先週の小滝川西俣は釣れた事は釣れたのだが、やはりもっと本格的に釣りたい。季節は夏、最後のテレマークスキーから1ヶ月も経っていないが、もう完璧に沢の季節である。日本は四季があって実に良いと思うのはこういう時である。さて、この沢のこと。最近は林道をMTBによるアプローチが多い。こちらもそう。結果的にだがこの沢は取水口までが核心部で、懸垂と危険なトラバースだった。ここからは谷沿いに遡行がほぼできる。上流の二股で時間切れ、それにこの上は雪で埋まっていた。この二股で岩魚のお刺身を堪能した。帰路、夕まずめで淵には岩魚ちゃんが泳いでいた。
林道ゲート〜林道終点〜某沢L取水口(途中高巻)〜某沢二股の往復
最初の高巻の下降では一応安全のため懸垂で。

最寄のJR駅に4待ち合わせ。既に太田車はあった。早速MTBと沢道具を太田車に詰め込み、出発。林道ゲートからはMTB。天気もますまずで気分も上々である。林道終点でMTBをデポして沢に降り遡行開始。が、直に高巻を強いられた。3ピッチぐらいの懸垂で沢床に降り立つことができた。しかしいきなりの高巻、先が思いやられる。。
某沢Lで毛ばりに飛びついた最初の岩魚ちゃん

懸垂で降り立った沢は、以外にも流れが少ない。どうも水流が伏流している模様。少し上流に行くと流れが復活し、淵も現われてくる。と、早速岩魚ちゃんが泳いでいた。太田さんが、すかさず毛ばりを振うと見事釣れた。この淵は大物も泳いでいたが、深い淵の岩陰に隠れたきりで出てこなかった。
オゥー、あれに見えるは取水口、どないすんねん

高さ40m以上もあろうか、滝の上に取水口がある。しかし、こんな山ん中どうやって作ったんだろうか。道らしいものは無い。まぁ気を取り直し越え方を考えるが、この先は側壁を持った深い淵、ということで右岸の大高巻し、取水口を越えようという計画。
高巻、下には深い淵が・・・。

高巻は急な小沢を100m程度つめ右手の小尾根を越えるが、この小尾根への登りはかなり急斜面で危ない。木登り状態で尾根に達した。で、ここからは下降だが、これまた急なためやはり懸垂5ピッチ程度で下降する。すると取水口がさらに奥にあるのが見える。このまま降りてしまうと取水口を越えられないので、ちょっと危なっかしいが取水口方面へトラバースできそうなルートを見つけた。急な草つきをトラバースと木を握り締めてなんとか取水口上部に達した。しかしかなり疲れた。
取水口上部からはのんびりした沢の遡行となり、うってかわった様な渓相である。所々雪が残る中、竿を出しながら進む
そんな穏やかな流れもゴルとなった

明るい渓相も、そのうちスノーブッジやプロック雪塊で谷が覆われたりしていた。共に慎重に通過しないと危ない。さらにゴルジェも現われさすが北ア源流、という感じで本領発揮というところでしょうか。このゴルは途中まで行けるものの最後の乗越は、泳ぎが必要そうで、濡れたくない私たちは速高巻と決定し、左岸を巻いた。
左岸の2段40m程度の滝

高巻が終わると素晴らしい滝が現われた。水がいきよいよく落ち口に流れ込んでくるため、滝の水は空中散歩して落ちてくる滝であった。こんな素晴らしい地形が続く中、この谷はまだまだ水量をキープしつつ上流に連なっていく。
確保した岩魚ちゃん2匹

でかい方が大田さんの釣り上げた尺足らず、小さいのが私が釣った塩焼き適サイズ。この後、尺足らずは刺身にした。次回の源流岩魚つり山行にはシャリと山葵と米酢の寿司セットが必要と言うことで結論がでた。まぁそんな様な場所に行きたい。
さて、ここて引き返しましょう。
お昼は岩魚の刺身で満喫

現地調達を現地で頂くのは最高の贅沢なのである。岩魚ちゃん片方は刺身にして頂いた。一応ワサビと醤油をもってきたので大正解であった。それに沢の水で冷えたビールもまた格別、量は少ないが記念に残る岩魚刺身パーティであった。左より 割り箸、岩魚の刺身、三枚に下ろした残り、頭と皮、塩焼用岩魚、ビール。

岩魚のおろし方の正統派は良くわからんが一応手順はこう。@背側を除く首の周りの皮に切れ込みを入れる。A頭をもちエイッと気合もろとも皮を一気に剥がす。この時胴体と皮を少しナイフではがしておくとうまくいく。ヌメリとの戦いとなる。B皮を剥がれて哀れな岩魚さんを三枚に下ろす。以上
二俣の先はまだ雪がドバっと残る

この先は雪が谷を覆っていた。かなり先まで覆っていそうであるし、時間も時間だからここで引き返した。
帰りは夕暮れ近くになっていたので結構岩魚ちゃんがユッタリと泳いでいた。太田さんは尺上の岩魚を手づかみした模様。確かに浅瀬で頭かくして尻隠さずの手づかみOK状態の岩魚ちゃんがいる。
帰路は往路と同じく高巻をこなして結構疲れ、林道ゲートに戻ったのは17時30分過ぎ。ゲート寸前でMTBがパンクするおまけつきだった。汗はいつもの温泉で流しました。

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北ア 某沢L730m


歩行:約12時間   メンバー:太田、塚田
場所:北ア      記 録 日:2004年7月3日