朝3時30分過ぎ目覚ましで起き、空の様子を確認すると曇り模様。「よしもう一度寝よ」、で次に起きたのが5時40分。するとなんと青空では無いですか、、、。これは行かねばならん、と決心し家内にその旨伝えて6時過ぎに速攻で出発しました。目指すは猿倉です。この時期は猿倉ですよね。さて今日の計画は大雪渓を詰めて旭岳より西面を滑ってから清水岳への稜線に登り返して清水谷に滑り、さらにこれを白馬鑓に登り返して山頂より鑓温泉ダイレクトコースを滑り込む計画です。・・・・がさすがに7時過ぎではこの計画は無理そう。おまけに大雪渓の急登で疲れて、「やっぱこの計画は止めよう、鑓山頂から鑓温泉ダイレクトコースに変更や!」と言うことにして疲れた体を引きずって稜線に上がりました。が、何だか天気は高く曇りで、快適では無い。今日は梅雨の晴れ間みたいなもんやかんまぁこんなもんでっしゃろ。
鑓山頂へ先行者を追い越して登頂。とりあえず中央ルンゼも覗いておくか、と覗き込むと、なにやら気持ちがズルズルしちゃいました。「おっしゃ、もうこうなったら中央ルンゼやな」と言う決心をアッサリしてしまいました。上部はもちろん大丈夫そうですが下部は全く見えません。登り返すなんて事になったら厭だなぁなんて思いつつ山頂直下より飛び込んでしまいました。

◆猿倉7:16〜シール登行地点(白馬尻下)7:48〜2610m稜線コル10:17/26〜白馬鑓ヶ岳11:45/55〜中央ルンゼ〜1970mルンゼ出口12:10/25〜杓子沢出合12:25/50〜小日向のコル13:23/30〜登山道経由〜猿倉14:15
上:白馬鑓ヶ岳山頂直下より飛び込んだ中央ルンゼの上部
中央ルンゼは山頂より少し下った地点より雪が繋がっていました。スーと落ちて行く斜面は上部だけしか見えていません。この下にノドがあり落石が集中する核心部がありますが見えません。シュルンドもどの程度になっているのか良く解りませんが、今日来る時に白馬の町からは繋がっているのを確認しているのでまぁ大丈夫。一週間前も様子を見ているのでOKでしょう。

右:中央ルンゼ上部(右が山頂)を振り返る

上部はそんなに急ではありません。快適なテレマークターンが楽しみます。が、雪面はやはりこの時期もう凹凸があります。縦溝も場所によりあって注意しないと板が取られます。が、まぁこの程度なら大した事無く滑れます。さてさてガンガン行きましょう。落石注意です。
いよいよ核心部のノドに近づく

上部の快適斜面を楽しんでいくと、やはりルンゼらしくなってきました。かなり狭くなります。一回、頭程度の大きさの石が落ちてきて肝が冷えます。雪面は凹凸が増してきます。ジャンブテレターンで一気に切り替えないと縦溝や凹凸に、それに雪面を落ちている岩ころに対応できません。しばらく行くと最狭部のノドです。ここはさらに狭く、中央には結構幅広で深い縦溝、ここに石ころが結構転がり落ちて行きます。縦溝で半分になったこっち側の斜面はテレマークには狭すぎます。上部から石が落ちてこないのを確認して縦溝を越えて向こうの斜面でターン、さらにシュルンドを避けてターン。あぁシンドイ・緊張(金張)の夏みたいに汗がでます。まぁそんなかんなで何とかくクリアです。まぁ何とかなるもんです。ハイ。
左:核心部のノド
ノド付近はシュルンドだらけです。雪面には石コロだらけです。シュルンドは避けますが石コロはある程度は気にせずターンです。大き目はもとろん気にしないと転けるので注意。


右:ノド下2150m付近で記念写真
ノドを過ぎると斜面は再度広がり斜度も緩みます。安全ではないものの多少安全地帯を見つけて記念写真です。見上げる中央ルンゼは狭いです。よくぞ通り抜けたもん、と感心しておりました。しかし雪面は相変わらず最低で。不快な滑りとなります。
1900m付近で再度記念写真です

2000m付近で中央ルンゼのゴルから抜け出ます。斜度も緩やかになってきますが石ころの散乱は相変わらずです。一本超深く(1mはある深さ)刻まれた縦溝があり、どうしても右岸側にはなかなか渡れずコース取りも自由には行きません。
さて今日は向こうに見えている鑓温泉はパスしてそのまま湯ノ入沢目がけて滑降です。鑓温泉を目指している何組かの人達が登っていきました。
小日向のコルにて、向こうは鑓と中央ルンゼ

杓子沢出合で大休止です。ここでランチ。この付近でおばさん軍団が山菜取りをしていました。と言ってもイタドリを採っていました。あまり美味しく無いだろ、アレは。と言う感じです。
さて小日向のコルまでは大した登りではありませんがやはり疲れて到着。鑓ヶ岳と中央ルンゼがよく見えているので写真をパチリ。
その後は縦溝で洗濯板状態の斜面を何とか滑り降りて台地へ。ここから長走沢でも良かったのですが、下部の滝が割れていたら厭なので登山道で下山しました。台地末端より登山道。

もう板納めした人も多そうで猿倉は混んでいませんでした。

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白馬鑓ヶ岳 中央ルンゼ2903m テレマークスキーツア


歩行:6時間59分    メンバー:単独
場所:北ア       記録日:2006年6月10日