ホーム山行記録⇒2003年2002年2001年2000年以前源流釣][温泉山行][花の山行][低山巡り][地域別][百名山
テレマークの分類→【北アルプス信越国境上信国境上越国境尾瀬周辺北信五岳周辺八ヶ岳周辺東海北陸・中央/南アルプス東北

朝日連峰 出谷川(八久和川上流部)

東芝山岳部/太田、塚田、佐藤、中垣
1994年7月30〜8月2日
記録/塚田

呂滝 八久和川は上流部で出谷川と名前を改める。比較的困難な場所もないので、八久和川からの遡行はしないで、上流部だけで行くことにした。メンバは山岳部の本社と柳町の混成部隊である。もちろん釣り道具を持っていった。ちょっと記憶が曖昧ながらの記録です。
 7月30日 大井沢から天狗角力取山を越して出谷川まで行く呂滝上部
 山形より大井沢川の登山道入口までタクシーで入る。今にも雨がふりだしそうな気配である。おまけに蒸し暑い。荒れ地を少し歩くといきなり急登になり、以後延々と竜ヶ池まで続くこととなる。汗をふきだしながらひたすら耐えて登る。ガスの流れる中、幾分緩くなった尾根をひたすら歩く。雨量観測所辺りからお花が咲いている。天狗角力取山頂は全くのガスの中であったが、天狗が相撲を取るための土俵があった。さて、後は下降のみ。出谷川に向かい、いっきに飛び降りるようにかけ下った。天幕は岩屋沢との出合付近は張る。先ずは汗が吹き出た体を川で行水し、きれいさっぱりに。次は釣り。しかし、以外と釣れない。下流部に下るが釣れない。やっと今宵の宴会用のものをキープする程度。岩屋沢にも糸を入れるがダメ。どうも昨日辺りか知らないが、ずいぶん釣り上げている様である。尺サイズの岩魚が何匹か哀れな姿で食われた痕跡があった。残念。
 7月31日 今日は出谷川で釣りをして呂滝手前までのんびりと遡行をする日。
昨日は1匹の岩魚のみだったので今日はもう少し無いといけない。どういう訳かあまり記憶に無いので何も書けないが、どうやら天気は良かった様である。夜は一人一匹の岩魚があった。
 8月1日、稜線まで一気に遡行する日
 長い行程なので早立ちをする。直ぐ呂滝が現れる。呂滝は軍艦岩魚がいたらしい伝説の滝である。直径30m程度の深い淵があり、不気味でさえある滝である。圧巻。
 呂滝を右岸より乗り越える。その後、川は大きく右に曲がる。曲がる部分は沢沿いには行けず、左岸の樹林帯のルンゼを越す。そのまま沢に降りてしまうと、大きなつるつるの花崗岩に行く手を阻まれる。何とか越せるものの荷物が重いと危険である。下は激流が渦巻いている。ルンゼを登った所より沢沿いのブッシュの中を進み、懸垂で河原に降りた。この後何回か懸垂が必要な箇所もあるが、ここが一番難儀であった。八久和源流
 西俣沢を越すと出谷川は幅を狭めて廊下になる。こなん所で大雨に降られたらたまらない所である。250m程度この廊下は続く。どうも水量が少ないようで越程度の深さでへ全てへつって行けた。廊下が終わると本流の中俣沢との分岐となる。我々は東俣沢で稜線を目指すことにした。中俣沢はけっこう手強そうである。東俣沢は分岐より、簡単な滝の直登、ちょっと手強い直登と、どんどん高度を上げていく。まだ水量がある所でそうめん昼食とする。沢ではそうめんが旨い。次第に稜線のコルが見えるようになると草付きの斜面となっていく。結構キツイ傾斜で登りづらい。やがて草付き斜面もブッシュとなる。いよいよ、一番低いコルを目指して何も見えないブッシュの中に突入する。これがまた大変なブッシュでザックに小枝が絡みつき、悪戦苦戦。やっと稜線に飛び出すと何とコルではなく一番高い地点に飛び出していた。無理に苦労を重ねてしまったわけだが、どこでルートを間違えたか・・・。 稜線のピークで休憩後、今日の天幕地、狐穴小屋を目指す。結構疲れたので早めに就寝した。
 8月2日、大朝日を越えて日暮沢小屋まで
日暮沢小屋 今日は縦走の日である。が生憎天気が悪い。雨では無いが遠くの展望が全くない。それでも足下の花々を楽しみながら、縦走をする。寒河江山を越えたあたりより、同行の佐藤氏の足の具合がよろしくない。とうとう竜門山よりそのまま日暮沢小屋へ下っていった。一人では心配と言うことで、中垣氏が一緒する。
 残った我々二人は予定通り、大朝日山経由で日暮沢小屋に向かう。まだまだ結構な距離があるのでピッチをあげて歩く。西朝日で小休止して、一気に金玉水のある大朝日に向かう。天気が良ければピラミダルな大朝日山を望めるのだが、とうとう雨も降り出し始めて、全く見えない。金玉水だけは飲んでいく。大朝日山頂はガスの中。小朝日を目指して行く。途中の銀玉水は、ちょっとした崖の下から水が出ている。小朝日山をトラバースしてハナヌ峰へ。どんどん雨足は強くなってくるので、ハナヌキ峰よりは一気に駆け下りる。もうどしゃ降りの雨である。根子川の竜門の滝に付く頃には、雨も上がったが、川は泥水の激流となっていた。林道を歩いて日暮沢小屋に付くと佐藤氏、中垣氏は既に到着したいた。汗と泥でぐちゃぐちゃの体になっていたので、早速日暮沢小屋の水場で行水、気持ちよい。
 さて、今回は全く釣りらしい釣りはしていないので、休憩後、根子川の日暮沢出合でミミズをつけて泥水の川に入れると、すぐ強い引き。竿がしなる、たぐり寄せると結構でかい。手に納めるて針を外そうとしたとたん、残念無念、岩魚は川に戻っていった。尺はあったはず。以後、全く当たり無し。日暮沢小屋は、ネズミ小屋である。就寝後、軒下のネズミが大挙して這い出してきて、我々の足をかじったりと大騒ぎ。結局蒸し暑い中、ネズミの被害を恐れて狭いテントで4人寝ることになった。ほんとうに蒸し暑い夜だった。
 8月3日、ネズミにかじられて食器などを畳んで、マイクロバスで大井沢に戻り、バスに乗り換えて山形に出て帰京した。