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黒部奥の廊下

東芝山岳部本社支部/太田、塚田
1992年9月12〜14
記録/塚田
9月12日赤木沢出合
 太田氏と塚田2名で、昨年の黒部上の廊下遡行の続きの為に、奥の廊下に入渓した。折立から入山し今夜の宿の兎平まで急ぐ。天気も申し分無い太郎平まで3時間程度で登り快適に飛ばすものの、薬師沢へのトラバース道でそろそろバテ始める。カケッベ平でイナゴが居たので餌として確保して行く。
 薬師沢小屋で入渓祝いをビールで乾杯し、入渓届を出して足ごしらえし小屋下の河原から遡行開始する。しばらくは水に浸る場所も無い。悪場も無い様なので、少し入ったところから竿を出して遡行をする事とした。適当にイナゴを水面に飛ばしていたらザラ瀬で23cm程度の岩魚が立て続けに2尾釣れる。夜の肴として確保する。赤木沢出合いは右岸の高巻道もあるが、めんどうなので右岸の岩場を、横着をして竿を片手に持ったまますり抜ける。傾いたひさしのある岩場のためザックがあるので苦労する。下は本流がかなり深く渦巻き流れており、少し危険。この出合付近の瀬に、岩魚が群れていた。
 兎平付近で良い天幕場を見つけて早速設営し、焚火用の流木を拾い集めた。今年新調した300円のノコが役立つ。一息ついた後に先ほどの瀬で25cm級の良型2尾釣って戻る。塩焼き用と骨酒用は確保できたのでもう釣らない。黒部の岩魚
 天幕場横の河原で岩魚の腹を取り、水辺に置いておき、焚火を始め、ちびちび酒を飲むことにした。塩焼きをしようと岩魚を取りに行くと、何やら黒い物が動いている。すばしっこい動きで森の中に消えた。後で調べたのだが水鼠の様である。夜の楽しみが無くなるところであった。注意注意。
 夜のとばりも降り、盛大な焚火で、岩魚を遠赤外線でじっくり焼いた。格別の塩焼きの出来あがり。(その後の山行を含めて、最高の仕上がり)骨酒も最高であった。また天幕場にはブルーベリーも実っておりデザート付きであった。疲れもあり、ぐっすり眠った。
9月13日
 翌朝、起きると焚火はまだ燻っていた。今日は三俣泊りなのでゆっくりと行動する。竿を出しながら行くが、今日はなかな釣れない。小物サイズを何度か釣るがリリース。五郎沢を越えた辺りで2尾釣り確保した。三俣への登山道手前で太田氏が20cm級岩魚を手掴みで取った。これはリリースした。岩魚を焚き火で
 登山道が横切ったが、源流の最初の一滴を確認すべき岩苔乗越を目指す。黒い影が走り、岩魚もまだ上がっている。2400mぐらいまでが生息地の様である。最初の一滴は乗越の50m程度下部から。再び登山道まで戻り、三俣天幕場へと向かう。この辺りもブルーベリーが多く、口に入れながら歩いて行く。
9月14日
 翌日は雨。太郎平でもう一泊の予定であったが一気に折立へ下山する事にした。黒部乗越小屋で休憩を取ったほかは、ほとんど歩き続きで太郎小屋へ。途中雨の中、黒部五郎岳山頂に寄る。展望の全く効かない中をどんどん飛ばして行く。折立へは午後2時頃到着した。
その後何度も来ているが、いつ来ても良いところである。どうも最近は釣り客が増えて釣れなくなった、ということも聞いた。
以上