たいそう疲れたが、疲れる余る感動的なコースだった。このコースは前々から行きたいと思っていたのである。最近岳人に紹介されたらしく、結構大勢の人たちがこのコースに来ていた。圧巻は何と言っても赤谷川源頭。山スキーのパラダイスで、素晴らしいの一言。延々と続く、真っ白な大きな谷は日本離れしている景色だった。また毛渡沢も延々と続く大斜面で滑降しがいのある大斜面である。最近は谷川方面と縁遠くなっていたが、またちょくちょく来ないといけないなぁ、と思ってしまった。
谷川ゴンドラ終点7:30〜熊穴避難小屋8:13/20〜谷川岳9:30/40〜谷川肩の小屋9:42/10:00〜オジカ沢の頭10:52/11:00〜赤谷川源頭滑降〜赤谷川が万太郎山へ分岐の沢11:36/12:00〜万太郎山13:08/25〜毛渡沢左俣大滑降〜毛渡沢右俣出合13:50/14:00〜群大ヒュッテ14:28〜舗装道15:00〜土樽駅15:22
↓オジカ沢の頭よりの赤谷川源頭・・・ここを滑りこみます、超最高っす!!
谷川山頂直下(オジカ沢の頭と川棚の頭)

前夜は会社の歓送迎会のため終電に帰着。お風呂に入りいろいろと準備をして3時前に自宅を出た。徹夜となり、きつい山行となってしまった。
6時に土合駅横のドライブインで東京組みと合流し、7時発のゴンドラに乗る。となんと吾妻小屋で一緒だった三峰の佐藤さんとHPでおなじみの吉田さんにお会いした。奇遇であるが、この世界狭いと言うことでしょうか。
谷川岳山頂にて

さて、天神平から既に何組もの山屋が天神尾根に取り付いて登っている。天気も上々で文句の無い天気。スカッとした青空ではないのは黄沙の影響か、高曇りか。シール登行も山頂直下はアイスバーン気味にもなり、スキーを外して久しぶりの谷川山頂に到着した。さすがゴンドラ利用だと近い。山頂からは越後三山方面、オジカ沢の頭方面と素晴らしい展望である。ここで首に掛けておいたお風呂用タオルが風で飛ばされマチガ沢に消えて行ってしまった。残念。
谷川岳を過ぎてオジカ沢の頭を目指す

谷川の肩の小屋までカチカチバーンをシールのまま滑り、そのままオジカ沢の頭のコルまでの滑り込みはあきらめてアイゼンに履き替えました。途中一箇所ヤバイ雪壁ぽいところが核心部でした。なかかな一歩が上がらず、ピッケル頼りに体を引き上げて無事越しました。両脇は落ち込んでいて肝が冷えるところです。
さて、ここからはコブを二つぐらい越えると赤谷源頭に滑り込めるオジカ沢の頭に着きます。
赤谷川源頭に滑り込む佐藤さん

オジカ沢の頭からの赤谷川源頭は素晴らしい白いパノラマです。向こうは万太郎でこちらも迫力満点の白い巨漢の山と言う感じ。どこまでもこの谷は真っ白けで眺め飽きない景色です。さて先ずは川棚の頭とのコル方面に向かい気味に源頭に入り込みます。パウダーとは言えませんが、この時期の納得の雪です。
赤谷川源頭を楽しむ太田さんのシュプール

谷底付近には風の影響で大きな雪壁ができていて落ちたら大変なことになりますので、いい気に滑っていてドボンしないように注意が必要です。太田さんが右から回りこみ、楽しそうに滑って行きます。この後も延々と緩やかな斜面が続き、思い思い勝手に滑ればよいのです。しかし、ここの広大さは比類ない感じなんです。
赤谷川源頭はまだまだ続く

向こうには万太郎山、まだまだ斜面は続きます。切のない広大な斜面みたい。雪が重く少々疲れますが直線的なテレマークターンをしてドンドン先をいそいで行きます。
さらに延々と白い谷が続く

左手は川棚の頭へ上がる急な斜面がだんだん押し寄せてきた広大な源頭斜面から谷底のルートとなのます。斜度もほとんどなくなり歩き滑りモードです。今までまったく木々が無かったところを通過して白さだけ際立っていましたが、やっと木々が立ち始める谷は左手に回りこみ、まっすぐに万太郎山に続く開けた白い沢地形との分岐天に到着。ここで大休憩。このコースを行くひとが何人か休憩しており、皆さん休憩しスキーにシールをつける場所なのです。
赤谷川源頭より万太郎へ登る(向こうは赤谷川源頭)

さて休憩もソコソコにして万太郎山へ登りです。標高差は500m。実は土樽駅15時22分発の電車で土合に戻りたく、これを逃すと18時代となってしまうのです。万太郎山へどれだけ短時間で辿り着くかが重要なんです。
滑り降りてきた赤谷川源頭を時々振り返りながら登って行きます。最初の沢状の斜面を上がりきると右手よりの尾根に取り付き高度を上げます。この尾根がそのまま万太郎山頂に達してくれます。・・・と意外に速く山頂に達してくれました。天気は陽光のあるうす曇りの感じで、青空では無いのですが仙ノ倉山やシッケイ沢の素晴らしい展望がある万太郎山頂でした。

万太郎山頂より毛渡沢左俣を滑り込み開始

さて、早々に滑降開始です。もう登りは無く滑るだけです。滑り降りる毛渡沢左俣は山頂から少し南滑り入り込みます。上部の少しは風の影響で木々が雪面に出ていたりしますが、ここをやり過ごすとこれまた延々と続く大斜面が広がっています。先ずは佐藤さん、そして太田さんと続いて行きます。
落ち込む毛渡沢左俣に飛び込む太田さんと仙ノ倉山

ちょうど毛渡沢左俣の大斜面へ滑り込むのは仙ノ倉山を正面に見ての滑りです。ここから標高差延々と800mの大斜面です。上部ほど急ですが、雪もまぁまぁで快適な滑りがでました。私はもう一気に滑り込んでどんどん高度を落としていきました。しかし大斜面は延々と下に続いています。とにかくでかい。
毛渡沢左俣中間部を滑る佐藤さん

左俣は下部で右手に台地をもっており、そこを斜面が続いて行きます。見上げる上部より太田さんと佐藤さんが滑り込んでさらに下方に滑っていきます。交互に先を争う感じで急いで滑ります。膝も疲れます、ほんと
広大な斜面が続く毛渡沢左俣中間部

下部台地では傾斜も緩みますが、雪もその分重くなってくれました。今日は一度も転んでいなかったのですが、案の定、雪に板がとられてしまいました。(でも今日はこの一回のみの転倒なのでした。)遥か万太郎山頂も遠ざかり、見上げる左俣の大きさにまたしても超感動なのでした。
毛渡沢左俣下部の台地を滑る

シッケイ沢がよく見えています。今日あたり何人もが楽しんでいるのでは無いでしょうか。シッケイ沢もう10年ぐらい前のことだが仙ノ倉より滑りこけとアイスバーンで怖い思いをしたところである。
この毛渡沢左俣は終始仙ノ倉山との対面での滑りです。
毛渡沢左俣下部

台地から左俣の沢底に滑り込みました。この辺りまで来ると湿雪の超重たい雪となり、スキーが走りません。苦労しながら滑る感じでえらく疲れてしまいます。
右俣との出合で山頂から初めての小休止。スキーにワックスを掛けてこれから先の傾斜の無い沢筋の滑りに備えました。
群大ヒュッテ間近

で、その毛渡沢沿いに滑り、群大ヒュッテ目指します。沢は所々開いており流れが見えていますが、全般的には埋まっています。
ヒュッテのある対岸には吊橋のすぐ下のスノーブリッジが使えました。
さて、あとは時間との勝負です。15時22分になんとしても間に合うためには気合が必要です。走らない林道をえっちらコッチラと歩き滑りして車道には15時ちょうど到着。ヤバイ時間が無い、と言うことで一生懸命歩き、私が土樽駅に着くや否や電車が滑りこんで来ました。後続の佐藤さんと太田さんはまだ100m程度後ろです。車掌に頼み込んで待ってもらい何とか3人そろって土合まで行けました。JR東日本も結構融通が利きます。

ホーム山行記録⇒2003年2002年2001年2000年以前源流釣][温泉山行][花の山行][低山巡り][地域別][百名山
テレマークの分類→【北アルプス信越国境上信国境上越国境尾瀬周辺北信五岳周辺八ヶ岳周辺東海北陸・中央/南アルプス東北

谷川岳〜赤谷川源頭〜万太郎山〜毛渡沢 テレマークスキーツア 


歩行:7時間52分   メンバー:佐藤、太田、塚田
場所:上越国境   記録日:2005年4月2日