750m火打南面台地末端からのパノラマ
ランチを取った1930m台地からは超緩斜面の滑り、直に完璧な平坦となり、歩行モードです。振り返ると火打と影火打が扇のように広がっています。実に雄大ででかい山の感じです。この台地の平坦地はブナの疎林のある気持ちの良いところです。ここに天幕して夜はスキ焼でビール三昧なんて夢のようなテント生活なんて良さそうです。なんて。
左:南面の滑降痕
右上:鍋倉谷左岸台地に這い上がる
右下:陽が陰りそう、急げ

台地末端から南斜面を滑り込んで鍋倉谷に出合います。この南斜面さすがに標高を下げたので、表層の雪がターンの度に雪崩れてくれます、が、トロトロと雪崩れるので当方はそれより早く谷に滑り込こみます。鍋倉谷は流れも出ていましたが何とかスノーブリッジで対岸へ。左岸を少し行くと一段高い部分に台地が始まります。ここにツボ足で登りました。以降はこの左岸台地を滑って林道。・・・で、結論としてはこの林道歩きが核心部だった。直に下りになるだろうなんて思いシール付けずに頑張ってしまった。・・・よく地図みたら下りは延々とありません!! 京大ヒュツテ付近まで頑張ってしまたがここでシール装着。やっぱ楽だわ。こんなことして体力消耗・時間ロスして無事杉ノ原SAに戻りました。

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火打山2462m 南面滑降〜南面台地〜鍋倉左岸台地 テレマークスキーツアー 


■記録日:2007年2月25日  ■歩行:8時間30分  ■メンバー:単独
■場所:北ア  ■装備:板/VECTOR BOLD(170cm) ,靴/SCARPA T2