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栂池五輪山2253m〜黒負山〜聖山〜赤禿山〜山之坊 テレマークスキー縦走


■記録日:2012年4月28、29日 ■15時間51分 ■場所:北ア
■メンバー:単独 ■装備:板:K2 CLASSIC(170cm),靴:スカルパT4

今回の山行は2009年に五輪山に往復しているが、その先を行く縦走ツアです。通常なら2泊コースなので、まぁ2泊分の食料と燃料を持参します。標高はそんなに高くないのでアイゼンは悩んだ末に持っていきません。軽量化しないと50歳の身には辛いです。・・・もともとこの山域のこのコース、一難場山に行ったときに全容が見えていて白い斜面だらけに気になり始めたのがキッカケ。2009年の一難場山以来3年越しに行くことが出来、けりをつけてきました。
◆4/28
栂池ロープウェイ9:26〜天狗原10:15/30〜蓮華温泉11:05〜兵馬ノ平〜瀬戸川11:38/50〜白高地沢鉄橋先で左岸12:30〜五輪山取り付き〜主尾根1540m13:05/20〜五輪山15:28/45〜小滝川東俣源頭滑降〜幕営地1945m黒負山手前のコル直下16:05
◆4/29
幕営地6:15〜コルから少し先の1950m,地点からツリコシ沢滑降6:30〜ツルコシ沢1740m6:36/48〜コル7:16〜黒負山7:42/8:00〜尾根滑走からそのままヨグラ沢左俣滑降〜ヨグラ沢1620m地点で北寄り尾根を越えて隣の沢底1590m8:25/45〜1727mP9:02/25〜聖山10:00/10〜1260m赤禿山への分岐10:48〜1050m最低コル11:10/30〜赤禿山12:04〜下降点12:10/30〜山之坊13:19(〜JR平岩14:19)
天狗原から先ずは蓮華温泉へ

栂池スキー場にはそんなにお客さんはおらず、サッサとゴンドラ。そしてロープウェイに乗れた。早速、天狗原に向けて登行を開始。天気はこの先2日は晴天続きと思われ、気分き軽いが、荷物は重い。とは言え、他の方達を追い抜きながら天狗原に着。シールをとって休憩はなしで蓮華温泉へ向かう。誰も蓮華温泉方面は行かない模様で私一人で滑っていきますが、シュプール痕は多数ありました。前日にでも平岩コースだったのか。
瀬戸川を渡る

何度も滑った蓮華温泉までのコースですが、気分良く滑りすぎて行き過ぎてしまい、弱冠戻ります。そして蓮華温泉は小屋前で除雪最中でした。まだまだ雪は多そうです。ここもそのまま通過して兵馬ノ平へ滑り込み、そのまま横断し瀬戸川まで一気に滑り込んで行きます。・・・どうやら昨日でしょうか、シュプールが1本たけあります。雪倉か朝日か、、、。
瀬戸川の鉄橋は、時期が早いと雪壁になっているのでイヤな場所と思ってましたが何も問題なく渡れました。ここで再度シールを着けて登行を開始します。さすがに少し疲れ始めた。
遥かなり五輪山

白高地沢右岸の尾根を進むと、いつもの池、カモが二羽仲良くしていました。まぁこな山奥にカモとはと思えるが、カモも良いところ見つけたと思っているのでしょう。
鉄橋を右下に見て、さらに尾根が平となった先から白高地沢におります。そのまま左岸に入り、ほぼ夏道と同じコースで五輪山への登行を開始します。1753三角点の右手側を越えて登り返しの無いように進みます。白高地沢からの五輪山の最初の取り付きから尾根までキツイです。尾根に上がると先に広がる白い斜面を乗り越すと、傾斜は平らかと思えるほど緩み、遥か彼方にやっと五輪山が見えます。
五輪山の大斜面を延々と

とにかく五輪山の大斜面は大きすぎて疲れます。前回の五輪山はこの大斜面の滑りが目的でしたが、確かに良い大斜面です。こんなところに素晴らしいのがあるのですが、なんせ五輪山は遠いし、そばには雪倉と朝日があるので、皆さんはそっちに行っていまうのが普通、で不遇の山となってしまっています。でも五輪というオリンピックなのか宮本武蔵なのかは知りませんが良い響きです。
五輪山山頂かに雪倉、白馬方面

15時30分前にやっとたどり着ました。途中からかなりのペースダウンでヒーヒー言いながらの登行でした。五輪山山頂はハイマツの中。少し手前から展望を楽しみます。白馬方面は当然ですが、どちらを見ても素晴らしい。剣岳もよく見えていています。ここから見ると旭岳はかなりピラミダルな山で見えます。槍ヶ岳かと思えるぐらい尖がったりしてみえています。白馬も意外に三角錐です。
小滝河東俣源頭の大斜面と栂海新道の山々

北方面の展望は栂海新道の山々です。こちらの方は標高はぐ〜んと低いのですが、白いです。先ず目立つのが長栂山と五輪山から続く小滝川東俣の源頭大斜面、その先に延々と栂海新道の山々が連なり。さらに左手にポコっと目立つのが初雪山です。一番向こうには白鳥山も白く見えています。1200足らずの山ですが、なかなか良いです。

黒負山手前のコル付近(幕営地付近)からの栂海の山々
ではでは、日も傾きかけているので今宵の宿を探しに東俣源頭に先ずは滑り込みます。緩やかで気持ちの良い斜面が延々と続きますが、調子に乗っていると登り返しとなるので、残念と思いつつ途中から右手にトラバースします。2048Pとのコルに出て、さてここにでもするか・・・と思いましたが、もみう少し先にしようとその先のコルに向けて滑ります。
4/28の幕営地(向こうは黒負山)

2048P先のコル直下に良さそうな平な場所があったのでここを宿としました。早速天幕を張ります。風向きを考えて入口は東側にしました。この場所からの展望は栂海新道の山々が美しいです。(上の写真)
天幕設営後は水作りに精を出して3リットルを確保。夕日がとても綺麗でした。夜は熟睡し、明け方まで目を覚ましませんでした。風はそんなに無かった感じでしたね。
ツリコシ沢の源頭を滑る

29日も快晴、撤収して10m程度上のコルに上がるとツリコシ沢の源頭に谷筋がいくつも見える。朝陽を浴びてすでにザラメ状態。さて、どこから滑り込もうかなぁなんていろいろと物色し、地図上の1950mの池付近より、ザックをおいて空身で真っ直ぐ滑り込んだ。先ずは下の平坦な出っ張り部分滑り込んで、さてこれからどうするかと思案、右手側に滑り込むと延々と滑ってしまいそうなので左手側に滑り込む。1730m付近まで滑って終了とした。この先も魅力なんですが、ガマンガマン。登り返してザックを背負い黒負山を目指します。

黒負山山頂からの白馬方面の山々
黒負山は直ぐ着きます。山頂近くまで来ると昨日越えた五輪山、その向こうの白馬方面の展望が広がって気持ちよいです。さらに下に広がるツリコシ沢の源頭の大斜面も目を見張るものがあって、来た甲斐があったもんです。黒負山は東西に長い山頂です。東の先まで行き、ここから滑り始めます。この先の1727P、聖山、赤禿山までの尾根が見ています。聖山までは広い尾根ですが、その先は細くなり雪の着き具合も心配ですが、まぁ行って見ましょう。
ヨグラ沢左俣の源頭

黒負山から1900m付近まで、尾根直上は少々低木の針葉樹が顔を出しているので左よりの斜面を使い滑り、この先が自然とヨグラ沢左俣の源頭となります。地図で確認すると1727Pとの間のコルは1680m程度、ここが約1900m、ある程度滑ってもそんなに登り返しはありません。では行きましょう!!
縦溝は気になることは無く快適に1620m付近まで約300m弱のヨグラ沢の滑降を楽しみ、左手側の尾根を越えて1727Pとのコルに繋がる谷に滑り込みます。ここが1590m、登り返しは約140m程度、楽勝です。

聖山から手前の1513Pから1727Pを望む(東面はヨグラ沢右俣の源頭斜面)
1727mPからはヨグラ沢右俣源頭の斜面が複雑な地形を作って見えていて、滑っても登り返しのコース取りが難しそうなのでパスです。が、ここが後々から見ると魅力の斜面に見えてしまいました。(上の写真)  1727Pから右俣源頭に滑り込んで聖山手前のコルに登りか上しても良いかも・・・です。
聖山から来た山々を振り返る

1727Pはそのまま尾根を滑り、聖山までひと登りです。1527mの聖山、ここは小滝川に向けての滑りも良いかな、なんて思っている山ですが、いくなら3月かも、東側斜面は白い斜面ですが、西側斜面は少し木々があってうるさそう。
聖山が白馬方面と栂海の山々の展望を楽しむ最後のピークだと思います。この先も所々展望はありますが、開けるのはここが最後だったと思います。てな訳で記念写真を撮っておきます。
1270m付近になんと雷鳥(向こうは明星山と日本海)

聖山から先は尾根が細くなりアップダウンが続きます。うまくトラバースをしてつないで行きます。1270m付近で尾根は分岐をして東寄りに進路をとります。と、その直前に白い鳥、絶対雷鳥。しかしこんな標高の低いところで見るのは初めてだ。冬の間は確かに高山から中級程度の標高に降りて来ると聞いているが、さすがに低い。写真を撮らせて頂き、驚かせないように通過しました。でも最後のピークの赤禿山を目指します。
赤禿山手前の崩壊斜面の谷が一段と白く繋がっていて魅力です。ここも前から気になっている崩壊谷の斜面ですが、まあ今回は赤禿山まで繋がることが重要ですから、山頂を目指して最後の登り、で樹林帯の山頂に到着です。展望は良く無いです。
フィナーレは明星山を見ながら山之坊へ

二度目の赤禿山ですし、展望も無い。まぁやっと最後の山にたどり着いたと言う感じでしょうか。山頂から東斜面は雪が切れています。急斜面ですし、無理やり下降するのは止めて少し先から滑り込みます。とは言え5m程度雪がつながりません。
で、最後の滑降開始、少し滑ると2人組みの方、蓮華温泉以来の人と遭遇。山之坊は集落下の田圃に滑り込みます。ここで終了です。雪解け水がパンバンと水路を流れてます、頭から水をぶっ掛け、顔を荒い、汗を流します。さて、ここからはJR空岩まで徒歩1時間。平岩駅前の自販機でビールを買うが冷えていなかった、が、そばに雪が残っていてそこで冷えたビールが完成し満足。