右は2004年1月の稗田山山行の時の大崩落斜面の赤倉山方面。今回は樹林のある斜面の向こう側を滑った。

稗田山は明治44年にその山容の北半分を失う大崩落を起こした山である。下流の姫川方面に土石流が押し寄せ河床50m以上で段丘を形成したらしいのです。(ものの本より) そん稗田山なんですが、今は昔・・・。でも相変わらずすごい崩落斜面となっています。この崩落斜面に気づいたのが2004年、なんだかスゴイ所があるなぁと言うことで早速チャレンジしてみようと来ましたが私にはヤバイと思い引返しました。その後エントリポイントを教えて頂いていましたので今回雪質も良いだろうと言う判断で再チャレンジ。一応達成と言うことで。
しかし行ってみて言えるのは後半の林道歩きの方が核心部だったような・・・。  
◆コルチナスキー場10:50〜黒川沢右俣コル11:17〜1475mエントリポイント11:59/12:15〜大崩落斜面滑降〜1160m平坦地12:35〜左岸尾根13:36〜金谷橋13:45〜625m石坂の林道15:16〜中土駅16:40・・・以降タクシーと徒歩で。17:55コルチナスキー駐車場
1475mエントリポイントに到着

どこかエントリしやすいかウオサオしながらここまで来た。どうやらここが良さそうだ。ここを滑っている方からコルから少し上のところが良いよ、と教えてもらっていたので一応ここでしょう。確かに稗田山やコル付近からの斜面は覗き込め無いほどだったり、下が見えないほどの急。とても手が出せないが、ここは覗き込むことができます。が途中から下は、やはりわかりません。まぁ地図で確認すると中間辺りで少々急になる様ですが、あとは雪質が安定していたらOKでしょう。とりあえず簡易確認、まぁ登行最中からして大丈夫と判断です。
本日のコース全景

では行きます。最初はそんな急でもなく、なんだぁと言う感じでターンですが、難点が一つ。今日は高曇りなのですが、空も白で斜面も白、大地と空の区別がつきません。斜面の状況がものすごく解りづらいです。急なのかどっちに傾いているのか何しろ解りません。そんな訳で連続ターンでバンバンと滑り込めず、確認しつつの滑降です。なんか消極的な滑りとなってしまいました。・・・残念。
右の写真はエントリした直後、滑降コースの全容です。が、白すぎて良くわかりませんね。かなり雪質は安定していると見て沢地形の中を滑りました。尾根でも良いでしょう。大崩落斜面のコース取りはいろいろあるかと思います。尾根の場合は雪のつきづらい岩壁っぽいところもあるので確認しつつとなりそうです。どちらが良いのか知りません。今日の滑降はこのまま沢地形の中を進み、途中から右か左の尾根に乗り上げて金谷橋を目指しました。
(写真の上の山は左より雨飾、金山と天狗原)
1160m金山沢左岸台地に這い上がり記念写真

超巨大岩石もあったりする沢中を滑っていくと、なんと途中から沢が割れています。ゲッ、と言うことで何とか左岸台地に乗り上げます。結構急な斜面を這い上がり疲れました。ここからは滑って来たルートが良くわかります。ちょうどコルっぽく見える辺りの右手上からエントリしました。で、ここからが大変。もう地形的にも急な部分は無いのですが沢が割れているのでどちらかの尾根に登らなくてはなりません。左岸台地に来たので左岸尾根を目指しますが、これがまた目茶急な登行となり何とかツボ足で枝を掴んで這い上がりました。僅かな距離と登りでしたが1時間かかりました。疲れた。
振り返り、滑って来たコースを確認

その後尾根から緩やかな斜面に入り金谷橋の上の林道に到着。金谷橋を渡り以降延々と林道下りラッセル。途中、振り返ると遠くに大崩落斜面が見えていました。・・・時間がかなり掛かっているので滑らない林道をエッチラコツチラしながらやっと除雪してある林道に到着。石坂集落から中土を目指して行きますと、、、なんと集落手前で除雪終了。えぇ〜と思いツボ足で進みます。石坂集落はこの季節誰も住んでいないのですね。そんな事に感慨深げになりながら除雪のしていない林道を進みやっと中土集落の最上部に到着。この時点でかなり疲労困憊。・・・なんとか歩いて中土駅着。ここでまたしてもガーン。次の電車までは2時間以上。・・・致し方なく駅前のボロタクシー1台にお願いしてしまいました。でも勿体無いので途中で下車して徒歩でコルチナまで頑張ってしまいました。今日は5kg痩せました。

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稗田山 大崩落斜面1475m  ちょっと危ない滑降  テレマークスキーツアー 


■記録日:2008年2月2日 ■歩行:5時間50分 ■メンバー:単独、塚田
■場所:北ア ■装備:板/VectorGride BOLD(175cm) ,靴/SCARPA T2