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雨飾山 前沢左俣の大斜面1700m テレマークスキーツアー 


■記録日:2010年4月4日 ■8時間9分 ■場所:信越国境
■メンバー:単独 ■装備:板:ATOMIC TM22(170cm),靴:スカルパT4  

ここは大渚山の山頂から雨飾山を見たときに発見した良げな斜面です。雨飾山南面は山頂や1842Pから落ちてくる斜面が一番目立ちますが、ここは前沢右俣の左ルンゼらしい。地図で見てもかなり滑り出しが危ない感じ、まぁひよってさらに左側(西寄り)の斜面は斜度もそんなに無くて広い斜面そうです。ならば今回はココと言うことです。このコースはアプローチが難儀です。小谷温泉からだと湯峠を越えて入山ですし、大網からだと長い林道があるし・・・。結局大網からが無難だろう、と言う算段をしてましたが、但し雪が締まっていないとアプローチだけで終わってしまいかねないので、本日決行と言うわけです。
◆コースタイム
大網の林道460地点6:08〜670m地点(シール開始)6:50/7:05〜南尾根登山口8:28〜前沢の取水口9:04〜前沢左俣コル1700m10:35/11:00〜前沢左俣斜面の滑降(記念写真撮りつつ)〜1370m斜面中部11:22/45〜1190m斜面下部11:48/12:00〜前沢885m横断地点(右岸より左岸へ)12:13〜登山口の林道点12:36〜680m林道の水場13:40/50〜林道460m地点14:17
大網集落から小谷温泉に抜ける長い林道を行く

4時起床で自宅発、前夜は仕事で帰宅が遅くなり、睡眠を削って出発。大網集落に着くころには明るくなっていた。さて、林道は除雪されているか・・・だが全く除雪はされておらず460m地点でタ断念。だが、道路は雪があったりなかったりでしばらくは歩きでいく。で、やっとヘアピンを過ぎた平坦地の650m付近よりは安心してシールが使える状況となつた。以降シールでトコトコ、段々雨飾山が近づいてくる。がまだ遠い。で、延々とシールで進み、目黒沢を渡りさらに行ってようやく雨飾の南尾根登山口、ここまで2時間30分弱、長い。
さて、ここからは登山道らしきものに沿って進むが、前沢横断で進退を極めて少し戻ってスノーブリッジで右岸へ。
で、前沢左俣斜面の下部、向こうは大渚山

前沢のゴル部分は原則右岸で行けるが左岸も少々使う。で取水口がありました。この先はほぼ沢は埋まります。二俣部分からは完全に流れはありません。左俣は時期に幅の広い斜面の一部となり徐々に斜度を上げて行きます。右手は岩肌の露出ている谷筋よりデブリが幾つか出てましたが斜面は広く安心です。中間部までシール直登、以降は斜登行で登ります。が、上部になるにつれて5cm程度下には固いバーンがありエッジが効きづらく、一歩一歩踏み込みながらの登行になりました。早々にアイゼンに変えた方が無難だったかも。
左俣のコルから見る雨飾山

そんなことで1700mのコルに出ました。展望が広がり日本海や海谷の山々が見渡せます。雨飾山頂は見えていないと思います。1842mピークと思える部分から雪煙が流れています。結構風が強いのです。さて、実は山頂まで上がる予定にはしていたのですが、どうやら山頂へは風で磨かれた痩せ尾根の模様なのでパスします。ほんとうは1841mピークから前沢右俣の左ルンゼを観察したかつたのですが、まぁ次回にしておきましょう。前沢右俣の左ルンゼが大渚山から見るともっとも素晴らしい斜面に見えているもんですから。
左俣コルからの滑り出し斜面

斜度はそんなにありません。が、コル付近は風でバーンが固いのでちと慎重になってターンをします。一段落ち込んでいく斜面ですが、エッジは十分に効きますので数ターンしたら楽しんで滑るモードに変更です。表面の5cm程度の積雪は陽に暖められて舞い上がる粉にはならずポロポロ落ちる感じでしたシュプールが綺麗に残りませんでした。
左俣斜面の上部より斜面全体を見下ろす

左俣斜面は下部が大きく広がっており上から見下ろすと実に気持ちま良い大斜面です。景色も最高です。白馬や雪倉の白い山脈、大渚山、塩の道のある真那板山・跡杉山・沓形山が印象的でした。さて写真をとりつつみの大斜面を十分な楽しませて頂きます。独り占めです。
下部より見上げる前沢左俣の大斜面

上部はカリカリやりなから中間部からは少々重雪を蹴散らして滑降し、下部は湿っぽい雪を押しのけながらの滑りでした。さて、ここでノンビリと休憩です。と、向こう側の大渚山北面に綺麗なシュプールが描いてありました。(湯峠から山頂へのルート付近より入り込んだ模様、写真撮ってますので自分だと思う方は連絡ください。写真送付します。)今日あたりは大渚山も賑わったのでしょう。さて先は長いから滑り降りて行きますか、、、。
前沢は割れていて危ない。向こうは雨飾山

取水口からは左岸の尾根を登り返して林道に滑りこむ方法もありでしょうが素直に前沢を下ります。行きの時より、随分と雪が消えています。まぁでもそんな危ないところは無く、無事右岸より左岸に横断し、林道への登山道ルートに入り込みます。多少の登りはありますがメンドウなのでシール無しで行きます。

・・・しかし今年はどこもそうですが、沢割が早いですね。大雨のせいなんてしょうか。この前沢もこのありさまですし。
大網集落よりの雨飾山

林道からは基本的には下り基調なので行きよりも随分と楽です。が行きは朝の冷え込みで固い雪面でしたが、もう昼過ぎですから十分に融けてしまっていてスキーがあまり走りません。やはり汗ダラダラとなってしまいました。・・・と、行きの時には気づきませんでしたが680m付近の平坦地に水場がありまして美味しい水がジャンジャンと出てました。ここで頭から水を浴びてコップ3杯ぐいぐいと飲みました。生き返りますね。そんなことしているうちに林道の雪は少なくなり、板を取ったり付けたり繰り返して無事にマイカーまでたどり着きました。

課題 いずれ前沢右俣の左ルンゼだな。