今シーズンの課題はいっぱいある。19日は名古屋出張予定であったが前夜延期の連絡が入り、う〜ん、と検討した結果、折角空いた予定なのでテレツアに行く事にする。それと農繁期なので夕方は農作業としよう。・・・と言うことで雨飾山の荒菅沢を目指してみた。天気は二つ目点気圧の様相であるが曇りor晴れみたいである。青空を期待して向かったが天気はずっと曇りだった。残念。さて、雨飾山は南尾根のP2がメジャーだが、フトン菱の岩峰に囲まれたこの荒菅沢は見逃せないコース、こちらのコースの方が完成度が高い良いコースでしょう。が、なかなか単独では?と思ってしまうコースなので今まで来なかった。今回は意を決して、ザラメ快適滑降であればと祈願しながらやって来ました。。・・・
小谷温泉から雨飾荘への車道に巨大な雪塊が落ちていて、これをスコップに削り何とかジムニーが通れる様に30分作業。雨飾山荘の駐車場からシールをつけて出発は8時前になってしまった。先行するのは登山者一人である。除雪も随分進んでいて結局登山道となる橋の手前までしてあった。(本日おそらくさらに先の除雪をしていたみたい。)ルートは先ずは大海川を進んでP2から滑り降りる尾根(1212ポイントのさらに上だと思う)を登りP2東斜面の大雪原末端へ、ここから北側にある尾根を越して荒菅沢を目指します。(おそらく夏道とほぼ同じ)
◆雨飾荘7:40〜林道〜雨飾への橋8:10〜大海川〜P2東尾根越9:22〜1450m荒菅沢横断9:25〜夏道登山道尾根〜笹平〜荒菅沢エントリ地点10:40/11:00〜1500m荒菅沢11:12/30〜大海川11:37〜林道〜雨飾荘12:35
荒菅沢上部から谷を見下ろす

先行者をやっと荒菅沢の横断地点1450m付近で見かけ、尾根への登りで追い越した。以降は私が先行で進む。尾根の上部になると風が強烈で姿勢を崩す程の勢いがあった。そのため雪が固くなっていき、荒菅沢の滑降に少々不安を感じてしまった。尾根登り下部では柔らかい雪質は笹平にでる上部では結構固く、シール登行やっとかせで処理して何とか笹平にでた。この固さが荒菅沢の急斜面もそうだったらかなり危険みたいで不安を感じつつ荒菅沢エントリ地点へ向かった。・・・雪融けで笹が一部出ているので風を遮ってくれる、ここは雪がほどほどの固さだが、やはり荒菅沢エントリ部分は固い。結構悩んだがまぁ何とかなるでしょう、と言うことで行ってみましょう。上部はかなり急そうだが何とかなるでしょう。
下:エントリ付近
右:上部を見上げる
エントリは写真の向かって左手の雪庇の弱点から、右手も雪庇の弱点があるが風の影響をモロ受けで雪面の緩みとしては左手が得策だった。但し出だしがかなり急。とっいっても最初の20〜30m程度をこなせば傾斜は緩む。ではいざ参りましょう、と言うことでアドレナリンコースに飛び込みました。やはり固い、がエッジが利きます。ターンが出来ます、で何とか最初の急斜面をこなすと後は楽勝です。見上げると真上には巨大な雪庇、ヤバイので逃げましょう
安全地帯?からの荒菅沢(まだ上部)

荒菅沢は100mも下降すればほどほどの傾斜の良い沢となります。が、山頂付近の岩峰の間には巨大な雪庇がいくつもあり、崩壊すれば全てこの荒菅沢に集中して落ちてくるので気が抜けないとろです。
さっさと逃げ出したいところですが、一応記念の写真を撮らねば、と言うことでスキー板を外します。あまり外したくは無いが致し方ないのでサッと撮ってしまいましょう。
さて出発、この先デブリが右岸の急峻な斜面、いや岩壁より二か所。ともに荒菅沢全体を覆うほどでは無いので避けて通れます。
荒菅沢下部(大海川出合の上部)より

行きのトレースを横切ります。帰りのコースの行きと同じ尾根越え録が安心は安心ですが、この積雪量でしたら大海川まで、さらにその先も川は開いていないと判断して荒菅沢を大海川目指して滑り込んでいきました。ダンダン雪は重く、快適とは言えない状態ですが、押し付けスキーイングで雪を掻き分けてターンを繰り返して行きます。大海川出合でゴーゴーと言う音、もしや川が割れている?と思いましたが出合北寄りの黒沢に滝が出ていました。落差7m程度でしょうか。
まだ大海川は完全埋まっています。
安心安心。
春、大海川の雪われ

大海川より登山道に上がる手前まで来ると何ヶ所が川が割れています。(これは行きも見ていますが) この付近は巨大な木が何本かあります。この木は直径2mは越している感じです。
さて登山道に出て除雪してある林道となるのですが、何とか除雪林道の川沿い斜面を滑って行きます。急なところもありますがトラバースです。が、小沢が入る部分は林道を歩かねばにりません。最後はいつもの通り林道ヘアピンになるずっと手前より緩斜面を滑って林道へ。午後は農作業もあるので温泉に入らずそのまま長野に戻りました。

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雨飾山 荒菅沢 1900m テレマークスキーツアー 


歩行:4時間55分    メンバー:単独
場所:信越国境     記録日:2006年4月19日