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戸隠西岳連峰 弁慶岳南東ルンゼ1860m テレマークスキーツアー 


■記録日:2012年3月20日 ■4時間40分 ■場所:北信五岳
■メンバー:単独 ■装備:板:K2 CLASSIC(170cm),靴:スカルパT4

戸隠テレマークスキールート研究を1年ぶりに実施です。昨年は九頭龍山下の北方ルンゼとかその北方(熊の手)カール、その前が西岳と本院岳に囲まれた西岳(楠川源頭の)カールをやりました。でも西岳連峰や戸隠連峰にはまだ気になる白い線とか部分があります。・・・で、前から気にしていた戸隠のルンゼ滑降コースの一つ、の弁慶岳、P1、地図には第一峰と出でいるピークの南東に続くルンゼを狙います。今回は雪の状態が心配でしたがルンゼ末端まで何とか登行、このルンゼは稜線に繋がらず岩壁で遮られます。岩壁末端まで行くのは上からの雪屁崩壊が怖いので標高差にして30m程度下まで。さて、滑降ですが雪がいまいちですが、達成感のある滑りができました。
◆品沢高原の林道(別荘地下1100m)7:50〜別荘地通過〜P1224先で沢へトラバース(小ルンゼ下降)〜弁慶岳南東ルンゼ入口(1375m)9:00〜ルンゼ最上部直下(1860m地点)10:20/40〜ルンゼ1515m地点(やや安全地帯)11:00/25〜小ルンゼ登り返し終了11:50〜品沢高原の林道(別荘地下1100m)12:30

品沢高原(車の駐車地点)からの戸隠西岳連峰
目指す弁慶岳の南東ルンゼがよく見えます。ついで西岳と本院岳、その下の西岳カールの上部、さらにP3の北よりに気になる白い斜面が広がっています。
さて、先ずは林道歩行、この辺りは何件かの別荘がありますが皆、しまってますね。夏はソバの畑かも知れない雪原を越えていきます。(出発後にわかったのですが、手前で左に道が続いていましたが、それが上部の別荘地まで除雪してありました。)
南東ルンゼ入口に到着

林道を行き、一夜山に続く西岳林道に入ります。P1224を越えた付近から右手の斜面に取り付いて小尾根へ、わずかに登って沢に下降しようと思ってましたがまだ先に堰堤が見えていて、また水流も出ていて、少し先まで登って結局は小ルンゼ見たいな所を下降しました。ここから小尾根チックな部分に沿って進むと、目指す弁慶岳南東ルンゼが見えてきます。と、言うかガーンと絶景で展望が開けます。ちょっと感動しますね。
氷漠遊びも出来そうな氷が側壁のあちこちに

さて、雪の調子が心配です。が、どうやら大丈夫そうです。確かにザラ目のバーンの上に積雪が10〜20cm程度はありますが、接合は比較的シッカリしている模様です。とは言え、ルンゼにはデブリも見えています。まぁ慎重に登り様子見しつつ行くことにします。しかし進めば進むほど左右の岩壁が高くなり高度感抜群、と言うか何かあったら逃げ場ゼロです、気を引き締めて行きます。午前だし、長野県は低温注意報も出ていたので、この時期としてしまっている方でしょう。
南東ルンゼ最高到達点1860m

前日のデブリや数日前の暖かい日のデブリとか幾つかあります。おそらく前日のデブリは側壁からの雪塊の落下に伴う点発生みたいなデブリで、表層10cm程度が落ちていました。・・・昨日はそれなりに陽が当った模様でそんなことになった推測。数するとやはり午後は危ないので午前勝負、頑張って登ります。
・・・ひいひい言いながらルンゼが少し左にカーブしたその先で登行終了としました。標高1860m、この先は岩壁となり雪は稜線につながりません。岩壁の上には雪屁が見えていて、そこへ近づくのはやめました。

弁慶岳 南東ルンゼを見下ろす
それなりに迫力のある落ち込みの斜面です。ぐっ〜っと落ち込んで行くのが何だか怖いですが、シールで登ったんですからそんな斜度です。ここで記念写真大会をしたら、早々に滑降開始です。なんせこんな場所に長居は禁物です。
・・・遠く、浅間山とか根子岳・四阿山、さらに八ヶ岳がよく見えていました。

南東ルンゼを滑り降りた やや安全地帯(1515m)
 で、ホット。
滑降開始します。出だしは重雪ですが、まぁ快適です。しかしその下地帯は数日前の固いデブリ上に弱冠の降雪と言う斜面で、これがうまくコントロールできません。姿勢を崩しつつ何とか滑りぬけました。予想外にここは疲れたです。ルンゼ中間部と下部は、まぁ快適ランが出来ました。1515m地点まで滑ると斜度も緩く、振り返ると滑って来たルンゼがカッコよく見えていました、まぁここで大休止でランチしかありませんね。
その後は往路と同じです。小ルンゼの登り返しはシール装着しましたが、その後の斜面は快適快適。さらに林道にて車デポ地点、終了。戸隠をまた一つ開拓できて満足です。