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赤石沢 赤石岳 3120m 三度目の正直の沢  


■記録日:2011年8月12〜15日 ■行動時間:25時間39分 ■場所:南ア
■メンバー:太田、倉橋、塚田 ■装備:沢登りセットとスニーカー  

三度目の挑戦なんです。1回目は地震で高速が普通となり取り止め、二度目の昨年はものの10分程度の遡行で撤退、水量が多すぎ。今夏は三度目の正直となりました。三度目の今回は絶好の天気、水量も減水気味で昨年と全く渓相が違う、楽勝の予感がする。
◆コースタイム
12日:牛首峠8:25〜堰堤12:18〜大ガラン上の最初の天幕適地17:00
13日:天幕場7:25〜大ゴルジェ入口8:30〜出口9:22〜裏赤石沢出合11:41〜百間洞沢出合の天幕場12:30
14日:天幕場6:40〜途中釣り等でノンビリ〜百間洞小屋9:40/10:38〜赤石岳13:45〜赤石小屋16:09
15日:赤石小屋4:40〜サワラ島7:10
牛首峠の入渓点、赤石岳が呼んでいる

東海フォレストのバスで牛首峠に着。このバスには我々3名だけが赤石沢だった。さて、今回はこんなに素晴らしい天気で、3日後に越す赤石岳がひときわ高くそびえていた。赤石沢と赤石岳セットです。
さて、準備をしたら入渓です。沢の水量は明らかに昨年よりかなり少ない。まぁこの水量なら快適遡行できそう。渡渉の苦労はなさそう。
ニエ淵付近のゴル地帯を通過

昨年渡渉できず撤退した地点は、なんと渡渉でなく、ど真ん中の水流の中を簡単に遡行していた。昨年はおそらく50cm以上は水量が多かったと推測。しかしこんな楽勝なんて、ウレシイ。
ニエ淵もあまり意識することなく幾つかの滝と淵を簡単に突破していたみたいであまり気づかない。
綺麗な淵を楽しく遡行します

結局ニエ淵付近はどっかの淵一箇所だけ泳ぎで突破しただけ。それもそんなに酷くは無い。水は青い、空も青い、空気は美味い。赤石沢は最高ダッーっと言っていたら堰堤到着です。
その取水堰堤、こんなところに突然どうして

どうしてこんな所にこんなものがあるのかと不思議になるくらいの場所にあります。この堰堤上は湖になっていて、ここは堰堤側壁の左岸コンクリ壁を登り、湖が終了している付近で降ります。この取水堰堤を越すと水量が多くなります。取水堰堤でかなり取られている模様です。
門の滝(その後の洞窟滝と大ガランは写真撮る余裕無し!)

堰堤を越えて右手より北沢が出合います。そんな悪場はありません。で、ジャーン、と門の滝登場です。これは登れません。巻き巻きと言って右岸に巻いた踏み跡があります。ここはちと巻きも悪いです。ザイルで確保して登りました。最初は草付トラバースで直登、小沢を横断して滝を作る尾根を越えてやっと河原に下ります。なかなか苦労です。で、その後が核心部の洞窟滝ですが、写真を撮っている余裕無かった。この洞窟登りは腰周りの太い方は難しい、さらに大ガラン、ここもいやらしい。滑って転がり落ちたら怪我ではすまない感じ。で、ここも写真無し。
一日目の天幕場での焚き火

大ガランを越した右岸にまぁまぁの天幕場がありここに決定。もう疲れたし多少のことでガタガタ言わない。
さて釣りです。骨酒1尾、塩焼き6尾を確保。ここでなるべくザックの重量を減らそうと積極的に飲み、就寝。私はペラペラ生地のシュラフカバーだけだしたが寒くも無く快適に安眠できました。
二日目、赤石沢由来の赤い河床ラジオラリア板岩

さて、第一日目で核心部は越えてしまったので今日は少し気が楽です。・・・と先に進むと、これも見たかった赤い河床の地帯となつた。水に濡れている部分は輝く赤色です。なかなかのもの、さすが赤石沢です。ラジオラリア板岩が川底と側壁含めて覆う様子はちと個人的には見もの。
大ゴルジェは右岸を高巻く

小ゴルジェが現れ、左岸より自然と側壁沿いに小さく高巻く。水線沿いてせも行けそうな感じはしてましたが、まぁ。そして大ゴルジェが現れました。ここは完璧に無理。右岸を高巻きます。この高巻き道はなかなか際どい道で、足を滑らせたら大ゴルジェの滝場の中に落ちそうで怖い。一箇所悪い所はザイルを出しました。
大淵

そんな危なっかしい高巻きを終了してしばらく行くと大淵です。確かにでかい淵です。しかもここはアレも**しています。まぁ先を急ぐので見学だけして巻です。左右から小さな沢を入り、少し先で裏赤石沢の出合となります。ここまで来ればもう百間洞沢出合は近そう。
赤い岩がゴロゴロ地帯を抜ける

赤い河床ではなく赤い石がゴロゴロし、巨木の散乱する地帯を抜けます。ここは巨木渡りで越える時もあった様ですが現在は水線越しに行けました。そして百間洞沢出合に到着。ここには先行するパーティが焚き火だけしてました。彼らはその後百間洞小屋に出発なのでここを天幕場として最後の沢中泊をのんびりと楽しむことにしました。時間はタップリあるのでジックリ焼きます。
三日目、倉橋君が落ちた滝

三日目はそのまま行けば約2時間で百間洞小屋にでるライトな沢遡行です。が、この小滝の右岸側壁登り中にドボンをしてくれました。結構ガバはあったんですが、その後二度目で成功。皆フリーで越えます。こんな小滝が連続してありしばらく行くとなにやら大きな滝が。
百間洞大滝で最後の振りをする

そして百間洞大滝です。なかなか滝らしい迫力のある滝で、釜もデカイです。ここには大物もいるかもしれないので一応振ってみますが、残念でした。
さて、ここは左岸草付を直登し、滝落ち込み口にトラバース。一箇所だけイヤラシイですが、突破です。ここを過ぎれば源流の赴きにドンドンなって行きます。
遡行終了点の百間洞小屋

そして百間洞小屋に出ます。お疲れさん。無事赤石沢遡行完了です。私は左膝を岩にぶつけた傷だけですみました。

さて、小屋手前付近は綺麗なお花畑ですね。さすが夏山。ここからは足回りをスニカー(綿半ホームエイドで購入の970円)に替えて赤石岳を越えて赤石小屋を目指します。
赤石岳目指して登る

我々も登山者に混じって登ります。先ずは百間平へ、すでに疲れます。越える赤石岳がすごく遠くに見えてガックリしましたが、なんとか赤石岳山頂へ。山頂は人が多かった。さて後は下りだけ、頑張ろう!、と頑張って4時過ぎに赤石小屋着。ここは素泊まりしビール代を優先した。
翌日は朝一のパスに乗るため4時40分に小屋発し7時過ぎにサワラ島へ下山しました。