この山へツアした記録は見たことが無い(家に戻り検索したら1件あった。゛てもこの時期は無かった。)。登りは地図で一番登り易そうな尾根を行く。ところがこれがなかなかの激密林で苦労いたしました。時たま素晴らしい疎林の斜面も広がるのですが、登りの基本は大変労力が必要でした。しかしこの山、景色も最高です。乗鞍や十石山はもちろん、穂高、笠、白谷、焼、そして霞沢岳。それにしても実は下りは快適だったので◎をあげても良いかもしれません。さらに驚くことに山頂付近は湯気がふちらこちらと出ていて穴凹があったりして中々面白い山です。火山だったんですね。信州側にはアカナダニ(赤怒谷)の源泉地帯がありますが何か関係のある名前ですかね。そんな記録です。
・・・実は安房山を目指したのですが中の湯ゲートでおじさんに追い払われ、行く山が無くなり思案してアカンダナ山にしてみようか・・・のノリでこの山になりました。しかし安房山は近づけない山なのである。どうやら平日なら中の湯に停めても良いかもしれないか???。
◇平湯温泉上の林道除雪終点1307地点8:45〜1500m・林道9:25〜南南西尾根1770m10:29/35〜1909ピーク12:29〜1880mコル12:30/12:45〜アカンダナ山頂14:35/50〜南面オープンバーン〜南面の沢〜1560m・林道15:20〜平湯温泉上15:45
1907mピーク手前の尾根を登る

上り口は平湯温泉上の安房峠への道の除雪終了点。アカンダナ山は地図で見ると一番緩そうな1909ピークを持つ南から南西に円弧となっている尾根を登ることにする。先ずは除雪終了点から上の林道を目指して尾根を登る。林道に出てのに雪で覆われたガードレールに一苦労。暫く林道を行き、円弧の尾根に取り付く、がここは柵とコンクリが壁に打ってあるのでまたしても苦労して乗り越える。この先暫くは藪or密林のシール登行で難儀します。
今日は天気がよく、乗鞍方面の猫岳や四ツ岳が終始良く見えています。ところでラッセルなのです。先週程ではありませんがやはり厳しいです。なかなかペースが上がりません。
それでも大汗かいて1909ピークに近づくと気持ちの良い尾根となり満足です。
広い山頂地帯の一角にでる、後は乗鞍方面。

1909mのピークからコルにひと滑りして大休止です。もう昼過ぎで大分スローペースです。でもラッセルしながらだとこんなもんです。さてここからどう登るか、思案します。目指す山頂まで約200m、三つの土砂崩れ?で白いバーンが山頂付近まで延びていますが、どれも急、雪崩も怖いです。それ以外は超密林状態の様です。1909ピークから見えていた山頂から一気落ちの一番右手の白いバーン右の尾根が緩そうでここを目指して行きます。がなかなか密林に憚れて辿りつけません。やっと100m位登ったところからバーンを横断して入り込みました。で、さらに右手に行くとまたしても超急なバーンとなり、これは落ち込んでいるので危険なので戻ります。
山頂直前よりの霞沢岳。

結局、もどって白いバーン上部を登り、こんどは左手の尾根にとりついて山頂の一角にでました。(地図には山頂から南へ土崖マークが4つありますが、東から2つ目を左から右手の尾根を登り、山頂直下の激密林で左手尾根に移り山頂へ) 山頂付近は何故か穴が目立つ、と、良くみると湯気が出ているではありませんか。この山 火山なんですね。休止はしているのですが湯気程度は活動しているのです。(確かに家で検索したら火山でした。)
アカンダナ山頂、後は笠岳と白谷山(右手)

山頂の展望は素晴らしい。午後も2時をまわってしまったので斜光が山に当たり一段と綺麗である。さて、ここからどこを下るか?、激密林はイヤだし・・・、当初面の急斜面を一気に下り駐車場所へ戻ろうか思っていましたが西斜面を覗くとかなり激密林状態です。、、、事前情報無しは辛いです。まぁこうなったらあの急だけど案外雪質が良さそうだった(若干クラスト)白いオープンバーンを滑り南に切り込む谷ならばパウダーかもしれない、と期待感で滑り降りて見ることにしました。
土崖の一気落ちオープンバーン上部の滑り(その1)

最上部から滑り込みました。軽いクラスト気味なので少し緊張しますが、気合を入れバサッと行くと、意外とアッサリとターンが出来ました。な〜んだ大したこと無いじゃん、と気も緩みます。が急は急ですから注意です。ターンのたびにクラスト片がいっぱい斜面を下って行きます。しかしこれまた感動の斜面ですたい。
気持ちの良い急斜面の滑降が続きます。
土崖の一気落ちオープンバーン上部の滑り(その2)

続いて太田さんが飛び込んできます。ターンのたび粉々になったクラスト片がザーっと落ちて行きます。見上げる山頂の空は群青色。こちらも楽しそうに滑り降りてきました。
中間部は岩の露出しているところがあります。少しばかり右寄りに滑りますがガリと乗ってしまいました。登るのに苦労した最後の200mでしたが下りは超簡単200mでした。ルートは1909mピークには向かわずこのまま谷筋です。
オープンバーン下部の滑り

100mも下ると斜度は緩みますがまだまだ続きます。このまま南に切れ込む谷に白いバーンは続いているのです。下部ではクラストからパウダー気味になって行き、想像していた通りの大当りです。
気持ちの良いパウダーランです。振り返るとバーン上部は眩しいです。なかなか良いところを選択してしまった、うーん納得のひと滑りでした。
南に切れ込む谷底を行く(向こうは逆光の乗鞍方面)

バーンが終了すると疎林とは言えないが快適に滑れる斜面となります。なるべく疎林っぽい所を選んで右へ左へと滑り込み、斜度もさらに緩くなり谷底部分を行きます。向こうには乗鞍です。これまた気持ちの良い所です。ルンルンと滑っていくと林道に出ました。気づかずそのまま滑って行ってしまいそうです。
さてここかにら林道をテクテク滑り、途中から平湯上の駐車場まて尾根を一気に下って終了。ビールで乾杯。行きは激密林には不安がよぎったが終わって見れば展望良し、滑り良しのたいへん良い山だった。この後平湯温泉へ、某所で天幕し年越しです。

ホーム山行記録⇒2003年2002年2001年2000年以前源流釣][温泉山行][花の山行][低山巡り][地域別][百名山
テレマークの分類→【北アルプス信越国境上信国境上越国境尾瀬周辺北信五岳周辺八ヶ岳周辺東海北陸・中央/南アルプス東北

アカンダナ山2109mテレマークスキーツアー


歩行:7時間   メンバー:太田、塚田
場所:北ア   記録日:2005年12月31日